走行距離1万キロ越え!アメリカ大陸横断ツアー、達成!
ご支援いただいた皆さま、
本当にありがとうございます。
先日、私たちは無事にアメリカ大陸を横断し、日本に帰国しました。
ご報告が遅くなり、本当に申し訳ありません。
走行距離は、当初7,500キロほどと予測していましたが、
結果的に、10,000キロを越える大規模な移動のツアーとなりました。
この距離は、おおよそ本州を7つ横に並べた大きさとです。
ツアーの規模がわかっていただけると思います。
今回のプロジェクトをご支援いただいた皆さま、
お世話になった皆さま、本当にありがとうございます。
皆さまからの応援がなければ、この企画を実現することはできませんでした。
旅の間、寶船の仲間、応援してくださってる方々のことをずっと考えていました。
そして、「この景色を皆さんにも見せたい!」と強く思いました。
「誰かと感動を共有したい体験がある」ということは、
人生にとって大きな価値だと思います。
アメリカという日本と離れた場所にいながら、
皆さまのことを強く思えたのは本当に素晴らしい時間でした。
本当にありがとうございます。
全13公演!全米の国立公園から大劇場、
大学まで様々な会場で阿波踊りを披露!
1. グランド・キャニオン国立公園
アメリカ・アリゾナ州に広がる総面積4930平方キロメートルの世界遺産。この大きさは、東京都がすっぽり2つは収まってしまう大きさです。人生観が変わるほどの風景で、心が洗われました。この広大な大地で、寶船は写真素材の撮影、そしてパフォーマンスを行いプロモーションビデオも撮影いたしました。
▶活動:路上パフォーマンス/アーティスト写真撮影/プロモーションビデオ撮影
2. モニュメントバレー・ナバホ・トライバル公園
ユタ州とアリゾナ州にほど近いモニュメントバレー。アメリカの原風景ともいえるこの場所は、古くからアメリカ先住民ナバホ族の聖なる土地でした。赤い大地にさまざまな形のビュート(孤立丘)やメサ(平たい岩山)が数多くあり、長い地球の歴史を経て作り上げられた自然の芸術です。映画にも頻繁に登場する、圧巻の景色でした。
▶活動:パフォーマンス/アーティスト写真撮影/プロモーションビデオ撮影
3. ホワイトサンズ国定記念物
アメリカのニューメキシコ州の荒野に忽然と現れる純白の砂漠、それがホワイトサンズ国定公園です。総面積は東京23区よりも広い、約710km²。広大な白い砂丘上には、自然の風が作りだした美しい波紋状の紋様が刻まれています。その無限とも思える広さに圧倒されました。
▶活動:パフォーマンス/アーティスト写真撮影/プロモーションビデオ撮影
4. Home Sweet Farm Market & Biergarten
テキサス州ブレナム市内のバー「Home Sweet Farm Market & Biergarten」の前の路上で阿波踊りパフォーマンス。アメリカでは巨大なフェスティバルには参加してきましたが、ここまでローカルで、現地に住むアメリカの方に見てもらえたのは初めてでした。とても盛り上がり、大きな成功体験になりました。
▶活動:パフォーマンス(市内のバー)
5. Huff Brewing Company
テキサス州ベルビル市内にあるビール醸造所&バー「Huff Brewing Company」にて、オーナーのライアン・ハフさんの前で阿波踊りパフォーマンス。あえてたった一人の前で全力のパフォーマンスを披露することで、数百人だろうと数千人だろうと「観客」という人格はなく、一人ひとりの人間の集合体なのだと実感しました。
▶活動:パフォーマンス(Huff Brewing Co.の店舗前)
6. ホームパーティ at Ryan Mickey Huff's House
ライアン・ハフさんの家族の前で、阿波踊りパフォーマンスをさせていただきました。ライアンさんの家は東京では考えられない程の広さで、目の前に代々木公園があるような庭の規模。ライアンさんの家族は阿波踊りを見るのも初めてで、驚きと喜びが入り混じった素晴らしい雰囲気に包まれました。
▶活動:パフォーマンス(ライアン宅)
7. アーカンソーテック大学
1909年創立。アーカンソー州の大学の中で「教育プログラムやキャンパスの環境において最も目覚しい発展を遂げている大学」の1つにも挙げられています。こちらでは、阿波踊りのワークショップを開催し、現地の方々と路上やカフェテリアなどのキャンパス内で流し踊りを行いました。また、大学の劇場でもパフォーマンスさせていただきました。
http://arkatechnews.com/takarabune-photo-gallery
▶活動:阿波踊り流し踊り(大学キャンパス内)/パフォーマンス(劇場)/阿波踊りワークショップ
8. アーカンソー大学
アーカンソー大学はアーカンソー州北西部のファイエットビルにあります。美しい川、湖、山に囲まれた、自然が豊かな環境が魅力で治安も非常にいいカレッジタウンです。経営学部は、全米主要企業のCEOを数多く輩出している大学66校のうちの1校として紹介されています。ここでは、生徒が多く足を運ぶ校内のオープンスペースで阿波踊りのワークショップとパフォーマンスを開催しました。
▶活動:パフォーマンス(大学校内)/阿波踊りワークショップ
9. Memorial Auditorium in Kansas
カンザス州のピッツバーグにある大劇場で劇場公演と阿波踊りワークショップを開催いたしました。会場は3階席まであり、キャパシティが1,565人。カンザス州を代表する劇場です。一時間の阿波踊りワークショップに参加した方々は、ダンスや演劇を長年学んでおり、NYバレエ団やブロードウェイなどの一流のエンターテインメントを目指す方々ばかり。とても刺激になりました。
