世界のクマ研究最前線|クマが生きられる環境を未来に残したい

寄付総額

8,943,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
677人
募集終了日
2023年4月10日

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達成のお礼とネクストゴールについて

 

380名を超える多くの方々からのご支援により、開始から1か月あまりで目標金額の500万円を達成することができました。心より御礼申し上げます。

 

始まった当初は、絶対に達成させる!という気持ちでいましたが、実際のところ不安でいっぱいで、毎日応援いただけること、ご支援いただけることが本当に心の支えとなって、今日まで進むことができました。このクラウドファンディングを通じて、応援されること、人に支えてもらえることが本当に嬉しく、活力になることを私たちは改めて身をもって体感しました。

 

このクラウドファンディングの達成はもちろん終わりではなく始まりです。世界のクマの保全に向けて調査研究をしっかりと実施していくことがご支援いただいた皆様に対してもっとも重要であると考えています。

 

そして、残り7日間という期間ですが、ネクストゴールを設定しました。

ネクストゴールまでのご支援については、2025年3月までに実施予定の以下の用途に資金を充てさせていただきます。

 

<資金使途概要>
若手研究者との共同研究費 200万円
調査旅費(追加) 50万円


立ち上げ段階でこれらのご支援は、より活動を前進させる大きな力になります。この活動にはまだまだ皆様の応援が必要です。絶対に思いを無駄にしないよう全力で取り組んで参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

2023年4月4日 追記
坪田敏男

 

 

はじめに

- 本プロジェクトの趣旨について -

 

世界に3属8種が現存する「クマ類」。

そのうち6種は絶滅が心配されており※1彼らの保全は喫緊の課題となっています。

クマが生きられる環境、それはわれわれ人類の未来とも重なります。

※1 参照:https://www.bearbiology.org/bears-of-the-world/

 

一方で、世界的にもクマの研究者は少なく、彼らの生理・生態、行動圏などについてわかっていることや社会に伝えられていることは、多くはありません。クマ類の保全を進めるには科学的知見をさらに増やすこと、そしてそれらを広く伝えることで、最終的には「一人ひとりがクマの保全のためにできる行動」を積み重ねることが必要です。

 

野生動物の研究は、長期的かつ大規模に行う必要があり、予算面で苦慮することが少なくありません。できれば長期的に持続して使える予算を確保し、野生動物の保全を目指した調査研究を計画的に進めることが理想的です。

 

そのため私・北海道大学獣医学研究院 環境獣医科学分野 野生動物学教室 教授 坪田敏男は、共同研究者や大学院生・学部生とともに、クマ類の保全に向けた研究を前に推し進める資金を募ること、そしてこうしたクマの現状や興味深いクマの生態や生理について、この挑戦を通して広く一般の方々に知ってもらうことを目的に、この度クラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

どうかご賛同いただける皆様からの温かいご寄附を、心よりお願い申し上げます。

 

動画は、出産後まもないクマの子育ての様子です。(北秋田市阿仁クマ牧場“くまくま園”にて)

彼らがすくすくと育って生きられる環境を、未来に残していきたいと考えています。 

   

  

世界のクマ類における課題と、解決のために必要なこと。

  

ご挨拶

 

ページをご覧いただき、ありがとうございます。

北海道大学獣医学研究院 獣医学部門 環境獣医科学分野教授の坪田敏男です。

 

私は1979年に北海道大学に入学して「北大クマ研」に出会って以来、40年以上にわたってヒグマとツキノワグマ、さらにはホッキョクグマやアメリカクロクマ、ナマケグマ、ジャイアントパンダなどクマ類の生理と生態について研究をしてきました。

 

 

これまでに、論文198編、うちクマに関する論文を100編著しました。さらに図書38編、うちクマに関する図書を20編刊行。最近は、ワン・ヘルスや保全医学の観点からクマをはじめとする野生動物の感染症についても研究を進めています。

 

また、これまで日本野生動物医学会会長、日本獣医学会野生動物学分科会長、北海道獣医師会野生動物部会長、野生動物疾病学会アジア・パシフィック・セクション長、日本クマネットワーク代表、ヒグマの会会長などを歴任してきました。日本国内のみならず世界のクマ類をはじめとする野生動物の保全や管理に貢献できるよう尽力するつもりです。

 

|略歴

 

●1979〜1987年:北海道大学学生・大学院生時代

北大ヒグマ研究グループ(通称クマ研)でヒグマ生態調査に参画した。また、大学院では博士論文「エゾヒグマの繁殖生理に関する研究」を書き上げて博士の学位を取得した。

 

●1988〜2006年:岐阜大学時代

岐阜県白川村や根尾村、さらには秋田県阿仁クマ牧場でツキノワグマの生態や生理に関する研究に従事。また、1991〜1993年にはアメリカ合衆国イリノイ大学でアメリカクロクマの冬眠と繁殖の研究を行なった。

 

