阿佐ヶ谷住宅解体完了。

どうもえんぞうです。

ご覧頂いているのは、杉並高校を背に新宿方面を臨む阿佐ヶ谷住宅の跡地です。

残骸の撤去が進み、すぎ丸のルートが変わり、嘗てここに何があったのか、初めて訪れる人には全く想像だにできないだろうなぁ、という光景が続いています。

13年は阿佐ヶ谷住宅に始まり阿佐ヶ谷住宅に終わった1年でした。

僕自身をして写真家だとは思っていませんでしたし、今以って写真家というのが何なのかよく分かっていません。便宜的にiPhone写真家とかiPhoneographerという括りがあって、一定の話題性が担保出来る・・・つまり写真集を世に出すということは作者自らが販売促進の責任を当然負う事だと思っていますので・・・必要性から名乗っていましたが、そろそろきちんと写真家を名乗ろうかな、と思い始めています。

スマートフォンカメラアプリのInstagramをキッカケに始めたスマホ写真のネタの仕入れに毎日の様に通っていた阿佐ヶ谷住宅に教わった事は非常に多い、というよりは、殆ど阿佐ヶ谷住宅に写真技法を習ったようなものですから、育ての親というか、切磋琢磨した友人というか、その最期を見届けられたこと、その過程を様々な形で評価頂けたこと、結果として阿佐ヶ谷住宅に写真家として育てられたということ、そういう事実を広大な跡地を前にして何度も咀嚼しています。

初夏以降風と緑と陽光が織り成す幻想的な光景を収めながら、僕は果たして阿佐ヶ谷住宅って、ほんとうに存在したのだろうか、という疑問を抱き始めました。その思いは解体の工程を追いながら確信に近いものに変わっていきました。
今まさに僕の眼前に広がる荒涼とした更地こそが、
阿佐ヶ谷住宅があるべき姿だったのではないかな、と思うに至ったのです。
つまり、はじめからというか、かなり早い段階から、阿佐ヶ谷住宅は「無かった」ということです。

2014年はこの事について、写真家として取り組んでいきたいと思います。
近々皆様にも具体的なご案内が出来るかと思います。ご期待いただけたら嬉しいです。

本年は大変にお世話になりました。良いお年をお迎え下さいませ!

では今年はこの辺で。
 

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