プロジェクト終了報告
改めまして、このたびのクラウドファンディングプロジェクトにご支援をいただきました皆様に心よりお礼を申し上げます。
リターンとしてご購入いただきましたCDはすべて発送済み、今回のプロジェクト限定版ミュージックビデオや写真詩集につきましてもダウンロードリンクをお送りさせていただいております。
今回、1994年に発表された「You Gotta Be」という世界的ヒット曲の日本語版を制作するにあたり、出来る限り原曲に込められたメッセージを変えること無く、かつ違和感の無い日本語に訳そうというのが、私とイングラム氏にとってのチャレンジであり意図するものでした。
英語と日本語では、文化に根付いた独特の表現方法がそれぞれにありますし、リスナーによるメッセージの受け入れられ方も違います。
例えば、タイトルでもありサビの部分の「You Gotta Be」は直訳するなら「あなたは〜でなければならない」となります。これではなんだか命令されているような気分になってしまいそうですが、この曲のメッセージはそうではなくむしろ、「〜な自分でいようよ」「〜でいられるように頑張ろうよ」というものなのです。
さらに、少し技術的な話になりますが、原曲のメロディーやリズムを変えること無く日本語の歌詞をその制限内におさめないといけませんでした。このために原曲の英語の歌詞を一語一語、直訳したものと今回の日本語訳を見比べられると、選んだ言葉も異なりますし、言葉の数も少なくなったと思われると思います。
それでも今回、私一人の勝手な思い込みの日本語訳ではなく、原曲に込められたメッセージをそのまま日本語で伝えるという作業ができたのは、その原曲を作詞した本人と翻訳作業をするという貴重な機会に恵まれたおかげでした。
この曲を作詞した際にどんな思いがあったからこそ、それぞれの英語での表現になり、それぞれの言葉を選ぶことになったのか?そしてその同じ思いを伝えるためにはどんな日本語にしたらいいのか?それを一語一語、一フレーズずつ行う作業でした。
そして今回のCDをすでに受け取られた方々からは、「原曲を知ってたけど違和感なく、メッセージもすっと入ってきた」「自分の人生を歌詞に重ねて、涙が出てしまった」などのコメントをいただいていまして、私たちの努力が報われた思いがしています。
今回、皆様よりご支援を頂きましたこと、自身初めてのCDの”現物”を手にすることが出来たことなど、嬉しいことが数々ありました。ただその中でも一番嬉しく、心を動かされたのは、自分が信じた「やりたいこと」をたくさんの方々に応援して頂けたという、その思いへの有り難みを実感できたことでした。
「応援しているよ」と言って頂けるたびに、これからも努力していこうという気持ちが自分の中でより確かなものになっていくのを感じています。
最後にお知らせとなりますが、現在「わたしは」の姉妹曲となるような楽曲を製作中です。完成次第、皆様にお知らせさせて頂きたいと思っています。
今回のCDの楽曲や、ビデオ、写真詩集につきましてのコメントも今後の活動へのエネルギーになるので、ぜひお待ちしております。
また、いずれはアルバム制作も行っていく予定です。
そんなお知らせをまた皆様にできますことを、私自身が心待ちにしております。
この度は誠に有り難うございました。
T.K.Cardenas
2017年4月17日