●2007〜現在:北海道大学でヒグマの研究を再開

標津町、知床国立公園、北大中川研究林でヒグマの生態調査を行う傍ら、本州のツキノワグマやネパールのツキノワグマ、ナマケグマ、ヒグマについて共同研究を行なっている。

 

世界のクマ類における課題

 

クマ類は、世界に3属8種(ホッキョクグマ、ヒグマ、ツキノワグマ、アメリカクロクマ、アンデスグマ、ナマケグマ、マレーグマ、ジャイアントパンダ)が現存しますが、そのうち絶滅の心配がないのはヒグマとアメリカクロクマの2種だけです。残りの6種は絶滅が心配されており、その保全は喫緊の課題です※1

※1 参照:https://www.bearbiology.org/bears-of-the-world/

 

一方で、北海道のヒグマや本州のツキノワグマは、近年生息域の拡大に伴って市街地に出没する頻度が高まっているため、人身事故が多発するなど、人間の生活領域にも大きな影響を及ぼしています。人とクマとの適切な関係を構築することが必要とされている現状です。

 

 

このような現状にある一方で、世界的にもクマの研究者は少なく、彼らの生理・生態、行動圏などについてわかっていることや社会に伝えられていることは、多くはありません。

 

例えば、現在わかっていることとして、日本でクマが人里に出没しているのは地球温暖化によるシカの数の増加が要因の一つ※2であると考えられています。

※2 参照 北海道のエゾシカの例:https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/est/index.html

 

シカは草食性の動物なので草をたくさん食べます。つまり春~夏の時期に食べ物がクマと競合するのです。それにより間接的にクマの生態に影響を与えます。そのようなシカとの食物を巡る争いの結果、クマが食物を求めて人里に出没するようになっているとも考えられています。

 

さらに、温暖化により感染症の媒介者となる蚊やダニの分布が変化している※3ことがわかっています。それに伴って、クマをはじめとする野生動物が有する感染性病原体が変化している可能性がありますが、その詳細については明らかになっていません。人への感染症リスクを考える上で、クマがもっている感染性病原体を把握してくことも重要です。

※3 参照:https://www.env.go.jp/earth/ondanka/pamph_infection/full.pdf

 

またホッキョクグマについては、近年の地球温暖化により北極域の海氷が解け出していることにより冬~春にホッキョクグマがアザラシを捕食する機会が減り、栄養状態が悪化することで死亡率が高まり、メスが繁殖に成功する率が低下している※4ことがわかっています。

※4 参照:アンドリューE.デロシェール著(坪田敏男・山中淳史監訳)『ホッキョクグマー生態と行動の完全ガイドー』(東京大学出版会 / 2014)より

 

しかし、こうした地球温暖化がクマに及ぼしている具体的な影響については広く知られている状況とはいえません。

 

クマをよりよく知ることで、課題の解決を目指す

 

これらの課題を解決に導くために、数少ないクマ類の研究者として、クマの保全に必要な科学的知見を増やし、広く伝えることが責務と考えています。

 

クマのことをよりよく知り、またよく知ってもらう人たちを増やすことで、最終的には「一人ひとりができるアクション」をひとつひとつ積み重ねることが必要です。

 

これまで私が関わることができたホッキョクグマ、ヒグマ、ツキノワグマそしてナマケグマの保全、さらには気候変動や環境汚染などグローバルな問題に貢献できるよう、クマの生理、生態および感染症に関する研究を共同研究者や大学院生・学部生とともに推し進めたいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 

 

 

科学的知見を増やし、伝えることでクマの保全につなげる。

 

ご寄附で実現できること


本プロジェクトでは、絶滅に瀕する世界のクマ4種、すなわちホッキョクグマ、ヒグマ、ツキノワグマおよびナマケグマの保全に貢献することを目指して、生理、生態および感染症に関する研究を推し進めます。

 

|ホッキョクグマ:生態学的研究の成果を記した図書を刊行

 

ホッキョクグマについては、カナダの研究者(アルバータ大学のAndrew Derocher教授)との共同研究でカナダ・チャーチルにおいて生態学的研究を実施します。研究および本ページにて名称掲載を行うことについてはDerocher教授から同意を得ており、4月の渡航に向けて準備を進めています。これまでに3冊のホッキョクグマに関する図書を刊行していますが、今回の成果(Andrew教授へのインタビューも企画)を元にしてさらに1冊、2023~2024年に図書を刊行する予定です。

 

地球温暖化により海氷が解け出し、生息環境が悪化する中でホッキョクグマの生態にどのような異変が起こっているのか、日本の皆さんにも知っていただけるようわかりやすく解説します。

 

 

|ヒグマ、ツキノワグマおよびナマケグマ:生態調査@ネパール

 

ネパールに生息する3種のクマ、ヒグマ、ツキノワグマ、ナマケグマはいずれも生息数を減少させ、絶滅に瀕している※5にもかかわらず、生態的に情報がほとんど得られていないという実状にあります。

