現代美術の作品を楽しむ手がかり満載の本「アートブックWHO」大垣美穂子号を発行します!

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支援総額

219,000

目標金額 200,000円

支援者
35人
募集終了日
2013年4月14日

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2013年03月28日 17:27

取材記4_対談

 

即身仏に興味を持つ大垣さんが今回対談相手に選んだのは、

即身仏の研究者であり、民俗学者・写真家の内藤正敏さん。

 

 

内藤さんは、学生時代には化学を学び

化学反応を取り入れた写真作品を制作していたとのこと。

そして25歳の時に即身仏と出会い

以来、東北地方の民間信仰や民俗にどっぷりとはまって、

民俗学者、写真家として、数々の書籍、写真集を刊行してきました。

 

こちらは、死者の霊を呼ぶ口寄せ巫女を撮った「婆バクハツ!」より。

内藤さんの被写体は、目の前の人物から風景まで拡大してゆき、

光が届くかどうか分からない闇にむけてフラッシュを焚き、

浮かび上がるものをとらえ続けてきました。

 

 

 

「日本文化は3つぐらいの目ん玉を

持ってないと解読できないです。」と内藤さん。

 

そして、大垣さんの作品には、

全然違う話を想像力でつないでいく面白さ、

その重層性を解読する面白さがあると。

 

無数のビーズで覆われた宮型霊柩車

「before the beginning -after the end#2-」に対して、

世界が映りこんだミクロコスモスが集まって、

まるで、華厳経の世界のように、

「生」と「死」のマクロコスモスを形成していると内藤さん。

地球生命35億年、宇宙、修験道、即身仏といった

独特の世界観とリンクさせながら、大垣さんの作品を解読していきます。

 

 

今回の対談で印象的だったのは、

「生からは死は視えないが、死からは生の本質がよく視えるんですよね。」

という内藤さんの言葉。

 

誰もが経験したことのない死の世界は、

どういうものなのか検討もつかない

私たちにとっては、まっくらな闇のような世界。

即身仏には、死へと境界をまたいでいった想像を絶する時間を

集積させたような圧倒的な存在感があります。

大垣さんは、即身仏に憧れながらも、

即身仏の強さを目指しているわけではない。

「作品を通じて、作品を見る人と同じ生の側から、

生と死を描いて行きたい」と。

 

死という闇の世界を生の側から凝視し続け、

生の本質を具現化しようと試みる二人の

知識と好奇心あふれる対談です。

 

 

リターン

1,500+システム利用料


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WHO大垣美穂子号 + サンクスカード

支援者
24人
在庫数
制限なし

5,000+システム利用料


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WHO4巻セット(大垣美穂子号・黒沼真由美号・和田昌宏号・原高史号)+ サンクスカード  

支援者
7人
在庫数
243

10,000+システム利用料


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WHO4巻セット(大垣美穂子号・黒沼真由美号・和田昌宏号・原高史号)+ WHOオリジナルTshirt + サンクスカード  

支援者
3人
在庫数
17

50,000+システム利用料


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大垣美穂子ドローイング作品1点(H22.8cm×W16cm×D2cm)※作品の転売はご遠慮ください。+ WHO大垣美穂子号 + サンクスカード  + 支援者としてお名前を「WHO大垣美穂子号」の奥付に記載

支援者
2人
在庫数
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