http:// Takarabune Dance Workshop and Performance - 27 March 2018
▶活動:パフォーマンス(3階席まである大劇場)/阿波踊りワークショップ
10. セントルイス・ワシントン大学
全米でトップレベルとされる教育機関のひとつで、毎年更新される全米大学ランキングでは常にトップ10にランクし、「中西部のハーバード」と親しまれている超難関校です。数多くのノーベル賞受賞者を輩出していることでも有名で、中規模な大学にもかかわらず現在22人のノーベル賞受賞者が所属しています。寶船は、阿波踊りのワークショップとパフォーマンスを披露。高い評価を受けました。
http://www.studlife.com/cadenza/2018/04/05/takarabune-wows-audience-both-on-and-o-the-stage/
▶活動:パフォーマンス(大学内講堂)/阿波踊りワークショップ
11. オハイオ州立大学
オハイオ州コロンバスの北に位置する州立総合大学。全米の州立大学の中で規模、レベルともにトップレベル。学生数は学部生・大学院生合わせて5万人を超え、全米最大の規模です。スポーツでは特にアメリカンフットボールが強く、10万人収容の大スタジアムが学生や地域住民で満員になります。阿波踊りのワークショップとパフォーマンスを披露しました。
http://jas-co.org/event-2845300
▶活動:パフォーマンス(大学内の教室)/阿波踊りワークショップ
12. Japan Music Junction in New York
ニューヨークで「JAPAN Fes.」を主催するオーガナイザーが定期的に開催している音楽イベント。今回は、寶船をヘッドライナーとして迎えていただきました。共演は、アポロシアターのアマチュアナイトで優勝経験もある「TiA & KOHEI」をはじめ、ゴスペル、ジャズの実力派アーティストが集まりました。お客様も、ニューヨークのエンターテインメントに関心がある方々が多く、寶船のパフォーマンスに大盛り上がりでした。
https://www.facebook.com/events/830186243841308/
▶活動:パフォーマンス
寶船を見に来てくださった、シルク・ドゥ・ソレイユ「VOLTA」のキャストの方々と。
13. ニューヨーク日系人会
2014年から毎年公演させていただいている「ニューヨーク日系人会」の皆さまに今年もお声掛けいただきました。タイムズスクエアからすぐの日系人会のビルにて、阿波踊りのワークショップとパフォーマンスを開催。その後、参加者の皆さまと交流会を行いました。毎年寶船の公演に参加してくださる方も多く、久しぶりの再会に胸を躍らせました。
▶活動:パフォーマンス/阿波踊りワークショップ
キーワードは、【ローカルとグローバル】
今回のツアーでは、壮大な国立公園、”ザ・アメリカ”と言うべきローカルな田舎街、大劇場、そしてアメリカの若者が多く集まる大きな大学など、幅広い場所で阿波踊りを披露しました。ただ単に「見せる」だけではなく、可能な限り阿波踊りワークショップなどを行い、「体験」してもらうことを意識したツアーでもありました。
アメリカ大陸横断の醍醐味である、大都市だけでは感じられない「アメリカ」をふんだんに感じることができました。そして、本当のアメリカの大きさを肌で感じ、自分の人生を見つめ直す時間でもありました。
ローカルを見つめ直すことは、グローバルにつながる。
逆に、グローバルで戦うには、自身のローカルを見つめ直さなければならない。
これが旅で強く感じたことでした。
私たちは世界で戦うとき、アイデンティティを試されます。
日本にいたり、阿波踊り業界にいると、わざわざ「日本の魅力ってなに?」「阿波踊りの魅力ってなに?」「なぜやっているの?」と問われることはありません。しかし、一度日本の外に出ると、世界の関心は「それの魅力はなんなのか」「なぜやっているのか」になります。その一つひとつに向き合うことで、私たちは自分の存在意義を磨いていくことができます。
寶船にとってこのツアーは、そんなアイデンティティを磨き、自分たちの可能性を見つめ直す大きな大きな体験となりました。
収支を報告させていただきます。
今回、皆さまからご支援いただいた資金は、
全額ツアーの必要経費として使用させていただきました。
支出のまとめは下記になります。
【支出のまとめ】
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■航空券(9人)
一人¥95,000×5人=¥475,000
一人¥85,000×3人=¥255,000
一人¥155,000×1人=¥155,000
■レンタカー代 (7人乗りバン2台)14日間
¥15,000×2台×11日=¥330,000
■レンタカー乗り捨て代(2台分)
¥150,000×2台=¥300,000
■ガソリン代
11日間×2台=¥220,000
■ホテル代
・サンフランシスコ(3泊)
¥7,000×3泊×5人=¥105,000
・横断中のモーテル(5泊)
¥50,000(3部屋)×5泊=¥250,000
・View hotel(1泊)
¥33,000×3部屋=¥99,000
■海外旅行保険
¥8,000×10人=¥80,000
■協賛用物資原価
¥200,000
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支出合計:¥2,469,000