※5 参照:https://www.facebook.com/people/IUCN-SSC-Bear-Specialist-Group/100067967733059/

 

絶滅が心配されている最も大きな要因は、生息地の破壊や攪乱であると考えられています。ヒグマ、ツキノワグマ、ナマケグマなどの野生動物の実態を把握しないまま、森林伐採や農地拡大を推し進め、彼らの生息地を奪ったことが大きな影響を及ぼしていると考えます。

 

このままでは、科学的情報が得られないまま3種のクマは絶滅に向かうでしょう。それを食い止めるために、まずは調査研究でクマの置かれている状況を把握し、さらには種ごとの生態的特徴を明らかにすること。そして、それらの科学的知見から保全策を講じて実践していく必要があります。

 

本プロジェクトでは、その科学的知見を得る部分を担当します。

 

私の研究室に在籍するネパールからの留学生3人と一緒に、高標高域のヒマラヤに生息するヒグマとツキノワグマ、低標高域のチトワン国立公園に生息するナマケグマについて生態調査を行います。

 

ナマケグマの親子

 

|ヒグマとツキノワグマ:行動追跡と感染症の調査@日本

 

日本では、北海道にヒグマ、本州・四国にツキノワグマが生息していますが、四国のツキノワグマを除き全体的には生息数が増え※6、人身事故が毎年のように起こるなど人との軋轢が問題となっています。

※6 参照:https://www.japanbear.org/wp/wp-content/uploads/2016/12/2014jbnhoukokusho.pdf

 

クマの保全のためには人身事故をなるべく少なくするなどの対策が必要です。そのためにはクマのことをよく知ることが肝心で、クマの生理や生態をさらに解明し、正確な科学的情報を発信します。本プロジェクトでは、効率的に生態学的知見を得ることを目指して、ヒグマとツキノワグマにGPS首輪を使って行動追跡を行います。

 

人とクマの間に見られるもう一つの問題として感染症問題があります。とくに近年クマが人里近くに出没し人との距離が縮まっています。そのためクマから人へうつる感染症のリスクが高まっています。そこで、本プロジェクトではマダニ媒介性感染症やCOVID-19などのウイルス感染症についても調べます。

 

標識ツキノワグマ

 

|すべてのクマが対象:多くの謎に包まれる冬眠生理の研究

 

最後に、「どうして肉食性から草食性に進化したのか」といった未だほとんど明らかにされていないクマの不思議な生態や「なぜ数ヶ月間飲まず食わず、排泄も排尿もしないで冬眠できるのか」といった生理の謎解明についても取り組んでいきたいと考えています。

 

現在でも、クマの糞内容や胃内容を分析して1年間の食物メニューが明らかにされてきたことで、クマが草食性に偏った雑食性であることは十分にわかっています※7。最近では自動撮影カメラを使った画像から行動様式や行動時間、さらには子連れ率なども明らかにされています※7

※7 参照:坪田敏男・山﨑晃司編『日本のクマーヒグマとツキノワグマの生物学ー』(東京大学出版会 / 2011)

 

また、有害駆除により捕殺されたクマから遺伝子情報を得て、個体群の遺伝的多様性や遺伝子集団についての知見も得られています。GPS首輪による行動追跡も行われてきていますが、まだ事例は多くはありません。 

 

サケを食べるヒグマ

 

また、過去に私自身が行っていたこともあり、クマの繁殖生理についてはある程度解明されています。

 

 1年の中で初夏に交尾期を有するが、メスの子宮の中で受精卵(胚)がほぼ発育を止める着床遅延をするため見かけ上の妊娠期間は7〜8ヵ月に及ぶこと。またそのうちの実際の胎子の発育期間は約2か月であること、冬眠中に出産をすることなどが明らかにされています※8

※8 参照:坪田敏男著『哺乳類の生物学③生理 新装版』(東京大学出版会 / 2020)

 

  またクマの冬眠研究については、まだ我々のグループだけですが、最近活発に行われています。冬眠前の食欲  亢進 こうしん  期には体脂肪蓄積のための生理メカニズムが活性化し、冬眠に入ると変わって体脂肪消費のための生理メカニズムが亢進すること、さらには冬眠中に骨や 筋肉を退行させない生理的因子が血中に含まれていることなどが明らかにされています※9

※9 参照:坪田敏男著『クマ類の冬眠ー繁殖との関係ー』(低温科学 81 / 2023 近日刊行予定)

 

 

このメカニズムをさらに明らかにできれば、人の医療や将来の生活を変えるのに資することに つながります。

 

生後1日のツキノワグマ

 

 

 

|すべてのクマを対象:研究成果の発表、啓発活動

 

人とクマとの間にみられる問題について、私が関係する「ヒグマの会」や「日本クマネットワーク」などの市民団体と連携して小冊子を作ったり、講演会やサイエンス・カフェを催して正確な情報を発信していきます。

 

