どうもえんぞうです。

今日は阿佐ヶ谷住宅の建築物、
特に前川國男のテラスハウスについてごく簡単に書きたいと思います。
写真は全てiPhone5で制作しています。
 
 
僕はあまり建築に明るくありませんが(なにせ社会学部だったもので)、
華美な装飾を排して機能合理性を追求するミニマルなスタンスが大好きです。
趣味でDJをすることがありますが、特にミニマル・テクノと呼ばれる分野が大好物。
建築に於いてもバウハウスから連綿と続くモダニズム建築に最も関心があります。
 
 
テラスハウスを設計した前川國男は2年間ル・コルビュジェに師事していたそうです。
またフランスからの帰国後、前川はアントニン・レーモンドの建築事務所に籍を置いていました。コルビュジェもレーモンドもモダニズム建築の神様見たいな人なので、その遺伝子を受け継いだ前川の初期建築物が生活圏内にあるという僕は何とも幸せな境遇だった訳です。前川は商業主義的合理性追求には批判的で、その建築は西洋の機能合理主義的とは一線を画した暖かみを特徴としているのだそうです。
 
 
戦後日本は深刻な住宅不足に陥っていたそうです。焼け野原ですから当然ですよね。
そこで昭和30年に日本住宅公団が発足し、約25年の間に100万戸余りの住宅を供給するという世界でも類を見ない超大規模な事業を成し遂げました。
阿佐ヶ谷住宅は昭和33年に完成しています。公団の分譲スタイルの団地としては恐らく初めてか、それに近い物件だったようです。
 
 
住宅不足を克服するにはやはり量産です。
どう効率的に供給していくかという視点で、プレハブ住宅と高層化という処方箋がありました。前川に依るプレハブ住宅はプレモスと言うそうですが、その名残が阿佐ヶ谷住宅にも見られるそうです。高層化では現存しませんが、晴海高層アパートがありました。
阿佐ヶ谷住宅に於いては、三角屋根の350戸中TA型150戸、TB型24戸の合計174戸が前川に依る設計です。フラット屋根のTC型は公団標準設計です。
 
 
最後にちょっといい話なのですが、前川は幼少時から内務省の土木技師だった父親に「大きくなったらお前は家を建てる人にならないかなぁ」と言われていたのだそうです。
家を建てる大きな人になったのですね。
 
次回以降にランドスケープについても書きたいと思います。
 
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