現代美術の作品を楽しむ手がかり満載の本「アートブックWHO」大垣美穂子号を発行します!

現代美術の作品を楽しむ手がかり満載の本「アートブックWHO」大垣美穂子号を発行します!

支援総額

219,000

目標金額 200,000円

支援者
35人
募集終了日
2013年4月14日

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2013年03月07日 12:11

取材記1_見世物小屋の女主人

 

 

初めて大垣美穂子さんの作品を見たのは5年近く前のことです。

彼女自身のシルエットと、無数の点で構成されたドローイング作品でした。

へぇーといった感じで、

実は特に何か印象に残ったわけではありませんでした。

 

次に見たのが目白の椿山荘で行われたグループ展です。

庭園の中にある茶室で立体作品を展示していました。

ただただ美しい空間に圧倒された憶えがあります。

 

 

『Milky Way -Breath 01』

 

そして、その次に見たのが3年程前に

解体前のフランス大使館旧庁舎で

行われたグループ展です。

部屋に入るとそこには茶室で見たような

壮大な星空のような風景が広がっていました。

 

 

『Milky Way -Breath 02』

 

ただ、茶室の時と違って、

しばらくすると、彼女が「ひとつ種明かし」と言いながら、

部屋の電気をつけたのです。

 

パチンとスイッチが押されて電気がつき

蛍光灯の強い光で幻想的な世界が一瞬のうちに消えた瞬間は

今でも覚えています。

かわりに目に入ってきたのは、

すべてを吸収しきってしまったような

しなやかさも、柔らかさもない黒い男です。

台座の上に横たわり、しかも顔は苦しそうに歪んでいて、

明らかに光ることで最後のエネルギーを使われていそう。

 

 

そして、その横には、

スイッチをパチンと切り替え、

幻想的な世界を見せたり、

黒い男をあらわにしたり。

まさに見世物小屋の女主人のような大垣さん。

 

しばらくして、またパチンと電気が消えると、

黒い男も、女主人も消えて、

またあの幻想的な美しい世界となりました。

 

ただもう、あーキレイと手放しでは言えない、

大垣さんのエゴイスティックな部分と

光る人の切なさや痛々しさを隠し持った

何とも言えない空間となったのです。

WHOの次号の特集作家が自分の中で決まった瞬間でした。

リターン

1,500+システム利用料


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WHO大垣美穂子号 + サンクスカード

支援者
24人
在庫数
制限なし

5,000+システム利用料


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WHO4巻セット(大垣美穂子号・黒沼真由美号・和田昌宏号・原高史号)+ サンクスカード  

支援者
7人
在庫数
243

10,000+システム利用料


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WHO4巻セット(大垣美穂子号・黒沼真由美号・和田昌宏号・原高史号)+ WHOオリジナルTshirt + サンクスカード  

支援者
3人
在庫数
17

50,000+システム利用料


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大垣美穂子ドローイング作品1点(H22.8cm×W16cm×D2cm)※作品の転売はご遠慮ください。+ WHO大垣美穂子号 + サンクスカード  + 支援者としてお名前を「WHO大垣美穂子号」の奥付に記載

支援者
2人
在庫数
3

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