国際クマ会議で研究成果を発表。研究成果を学術論文や学会発表により公開するとともに、一般の方にもわかりやすく伝えることが重要と考えています。

 

 

なぜ、クラウドファンディングに挑戦するのか

 

野生動物の研究は、長期的かつ大規模に行う必要があり、予算面で苦慮することが少なくありません。短期間で成果を上げ られないこともあり、既存の補助金や助成金の対象になることも多くはありません。民間企業等からの研究費獲得も難しい状況です。 

 

 そんな中、文部科学省のいわゆる科学研究費や環境問題に取り組む数少ない民間(財団を含む)からの助成金に頼っているのが実状です。  そのため、 できれば長期的に持続して使える予算を確保し、野生動物の保全を目指した調査研究を計画的に進めることが理想的です。

  

この挑戦を通して、いただいたご寄附で世界のクマの研究を推し進めるとともに、絶滅に瀕するクマの現状や興味深いクマの生態や生理について、広く一般の方々に知ってもらうことができればと考えています。

 

 くにホッキョクグマのように、地球温暖化の影響を直接的に受け数を減らしている状況に対して、われわれ個人が取れる対策もあります。このようなことを広く知ってもらい、私たち一人ひとりにできることを考えてもらう機会にもなれば嬉しく思います。

 

研究チームより

 

 

プロジェクトメンバーのご紹介。

 

 下鶴 倫人

(北海道大学大学院獣医学研究院 野生動物学教室 准教授)

 

 

クマの生態や身体の仕組みには、まだまだ多くの謎が残されています。
私は、知床半島に生息するヒグマの生態研究と、ツキノワグマの冬眠中の生理機構に関する研究を、15年続けてきました。


ヒグマの生態研究では、個体モニタリングとDNA解析を併用することで、繁殖行動や個体間の血縁関係、食べ物の季節変化や生存率など、多様な観点からその生態学的特徴を明らかにしてきました。彼らの“真の生き方”について正しい情報を集め、多くの方に知ってもらうことにより、人とクマが共に暮らせる社会の実現に貢献したいと考えています。


一方、冬眠中のクマは、長期間寝たきりでも筋肉が衰えないなど、人間では為し得ない仕組みを持っています。謎に包まれた冬眠の仕組みを明らかにできれば、必ずや人や動物の医療に応用可能な画期的発見が得られるものと信じ、研究に取り組んでいます。

 

| 高畠 千尋

(北海道大学大学院獣医学研究院 野生動物学教室 客員研究員)

 

 

北海道に暮らす人々はヒグマに対して根強い「恐怖心」を持っています。人は得体のしれない相手に恐怖を感じますし、ヒグマを科学的に理解していないと、感情的で人間中心的な対策に偏ってしまいます。その結果、昨年は1000頭以上のヒグマが駆除などで命を落としました。これではクマと共存する社会とは到底言えないでしょう。


私は数年前からヒグマの生息地について調査研究をしています。研究を通じてクマの行動データを観察していると、目撃情報が増えているからクマが増えていると判断してよいのだろうか?クマは増えていないけれど、行動範囲が広くなり人に目撃されることが多くなっただけではないか?という疑問を抱いています。野生動物を保全するためには、その動物のことを正しく理解する必要があります。

 

クマのような大型の高等動物は、データを集めて解析し、その生態を知るためには、多くの人の協力、長い年月、諦めない忍耐力、そしてそれを支える資金が欠かせません。残念なことに日本では、野生動物の調査・研究への資金が非常に乏しく、ツキノワグマやヒグマについてまだまだ分かってないことが多いのです。そして、正しい知識がなければ、正しい付き合い方もできません。

 

クマを一方的に排除するのではなく、共存の方法を探っていくためにも、科学的知識が不可欠です。私たちの調査研究を続けられるように、そしてクマとの共存のために、どうか皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。

 

|Rajan Prasad Paudel

(北海道大学大学院獣医学研究院 野生動物学教室 客員研究員)

 

 

Dear nature-loving friends and supporters,
We all want to preserve our environment and ensure a sustainable future. Sadly, wildlife populations are still declining, and nature continues to suffer.  As a researcher at the Laboratory of Wildlife Biology and Medicine at the Graduate School of Veterinary Medicine, Hokkaido University, my work is dedicated to exploring more about wildlife, specifically bears. By understanding their behavior and ecological importance, we can help prevent extinction and preserve natural areas for future generations to enjoy. 

 

My current project focuses on the Sloth bear in Nepal (A museum specimen can be seen at the Hokkaido University Museum). They are peaceful creatures that don't hunt for meat but survive on ants, termites, honey, and wild fruits. However, they are at risk due to expanding human settlements and commercial infrastructures like roads and railways. Lack of ecological knowledge and the negative attitude toward bears has led to dozens of human-sloth bears conflicts each year, causing injuries and deaths to both people and bears. With your support, we can create human-bear coexistence by understanding more about sloth bears and creating awareness among local communities.

