感染拡大のケニアで医療崩壊を防ぎたい: COVID-19検査体制拡充へ

支援総額

7,778,000

目標金額 4,000,000円

支援者
551人
募集終了日
2020年6月30日

    https://readyfor.jp/projects/SaveKenya?sns_share_token=
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2020年06月27日 14:21

アフリカ・ケニアCOVID-19現況(6/27時点)と難民キャンプの様子

実行者の株式会社Connect Afya 嶋田庸一です。


今回のクラウドファンディングの募集も残すところ3日となりました。改めて皆様からの温かい支援、メッセージ、拡散のご協力に対して感謝の気持ちを述べさせていただければと思います。
募集期間は残り僅かとなってきましたが、その間にもケニア現地での状況は日々刻々と変わってきており、そのような中で迅速・円滑にオペレーションを進められるよう鋭意準備を進めております。

今回のクラウドファンディングを行うにあたって、アフリカ地域に多く存在する難民キャンプの様子はどうなっているのか、感染が心配だがどうなっているのか、というご質問をいただくことが何度かありました。

 

スラムと並んで隔離やソーシャルディスタンスを取ったり、衛生管理の対策が取りづらいエリアが、難民キャンプです。私自身はケニアのナイロビに在住する身であり、難民キャンプの様子を直接見て語ることができるポジションではありません。しかし、現地の様子を伝えるメディア等の情報を通じて多少の情報を得ることができているので、二次情報ではありますが、今回アフリカ・ケニアでの感染の状況をお伝えするとともに、そうした難民キャンプの様子をお伝えできればと思います。
 

アフリカにおける感染状況(6/26時点)

アフリカ全土の感染者数

出所: Africa CDC 

 

6/26(金)時点のアフリカ全土での感染確認ケースは約34.8万人で、前回更新時の約32.6万人からわずか2日間で約2万人の感染者が増加しています。1日当たり1.1万人の感染者が増えていることになります。前回6/24時点でお伝えした際には感染スピードは1日当たり1万人程度の累積感染者数の増加でした。新規感染者数の報告には各国日によってバラつきがあり、短期間での比較に意味がないという声もありますが、少なくとも感染スピードに衰えはなく、むしろ感染者数は増える一方という見方はできそうです。

 

各国別累積感染者数



国別に見ると、南ア、エジプトが多い状況ですが、各国いずれも以前と比べて感染者が広がってきています。厳格なロックダウンを経済的な要請から緩和せざるを得ない国が非常に多く、それに伴い感染者の増加は避けられないように感じます。

 

ケニアの状況

ケニアにおける感染者数は、累積で5500名を越え、5533名にまで膨れ上がりました。新規感染者の数が200名を超える日も散見され、流行に歯止めがかからない様子が見て取れます。夜間外出などの感染拡大防止措置はいまだに取られていますが、街の人通りはかなり戻ってきています。「働かなければ飢えるのみ」といった認識は広く浸透し、不安を抱えながらも外出し、経済活動に従事せざるを得ないのが現実です。

 

 

このような状況ではありますが、日本と同様にケニアでもコロナ感染対策が大規模に実施されています。ケニア保健省は積極的にTwitterでも感染予防を呼びかけており、

 

 

・手洗いの徹底

・マスク着用

・社会的距離6フィート(約1.8m)の確保

を訴えています。ケニアは英語、スワヒリ語が公式言語ですが、42~60の民族がそれぞれの言語を持つ多民族国家でもあります。公式には英語で通知されますが、コロナ感染対策では全国民に分かりやすいよう、イラスト化されたものがリリースされています。ただし、都市部と地方ではこうした情報拡散についてかなりの意識や情報量の格差があり、地方では情報伝達も徹底されておらず、感染対策が不十分であることへの不安が懸念されているようです。

 

難民キャンプの様子

以前スラムの様子をお伝えしましたが、上記のような感染対策が取りづらいエリアがもう一つあります。難民キャンプです。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によるとアフリカの難民は2019年の時点で2,421万人と推定され、世界最大規模の多さとなっています。非常に人口密度が高い中で難民が暮らすキャンプ内では、スラム同様社会的距離が取りづらく、また使える水にも限りがあります。
 


ケニアには1991年ソマリア内戦から約30年に渡り北部に設置された、世界最大の難民キャンプ、ダダーブ難民キャンプがあります。また北西部のスーダン国境部にはスーダン内戦からの難民や自国の災害や内戦などの影響で周辺国から退避を余儀なくされた人々を収容した大規模キャンプのカクマ難民キャンプが存在します。
 

英国メディアBBCによると、4月にダダール難民キャンプおよび、カクマ難民キャンプへの出入りに制限がかけられました。5月21日付のUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のリリースによると、5月20日に初めてダダーブ難民キャンプでの感染者が報告されました。20万人を超える難民が密集して住むエリアでは感染のリスクが高まっているそうですが、医療設備の強化や衛生の啓もう活動、手洗い設備の増強等が行われている模様です。

 

https://www.bbc.com/news/topics/c40rjmqdlzzt/kenya

 

ケニア国内における難民キャンプの報道は感染の中心地であるケニア、モンバサ地域の報道と比較するとかなり少ないのが実情ですが、先週6月20日は世界難民の日ということで、そうした難民キャンプ報道がいくつかのNGO、国際機関を通じて行われました。6月19日時点で難民キャンプでの大規模な感染爆発は現在起こっておらず、厳しい感染対策の徹底により、両キャンプにおける感染者数は、難民および医療スタッフの合計で15名以下に抑えられているのことです。
しかしながら感染状況がこのまま収まるかは定かではなく、いつ大規模な感染が起こっても不思議はないと緊張した状況が続いています。

 

難民キャンプでは食糧支援がWFP等の国際機関を通じて継続的に行われていますが、新型コロナウイルスの感染拡大によるサプライチェーンの混乱、食料価格の高騰が食糧の安定供給に対してチャレンジを投げかけている現状があるようです。

https://www.unhcr.org/jp/26171-pr-200521.html

https://www.bbc.com/news/topics/c40rjmqdlzzt/kenya

現在のところ、難民キャンプでの感染は比較的コントロールされている状態ではありますが、社会的距離の確保が厳しく、手洗い用の水へのアクセスに制約を受ける条件に変わりはありません。

 

現在のケニアにおける最大の感染拡大エリアはナイロビとモンバサといった大都市部です。
すでに地方各地にも感染が広がりその数は増えていますが、Connect Afyaは拠点のあるナイロビでのPCR検査拡大に向け、政府、関連機関と交渉しながら活動を続けています。感染状況をなるべく的確に把握し、隔離含めたオペレーションを進める一助となることで、現地の医療体制の一助となるべく検査にあたっています。

 

このクラウドファンディングも残すところ3日となりました。ぜひ皆様の周囲の方々にシェアいただくなどしてあと一息のご支援をいただけますと幸いです。

引き続きどうぞよろしくお願い致します。

リターン

3,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
131人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

5,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

1人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
149人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

10,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

2人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
198人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

30,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

6人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
43人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

50,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

10人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
20人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

100,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

10人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
14人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

300,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

60人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

500,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

100人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

1,000,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

200人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

2,000,000


alt

【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

400人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

3,000,000


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【 ケニアにおけるCOVID-19検査体制拡充】検査提供を全力応援

600人分の検査費用に相当します。取り組みへの理解とご支援のお礼をこめて、以下を送らせていただきます。

■ お礼のメッセージ
■ 今回の資金使途である、設備投資と検査提供に関するレポート送付
■ リターンで送付する結果報告書にお名前記載

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

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