「家族の安否がわかりません」不安が募るナ―さん

100名を超える方からのメッセージとご支援、誠にありがとうございます。

 

 

今日は、国境沿いの村で出会った16歳のナーさん（仮名）の声をご紹介します。

 

 

私は12人家族の家庭で育ちました。

両親と兄弟はミャンマーの故郷の村で農業を営んでいます。

決して裕福な家ではありませんが、家族みな仲良く助け合いながら過ごしていました。

私は故郷の村に唯一ある小学校で勉強していました。勉強がとても好きな子どもでした。

しかし、私の村には小学校しかないため、勉強を続けるためには家族と離れて中学校のある別の村に行くしかありませんでした。

私は勉強を続けたいと思い、兄弟の一人と一緒に村を離れることを決めました。

中学校のある村での暮らしが始まった頃は、友だちも知り合いもいない環境で、とても寂しく家族に会いたくて辛い日々を過ごしていました。

決めたことだと自分に言い聞かせながら過ごしている間に、少しずつ友だちも増え、勉強もこの村での生活も楽しめるようになっていました。

 

しかし、状況が急変しました。

今年2月のクーデター以降、故郷の家族と連絡が取れなくなってしまいました。

実は故郷の村の周辺で空爆があり、村の人たちの多くはジャングルに逃げ込み避難生活を余儀なくされていると知りました。

戦闘が続き、空爆も起きているので、家族が今どこでどのように生活をしているのか、不安が募るばかりです。

私が暮らす村は今のところ安全に暮らすことができています。

何とか家族と連絡が取れないかと思っていますが、今は無事を祈ることしかできません。

 

 

戦闘は今も続いています。

ナーさんのように、家族と連絡が取れないと話す方も増えています。

今も家族の安否を心配しながら過ごす人たちの不安が、どんどん膨らんでいます。

 

私たちにできることは現状を伝えること、

そして状況を見ながら支援活動を実施することです。

 

引き続き、応援をどうぞよろしくお願いいたします。