 

Saving sloth bears is not only an important novel cause but also helps preserve unique ecosystems and natural habitats that support both wildlife and the livelihood of local communities. Investing in sloth bear research and conservation can open up new avenues for eco-tourism and exploration of their genomes for their biomedical applications in humans. It can also demonstrate your social responsibility and commitment to animal welfare, environmental conservation, and sustainable development. 

 

Join me in supporting this crowdfunding campaign to bring a positive impact on the world. Together we can make a difference and help protect these magnificent creatures.

 

Thank you for being so considerate.  

 

 羅 暁霏

(北海道大学大学院獣医学院 野生動物学教室 博士課程4年)

 

白いバックグラウンドの前に立っている少年中程度の精度で自動的に生成された説明

 

【日本ツキノワグマが対象:紡がれる冬眠の真実】
環境が厳しくなる時、ツキノワグマは冬眠に入ることは知られていますが、具体的な特徴までは知らない方が多いかもしれません。ツキノワグマは、12月から春がくるまでの3~4か月もの間、ずっと浅い眠りの状態で、なんと何も食べずに、何も飲まずに、排泄も排尿もしないで過ごしているのです。それに、何も食べなくても体温が落ちず、3~4か月寝続けたあと、骨粗しょう症や尿毒症を患わず、すぐ動け出します。このメカニズムが解明されたら、骨折などで寝込んでいた人や長い時間運動しなかった宇宙飛行士の人もすぐ歩けるようになると期待できます。とても大切な課題です。

 

清水 広太郎

(北海道大学大学院獣医学院 野生動物学教室 博士課程3年)

 

 

北海道大学野生動物学教室、大学院生の清水です。私は大学でヒグマを対象にしたマダニ媒介性感染症の研究を行っています。

 

最近、市街地周辺でのヒグマの出没が増加し、人とヒグマの距離が近づくことで感染症のリスクが高まりつつあります。加えて、レジャーブームの拡大によってマダニ媒介性感染症が社会問題となっています。

 

私たちは、ヒグマによるマダニ媒介性感染症問題に着目し、感染症のリスクを把握し、予防策を講じることで、クマと人間が安全に共生できる環境を創り出すことを目指します。クマと人間が調和して生活できるための新たな知見を得ることで、生態系保全や両者のより良い関係の構築に貢献することができると考えています。

 

Anastasiia KOVBA

(北海道大学大学院獣医学院 野生動物学教室 博士課程2年)

 

 

ウクライナからの留学生、博士課程一年生のコウバ・アナスタシアです。
新興感染症や人畜共通感染症の研究、野生生物の保護に興味があり、北海道大学の野生生物医学研究室に所属しました。人・動物・環境の健康(One Health)を守るため、これからも野生動物の感染症の研究を続けたいと思います。

 

 Rishi Baral

(北海道大学大学院獣医学院 野生動物学教室 博士課程2年)

 

A person sitting on a rockDescription automatically generated with medium confidence

 

I am Rishi Baral, a PhD student at Hokkaido University under Professor Toshio Tsubota. I am researching the brown bears studies on the genetic diversity, ecology, and conservation in the Himalayas, Nepal.
 

Brown bears are a keystone species that play a critical role in the Himalayan ecosystem. However, their populations are declining due to habitat loss, human-wildlife conflict, and climate change. As a researcher, my goal is to understand the unique adaptations of brown bears in the Himalayas and to identify conservation strategies that can help protect this iconic species.
 

This species is globally least concern and nationally Critically Endangered in Nepal under Criterion C and D in view of a small population which consists of fewer than 20 mature individuals. There is controversy that the species is Himalayan brown bear (U. a. isabellinus) or Tibetan brown bear (U. a. pruinosus). So, I have always been fascinated by the brown bear, particularly their ecological role in the highland ecosystems. Through this research, I aim to understand the genetic diversity, ecology and its co-existing species in these regions and assess their conservation status.
 

However, conducting field research and genetic analysis can be costly, and I am turning to the community for support. Your contribution to this project will help fund critical research expenses such as field equipment like Camera trapping, GPS as well as laboratory analysis, and field expenses to research site.
 

I believe that this research will not only provide important insights into the conservation of brown bears in the Himalayas but also inspire greater public appreciation for the value of preserving biodiversity in our world. By contributing to this project, you can be part of a collective effort to protect these magnificent creatures and their unique ecosystem.

 

In exchange for your support, I will provide regular updates on my research progress and findings and acknowledge your contribution in any resulting publications or presentations. I appreciate your consideration of this crowdfunding campaign and thank you in advance for any support you can provide. Together, we can make a real difference in protecting the brown bears of the Himalayas and their essential role in our planet's ecology.