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【自己負担額】
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■クラウドファンディング達成金額
¥1,565,000
■クラウドファンディング振込金額
達成金額ー手数料=¥1,296,000
■自己負担額
支出(¥2,469,000)−CF振込金額(¥1,296,000)=¥1,173,000
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負担金額:△¥1,173,000
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今回のツアーは、マイナス¥1,173,000でした。
正直、この金額は、帰国後法人を運営する立場として少し凹んだりもしました。
最近の寶船の海外ツアーは、おおむね収益化できています。持ち出しで海外に行くこともほとんどなくなりました。だからこそ、経営面で考えることも大きかったです。
今回のプロジェクトは、『踊る阿呆が世界と日本をつなぐ。』のコンセプトのもと前人未到なことをやりたいと実現させたツアーでした。
そもそも営利目的のツアーではないですし、ビザの関係でアメリカはマネタイズが本当に難しいという課題もありました。ですが、持ち出し金額を考えるともう少しやれることはあったかもしれないと思っています。
そんなとき、支援してくださった皆さまの想いやアメリカの大きな大地を思い返し、また情熱の炎が燃えてきました。
これは、反省ではなく課題です。
色んな意味で、このツアーは本当にやれてよかったです。リスクを取ってよかった。悔しさも未熟さも痛いほどわかり、これからも成長できると実感しました。また一つ新しい景色が見えましたし、寶船としての課題も明確に見えました。そして、確かな手応えも感じることができました。
今回訪れた大学や劇場の方々は、「ぜひまた来て下さい!いつでも大歓迎です!」とおっしゃっていただいてます。日本文化の関心の高さ、寶船の価値の実感、市場の可能性を言葉では表せないほど強く感じられたのは確かです。次こそは、本当の意味で勝負したい。そう思っています。
それもこれも、ご支援いただいた方々が私たちの未来を信じてくれたからです。
人生は「今」という刹那の連続です。ですがその「今」をどうするかで、その連続の先にある景色は大きく変わっていきます。皆さまは、無謀で未熟な私たちの「今」を信じ、背中を押してくださいました。メンバー一同、心から感謝しています。
そしてこれからも皆さまが信じてくださった未来を、私たちは目指し進んでいこうと思います。これからも、応援していただけると嬉しいです。
ずっとそばにいてくれたスタッフのみんな!
めっちゃありがとう!
今回は、ツアーコーディネート、写真撮影、映像撮影、ドキュメンタリー撮影のスタッフのみんなが同行してくれました。
彼らが寶船と向き合い、ツアーのサポートや作品として昇華してくれることで私たちはより思い出を深く残すことができました。一人ひとりに色んな想いがあり、言葉が詰まるほどです。ありがとう!
<L→R>
ドキュメンタリー撮影:吉田貴臣
ツアーコーディネート:梅原洋陽
写真撮影:小澤彩聖
映像撮影:大江純平
今後の活動
私たちは、これからも世界を飛び回ります。
5月下旬にスイス・ダボスで開催される「JapAniManga Night 2018」に出演。
http://www.japanimanga-night.ch/de/jan18/Start/News.422.html
6月上旬にはイタリア・カターニアで開催される「ETNA COMICS 2018」に出演。
http://2018.etnacomics.com/2018/05/08/ipnotizzati-dai-takarabune/
国内も忙しく駆け回り、
7月上旬にはフランス・パリで開催される「JAPAN EXPO 2018」に出演予定です。
https://www.japan-expo-paris.com/en/
フランスから帰国後は、遂に阿波踊り期間が到来し、一年間で最も忙しい日々が始まります。
ぜひこれからの活動も楽しみにしていただけると幸いです。
最後に、スポンサー様を紹介させて下さい。
私たちのスポンサーとしてこのツアーを支えてくださった企業の皆さま、ありがとうございます。ご支援していただいた皆さまと同じように、スポンサーの皆さまのご協力も不可欠でした。本当にありがとうございます。
▶「特定非営利活動法人HONKI University」様
HONKI Universityの梅原さんがこのツアーのコーディネートをしていただきました。
https://www.honkiuniversity.com/
▶「グローバルWIFI」様
Wi-Fiの提供や、世界に羽ばたくGO-BEYONDERとして取り上げていただきました。
▶「HAIR WORK OPUS」様
プロメンバーのヘアアレンジ・ヘアセットなどをプロデュースしていただきました。
▶「株式会社ゴールドアイピー」様
プロメンバーの活動サポートや、PRなどのお力添えをいただいております。
▶「READYFOR株式会社」様
レディフォーがあったからこそ皆さまとつながり、ご支援をいただくことができました。
皆さま、本当に本当に、ありがとうございました。
また皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。