第3弾は目標の70％に達しました

ここへきて一気に目標額（500万円）の70％に到達しました。これまでにご支援いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。残り30％となりましたので、引き続き、どうぞよろしくお願いします。

第１弾の若手研究者との共同研究報告お２人目は、麻布大学獣医学部の三澤 楓さんで、研究題目は「ヒトとエゾヒグマ（Ursus arctos lasiotus）における歯周病原性細菌の交差感染の可能性」です。北海道のヒグマに歯周病があるか否か、もしあるとしたらどの程度罹っているのか、といった疑問に答えるべく研究をスタートさせました。本研究により、飼育および野生ヒグマの歯周ポケット内に人でみられる歯周病菌が検出されました。このことは、人からヒグマに歯周病菌が感染している可能性を示唆するものです。野生のヒグマとヒトとの距離感が縮まっている現在、歯周病菌の感染がどれほど広がっているのか、その解明に向けて今後のさらなる研究に期待しています。なお、これらの研究成果は５回にわたって学会等で発表されました。積極的な研究への取り組みが素晴らしいです。