私は北海道大学の坪田敏男教授の下でPhDの学生、リシ・バラルです。私はネパールのヒマラヤ地域に生息するヒグマに関する、遺伝的多様性、生態、保全に関する研究を行っています。ヒグマはヒマラヤの生態系において重要な役割を果たす重要種でありますが、生息数は生息地の喪失、人獣衝突、気候変動によって減少しています。私は研究者として、ヒマラヤに生息するヒグマの独自の適応力を理解し、この象徴的な種を保護するための保全戦略を確立することを目指しています。

 

この種はグローバルレッドリスト上では軽度懸念種であり、ネパールでは成熟した個体が20頭未満ということで国内では「C」「D」基準において重大な危険種とされています。また、ヒマラヤヒグマ (U. a. isabellinus) かチベットヒグマ (U. a. pruinosus)かについては論争があります。私は長年にわたり、特に高地生態系における彼らの生態学的役割に魅了されてきました。この研究を通じて、私は遺伝的多様性や共存する種の生態系などを理解し、彼らの保全状況を評価することを目指しています。

 

しかしながら、現地調査や遺伝子解析は費用がかかるため、コミュニティの皆様の支援を仰いでいます。皆様の貢献によって、カメラトラップやGPSなどの現地調査に必要な機材、実験室分析、調査地への移動費など、重要な研究費用を賄うことができます。

 

 Joshaniel Tan

(北海道大学大学院獣医学院 野生動物学教室 博士課程1年)

 

 

The increasing presence of Mercury (Hg) in the bodies of living organisms remains a health concern to wildlife. Mercury is emitted from both natural and anthropogenic sources, with power plants fueled by fossil fuels and gold mining contributing the largest proportion. The heavy metal can persist in the bodies of wildlife and bioaccumulates up the food chain, becoming concentrated in the highest amounts at the top of the chain. This can have health implications for apex predators such as grizzly bears, which can result in complications with decreased gut microbiome diversity and immune and neurological systems.

 

The brown bear is a keystone species in Hokkaido, Japan, with the largest population observed in Shiretoko National Park (SNP). This population has been found to consume high levels of Japanese stone pine nuts and salmonoid fish during the annual spawning season. 

 

Amongst them, there are varying levels of consumption of salmon between both regions and individuals, with some regions of SNP that have lower levels of human population and habitat conversion supporting higher levels of consumption. As salmon in the surrounding region of the Sea of Okhotsk and the Bering Sea have been found to possess high levels of mercury bioaccumulation, it has become imperative to establish a baseline of mercury levels in this population of brown bears and track any potential changes over time.
 

It is also possible that some individuals rely on beached marine animal carcasses during the early summer months when food sources are scarce, however the level of dependence has not yet been established. Although diet can be established through other methods such as stable isotope analysis, this method requires many more hairs for processing and does not detect the presence of mercury, which would then not reflect the same health implications.

 

 

|中村 汐里

(北海道大学大学院獣医学院 野生動物学教室 博士課程1年)

 

 

私は学部生の時からヒグマの調査・研究に携わってきて、クマの冬眠制御機構の解明に貢献したいと思い博士課程に進学しました。他の冬眠動物と全く異なる特性を示すクマ類の冬眠研究は、ヒトの医療にも革新的な進歩をもたらす可能性がある非常に興味深い分野だと考えております。

 

当研究室では、知床半島国立公園内に生息する野生ヒグマ個体群を対象として25年以上生態調査を継続しており、また、クマ飼育施設との共同研究の経験も豊富で、海外のクマ類の研究にも積極的に取り組んできております。そのため、クマ類の生理、生態および感染症に関する研究を幅広く遂行できる世界でも類を見ない研究体制が整っています。どうかご協力よろしくお願いいたします。

 

 

応援メッセージのご紹介。

 

 小菅 正夫 様

(札幌市環境局 参与(円山動物園担当))

 

 

坪田先生には、さまざまなことを教えていただいております。ネパールのチトワン国立公園にインドサイを観に行く際にも現地の研究者を紹介していただき、素晴らしい観察ができました。クマ類の繁殖についても教えて貰っています。

 

クマは、身近でよく知られている動物ですが、一般的には恐怖感を持って臨んでしまいがちです。クマの行動原理が解明されれば、効果的な安全対策も打てる可能性がでてきますので、クマの実態を解明し、保全対策を組み立てることが肝要かと思います。本研究によって、人かクマかではなくお互いが共存共生ができるようになることを願っております。
 

冬眠の研究にも取り組まれるそうですが、円山動物園でもヒグマとヒマラヤグマで飼育下冬眠を目指して基礎的な研究を始めております。ヒグマではある程度の嗜眠傾向が見られていますが、まだ本格的な冬眠には到っておりません。今回のテーマの一つである冬眠生理の研究を期待しております。

 

522万人もの人が暮らす北海道※10の地で、12,000頭近いヒグマが生息している※11ことは、誇るべきことだと思います。みんなで智恵を集めて、この状態を保っていければと思います。

※10 参照:https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/4/8/5/1/3/4/8/_/2020kekkanogaiyou1.pdf

