-引退馬支援を考える- 馬も人も共生できる牧場をここから

 

生産牧場でお世話になっている、血統評論家の栗山様より応援メッセージをいただきました。とてもお褒めいただいていて、身が引き締まる想いですが、これからも頑張っていきます。

 

 

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ヴェルサイユファームの繁殖牝馬にどの種牡馬を交配するか、全面的に任されているため、年に何度か訪問し、繁殖牝馬や仔馬たちを見せてもらっています。 
 
岩崎崇文さんに初めてお目に掛かったのは、彼が大学を卒業して間もなく、内定をもらったドイツ車メーカーへの就職を断って牧場にやってきたころです。

 

都会育ちのスマートな青年、という印象でした。彼のような馬を愛する青年が夢破れて去っていく姿を何度も目にしていたので、はたしてつらい仕事が務まるのだろうかと心配していたのですが、牧場を訪問するたびにたくましく成長していったのには驚きました。 
 
２０１６年４月、熊本で大地震が発生しました。その直後、彼からメールが届きました。文面の一部を転載します。 
 

「こちら遠く離れた北の大地ですが、何か出来ることが無いかと考えてみました。三城ボクジョウとしましては、家畜の命に対して支援できないかと考えました。

 

東日本大震災では、牛・豚・馬への飼料が底をつき、目の前で倒れていく家畜を見届けることしかできなかったそうです。生き物の種別は違えども同じく生産育成に携わる者として、その教訓を活かしたいと思っています。」  

 

 

彼はなんとトラックをチャーターし、飼料をはじめ長靴、カッパ、軍手、ブルーシート、ロープ、カイロ、ガソリン、軽油、発電機などの支援物資を用意すると、地震発生からわずか８日後、北海道から九州へ向けて出発しました。常人では考えられない行動力です。 

 

 

今回のクラウドファンディングは、サラブレッドに対する彼の愛情と、困難を恐れない情熱・行動力の賜物です。

 

考えたり、迷ったり、心配するよりも、まずは行動してみる。大事を成すのは彼のような人間ではないでしょうか。

 

 

 

「健康に、長く馬たちを引き受けられる引退馬用の牧場をつくり、預託として引き受けるだけではなく、行き場のない馬たちも長く守っていけるような活動が不可欠だと考えています」という主張に賛同し、微力ながら支援したいと思います。

 

血統評論家　栗山 求

 

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私は、長い実績をもつヴェルサイユファームで働くことができ、またたくさんの方々にこうして関心を持っていただき、ご支援をいただき本当に幸せだと思います。

 

馬だけが余生を安心して過ごせる世の中を目指しているわけではありません。人と一緒に過ごす動物達はみんな等しく大切なパートナーです。その中で、私たちは、馬に貢献できると思っています。だから私たちは私たちの役割を全力でやります。

 

 

大変な時は、他の地域も全力で支え合い、日本全国で支え合える仕組みをつくっていければ、と思っています。メッセージ本当にありがとうございます！

 

引き続き応援よろしくお願いします。