どうもえんぞうです。
 
昨日に続いて、協力な支援者お二方目です。
 
今日は阿佐ヶ谷住宅ではなくて、先日高円寺カフェクロスポイントで開催された写真展向けの山谷iPhone写真remixを挟みながら進めて参ります。


 
新納さん(以下ねろくん)は昨年末にREADYFORを活用して写真集を出版されたいわば僕のメンターです。早稲田大学理工学部応用物理学科に主席で入学して写真に出会い中退して現在リアル写真家として喰ってるという怪物さんです。
パリフォトで評価されたり海外から作品オーダーが入ったり川崎市民ミュージアムで写真講師を務めるなど本当に写真家の彼と一介のサラリーマンだった僕を引きあわせたのはやはりInstagramでした。
 
ねろくんと初めてお会いしたのは横浜の知る人ぞ知るInstagramの聖地ことcafeFLOWERで開催していた12年新年会での事でした。丁度CP+の時期で、その帰りにゲスト参加してくれていたiPhoneographerちゃいろちゃんと、お友達のゆいまーるちゃんらと一緒に立ち寄って下さったのです。
 
 
リアル写真家だと紹介されていきなり謝罪したことをよく覚えています(爆笑)。
ケータイ写真展の会場にプロ作家カメラマンが来てくれた事自体めちゃめちゃ嬉しかったのですが、ホンモノの写真家を前にしてケータイカメラで写真展なんかやっちゃって失礼極まりないかも俺、と思ったのでしょう。
後日談ですが実際には逆で、ねろくんはかなり早い段階からiPhoneで写真を撮られていて、しかもiPhone(スマホ)カメラや写真ムーブメントに可能性を感じていたそうです。それ以降の交友はご存知の通りです(笑)
 
その場で山谷(Zen Foto Gallery,北京 2011.1)時のSho Niiro "Sanya"写真集を見せて頂きました。で、やっぱり衝撃を受ける訳です。
僕は写真を撮ったり加工したりすること自体は好きですが、カルチャーとして写真が好きと言う訳ではないので、写真史も写真家も全然知りませんし(教養程度には知ってますけども)、そんなに突っ込んで知りたいとも思っていませんで、現在に至っても好きな写真家は?と聞かれて森山大道と畠山直哉と即答して終了するという体でおりますが、
眼前のモノクロ写真は森山とも中平とも金村とも違っていて今まで見たこと無いし、非常に業が深いなと感じたものです。
 
ねろくんを写真の道に誘ったのは肖像写真の巨匠だったそうで、僕は東松や木村の作品に墨汁の香りを嗅いでしまうのですが、同様に濃厚な墨汁を漂わせた巨匠のエッセンスがねろくんの中に脈打っていたのでしょう。そのエッセンスに加えられた彼独自のエートス、僕が勝手に解釈してる事ですが、達観された贖罪が見えた様に思われました。
 
 
僕はねろくんの写真を慟哭とか贖罪と呼んでいます。
彼は人を撮っています。何を撮っても何か人格を撮ってる感じがするのです。物神性が宿ってしまうというか。。。
 
そこにはテーマとして分り易い山谷写真の源泉が感じられると思います。どの写真からもそれがそこに存在していた事を強く主張する悲痛な叫び声が聴こえて来ませんか?僕には国道から忌野の慟哭が聴こえて来るのです。
 
さて、僕がiPhone(スマホ)写真家を名乗っていながら自分の写真集に、他の写真家のそれも「阿佐ヶ谷住宅の肖像」をオーダーするというのはちょっと狂ってると(自分でも)思います。ねろくんも阿佐ヶ谷住宅の写真をネット上に公開するのを遠慮してくださっていたそうなのです。
一方、僕は写真家(ですらないですが)である前に職業サラリーマンであり、職種広告制作特にweb寄りのディレクターやプロデューサーとしてかれこれ10年近く飯を喰ってきていて、寧ろクリエイティブのアサインに関しての、プロです。
その立場からは、この阿佐ヶ谷住宅写真集を素人の自己満自費出版写真集ではなくて、本気で売ろうとして見ていますので、出版される阿佐ヶ谷住宅写真集を出版物として価値あるもの、もっと言えばカネを払っても所有したいプロダクトとして仕上げるには、僕の写真だけでは決定的に写真が足りない、と思っていたのですね。
 
で、
慟哭と贖罪の肖像写真家新納 翔がすぐそばに居る訳です。
彼こそは彼が動かなければ消え行く肖像を刻印し続けて来た作家な訳です。
ならば、声を掛けるべきじゃないですか(笑)初はやっぱり失礼にあたるかなーとまごまごしてたのですが、先日のnaledloftでのトークショーが終わって、やはりお願いしようと意を決して、ここ迄書いて来た事を伝えました。
快諾いただけた時には、本当に嬉しかったですね!
 
 
僕の考えているスマホ写真集というカジュアルさで、兎に角多くの人に気軽に阿佐ヶ谷住宅を所有して貰いたいというコンセプトの中に鋭利な刃物を忍ばせておく。
ねろくんの写真は一枚一枚がとても重量級です。
 
みなさんにも是非に一発喰らっていただきたくて笑
 
今日はこの辺で!
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