※11 参照:北海道ヒグマ管理計画(第2期)概要版 (PDF 331KB)

 

 山中 正実 様

(公益財団法人 知床財団 特別研究員)

 

 

1988年、知床財団が知床半島のヒグマの調査研究を開始した時から坪田さんにはずっと支援していただいてきました。遠方から飛行機を乗り継いで、フライングドクターよろしく駆けつけてくださり、ヒグマの麻酔など手伝っていただきました。2010年から始まった北大獣医学部野生動物学教室との共同研究では、調査地域内の大半のヒグマの血縁関係を明らかにするという画期的な成果により、ヒグマの生態の新たな側面を明らかにすることができました。今も坪田研究室との密接な連携が続いています。


世界のクマ類の中には、人との関わりの中で生息数が減少したり、生息環境が悪化して生存が危ういものも見られます。一方、ヒトの営みとの間で大きな軋轢が生じて、早急な対策が求められている地域もあります。この度の研究テーマの推進によって、ヒトとクマが共に生きることができる人間社会と地球環境に近づけていくことが期待されます。
 

ヒグマは北海道の自然を象徴する野生生物であり、先住民アイヌ民族の時代から山の神「キムンカムイ」として畏敬されてきました。今、ヒグマと地域の人の暮らしの間の軋轢が拡大して、社会問題化しつつある現状もあります。


北海道の科学研究をリードする北海道大学ですが、残念なことにヒグマについて継続的に研究することができる学科は獣医学部しかありません。獣医学の視点だけにとらわれることなく、幅広くキムンカムイの生き様を明らかにし、ヒトとヒグマが北の大地で共に生きて行く知恵を見出してください。それは世界のクマ類が置かれている諸問題を解決する道を開拓することにもつながるでしょう。


時にヒトとクマはぶつかり合い、悲しい事故が発生することもありますが、ヒトもヒグマ・ツキノワグマも、太古から日本の自然の中に生きてきました。それは多様で豊かな日本の自然の価値です。深い森の中にこの雄大な生き物が息づいていることを想像できることは、素敵なことだと思います。この生き物に興味のある方は、このクラウドファンディングを通じて彼らの暮らしに少しでも触れてみられませんか?

 

 山﨑 晃司 様

(東京農業大学地域環境科学部 森林総合科学科 教授)

 

 

坪田先生との出会いは、1990年代に遡ります。その後、クマ類研究に関する情報交換をはじめ、特にツキノワグマの行動生態に関する共同研究を日光足尾山地や奥多摩山地で継続してきました。坪田先生は、成果を着実に、そして遅滞なく発信される点で信頼できる共同研究者です。


コロナ禍の中、クマ類に関する国際的な保全や研究の交流は久しく中断を余儀なくされました。状況が改善され、再び世界のクマ類をターゲットとした保全活動が再開されることは嬉しい限りです。ホッキョクグマ、ヒグマ、ツキノワグマ、ナマケグマは複数の国にまたがる分布域を構えており、今回の活動はこれら4種の横断的な保全活動を実現するだけではなく、孤立しがちな各国のクマ類研究者をつなぐことも期待できます。特にネパールの研究者にとっては朗報でしょう。
 

北大獣医学部が、今回の活動を推進する中で、各国をつなぐネットワークのハブとして機能されることに大きな期待を寄せています。これまでの保全や研究に関する豊富な国際的活動の実績は、この点に関して最適な立場にあることを示しています。

 

今回の保全対象となる4種の生態や生理に関する情報は、まだまだ蓄積されていません。ぜひクラウドファンディングへのご協力をお願いいたします。成果は、一般の方にもわかる形で還元されることと思います。

 

| 大竹 英洋 様

(フリーランス・写真家)

 

 

 

坪田先生とはホッキョクグマ研究で知られるAndrew Derocher教授と共に、2014年に神戸で開催された気候変動と北極圏にまつわるシンポジウムでの講演者として声をかけていただいてからのご縁です。その時、パネリストの皆さまの研究対象への情熱と愛情に深く感動し、以来親しく交流させていただいております。

 

写真家として未知のフィールドで野生動物の撮影をする際、研究者にアドバイスを伺うことはよくあります。実際にフィールドに出て調査をしている方の知識と経験ほど貴重なものはないからです。しかし同時に、その研究には膨大な時間と地道なデータ収集の努力、そして、それらを支える資金が必要なことも近くで感じてきました。このプロジェクトが、次世代の研究者にとっても希望をもたらすものであることを切に願っています。

 

日本でもクマとの事故がニュースで報じられるたびに、胸が痛みます。恐れは無知に由来することが多々あり、クマとはどのような生物であるのかを正確に知ることが、共生の道を探る上でまずは大切だろうと思います。今回のテーマでは専門的な研究のみならず、その成果を広く一般に伝える重要性にも触れられており、その点でも期待しています。
 

