児童合唱団史上に残るCDを作りたい！

ウィーン少年合唱団にあこがれて結成した奈良少年少女合唱隊『アンジェリカ』

はじめまして。佐分利（さぶり）みどりと申します。日本聖公会奈良基督教会でオルガニストをしています。カントール(教会音楽監督)を目指しながらも日本では職業として存在せず、自前カントールで教会併設の幼稚園の子供たちに歌を教え始め、今年で27年になりました。

子どものころ来日したウィーン少年合唱団の影響を受けて中学校はミッションスクールを選び、無意識にパイプオルガンを大学で専攻し、母教会のカントールを担うためにアルバイトで子供たちに歌を教え始めました。奈良少年少女合唱隊『アンジェリカ』 は、その子供たち1期生が卒園した時に結成した合唱団です。どうせ結成するならば夢は大きく、ウィーン少年合唱団のような、教会と共に100年、200年続く合唱団に育てたい！

まずは子どもたちの歌声を聴いてください。

 『アンジェリカ』25周年！天使の声を残したい！

ウィーン少年合唱団に魅せられ、カントールに憧れ結成した『アンジェリカ』も、25周年を迎えました。小学１年生から４年生の５名でスタートした『アンジェリカ』。児童合唱でファルセット(発声法)はあまり無く、大人である指導者が歌って聞かせ説明したところで、すぐに声ができるわけではありません。そんな中、大きな子ができ始めると、小さな子はその声を真似て、いつの間にかファルセットで歌うことができるようになっていました。

とても残念なのは、そうやって歌えるようになった子が、中学生になると忙しくなりやめていくこと。入れ替わりは激しいながら、なんとか10人前後をキープしてきました。しかし不思議なことに、その子たちが新しく入った子に伝えていく声は、間違いなく結成10年、20年の成長した“声”であることに驚き、感激します。

最初から教会の聖歌隊として始めたかったのですが、声楽家を外から招いて本格的な児童合唱団を組む企画は通らず、経費面で成り立つようになったら再度お願いしようと考えていました。どこまでも「ウィーン少年合唱団のような…」が夢です。

将来を教会に託し100年、200年と続けていってもらいたい。いえ、私一代で終わらせるにはもったいない『アンジェリカ』の天使の声を、ずっと継続させてほしいから教会に託したい。私自身が65才になるのを目前に解散も考えましたが、それを許さないかのようにメンバーが今年増えました。将来どのような道を行くにしても、25年という節目に何かを形に残したい。天使の声を後世に残していくために、CDという形で多くの人に聴いていただきたいと思っています。

 CDタイトルは「The Lord bless you and keep you」（6曲収録） 全国で聴いていただけたらと願っています。

今回制作するCDでは、得意とする宗教曲他、全6曲を収録します。

10周年にもCD「For the beauty of the earth」をリリース。このタイトル曲もジョン・ラターでした。「Ave verum corpus」はモーツァルト、「Ave Maria」はフォーレのものを用いたので、今回この選曲となりました。ホールの自然の音響を狙い、場所は秋篠音楽堂。録音は信頼できる、１枚目と同じ業者さんにお願いします。それらにかかる費用を、どうかご支援いただきたいと思っております。

 「アンジェリカ」を全国のみなさまに知ってほしい！

今回のプロジェクトを通して、まず第一に『アンジェリカ』の存在を知っていただきたいと思っております。そして、興味を持ってくださった方から『アンジェリカ』の歌声が全国に広がっていく。夢のようです。そうして『アンジェリカ』存続の大きな力になっていってほしいと思います。

母教会は最近国の重要文化財となりました。伝統ある教会の伝統ある合唱団ということで、あこがれのウィーン少年合唱団に近づきたい。まずは100年を目指して『アンジェリカ』は活動を続けていきます！

『アンジェリカ』の天使の歌声を全国に届けたい。その一歩を、皆様にご支援いただければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします！

 ご支援によって制作したCD「The Lord bless you and keep you」をお届けします