近代以降、オオカミとカワウソを失った日本。それでも人間は生き続けていますが、果たして真に豊かな自然環境の中で暮らしていると言えるのでしょうか? クマのいない世界にしないために、自分たちに何ができるのか、僕もこの機会に考えたいと思います。

 

 

ご寄附に際してのご留意事項・税制上の優遇措置について。

 

北海道大学へのご寄附については、確定申告を行うことにより、税制上の優遇措置が受けられます。寄附金領収書はREADYFOR株式会社を通じて寄附金が北海道大学に入金された日付で発行いたします。


北海道大学への入金は募集終了の翌々月になりますので、税制上の優遇措置をお考えの方は対象となる年にご注意ください。


※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。
※寄附金領収書のお名前は、ギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。
 

■ 個人の場合
○所得税の優遇措置(所得税法第78条第2項第2号)
 寄附金額が年間2,000円を超える分について、所得控除を受けることができます。
 寄附金額 - 2,000円 = 所得控除額
(控除対象となる寄附金の上限額は、当該年分の総所得金額の40%です。)

 

○個人住民税(県民税・市町村税)の優遇措置
北海道大学を寄附金控除の対象法人として条例で指定している都道府県・市区町村にお住いの方は、翌年の個人住民税が軽減されます。都道府県・市町村により取扱いが異なりますので、お住まいの都道府県・市町村にお問合せ願います。

 

■法人の場合(法人税法第37条第3項第2号)
寄附金の全額を損金算入することができます。

 

●寄附金領収書の発行について

寄附をされた方には、後日「寄附金領収書」を送付致します。

※寄附金領収書の宛先は、基本的にギフトのお届け先にご登録のご住所・お名前となります。

 

確定申告の際は、ご本名と現住所(住民票に記載のご住所)、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。

 

2023年7月末までに送付します。なお、領収書の日付は、READYFORから北海道大学に入金のある2023年6月9日(金)の日付となります。そのため、2024年の確定申告で申告をお願いいたします。

 

税制上の優遇措置についてのご質問がある方、またご支援をご希望される方で当サイトによる操作が困難な方は、下記のお問い合わせ先までご連絡下さい。

 

北海道大学社会共創部広報課 卒業生・基金室

Email:kikin*jimu.hokudai.ac.jp

*[アットマーク]を@に変えてご連絡ください。
TEL:011-706-2028

 

 


留意事項

 

▽ご寄附の前に、利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/others/terms_of_service/)を必ずご一読ください。

 

▽ご寄附付完了後のお届け先の変更はできません、お間違いのないようご注意ください。

 

▽本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「支援契約」にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。


▽ご寄附完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。

 

▽ご寄附に関するご質問は、こちらをご覧ください。

 

▽北大フロンティア基金の謝意に準じ、ご寄附の累計金額に応じて、感謝状の贈呈や御礼の場をご用意させていただきます。詳しくはこちら(https://www.hokudai.ac.jp/fund/)をご覧ください。

プロジェクト実行責任者:
坪田敏男(北海道大学大学院獣医学研究院)
プロジェクト実施完了日:
2024年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

世界のクマ類4種について生態調査を実施し、保全と管理に貢献します。ホッキョクグマ・プロジェクトでは本を出版します。寄付金の使途としては、クマ用カメラ付きGPS首輪購入費として135万円、麻酔薬及びハンドリング機材として30万円、遺伝子解析用キット及び薬品費として90万円、GPSの位置情報通信費として10万円、レンタカー及び交通費として30万円、研究協力者謝金として20万円、調査旅費(主にホッキョクグマ調査のための渡航費)として60万円、その他として17万5千円となります。

リスク&チャレンジ

プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
ヒグマやツキノワグマの捕獲許可(各都道府県知事)2023年4月〜5月にかけて取得予定
プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金にて補填いたします。万が一自己資金でも確保できなかった場合は、プロジェクトが大きく変わらない範囲で規模を縮小するなどして対応し、返金は致しかねます。

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ギフト

3,000+システム利用料


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【個人向け】¥3,000

<返礼内容>
・お礼のメール 
・活動報告レポート(1年後)

上記に加えて、以下の謝意をお送りいたします。
<北大フロンティア基金からのギフト>
・寄附金領収書
・北大フロンティア基金からの御礼(https://www.hokudai.ac.jp/fund/gratitude/)
・銘板の掲出(北大フロンティア基金への寄附累計20万円達成時)

申込数
270
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年7月

10,000+システム利用料


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【個人向け】¥10,000

<返礼内容>
・お礼のメール 
・活動報告レポート(1年後) 
・ステッカー
・クマの画像

上記に加えて、以下の謝意をお送りいたします。
<北大フロンティア基金からのギフト>
・寄附金領収書
・北大フロンティア基金からの御礼(https://www.hokudai.ac.jp/fund/gratitude/)
・銘板の掲出(北大フロンティア基金への寄附累計20万円達成時)

申込数
336
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年11月

3,000+システム利用料


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【個人向け】¥3,000

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