震災をうけて。

熊本・大分の震災から２週間が経ちました。
未だに余震が続き、被災したみなさまには不安な日々が

続いているかと思います。
遠く、ドイツではあまり気にすることはありませんが、
震災のニュース目にする度に、日本という国の地理的な

不安定さを感じてなりません。

そして、避難を要する大規模な震災のときに毎度のように

問題としてあがるのが、「ペット連れ」の避難についてだ

と思います。
近頃は、犬や猫といった飼育者の多い動物に関しては、
一緒に避難することが広く認知・理解され始めました。
「ペットと一緒に避難可能」なテントも増えたのではない

でしょうか。

はたしてこの「ペット」の中に、「鳥」やはたまた

「爬虫類」といったマイノリティーのペットは含まれて

いるのでしょうか？
震災という非常事態において、「マイノリティー」というのは
いつも後回しにされてしまうのが現状です。
しかしおそらく、そういった現場での判断は、より多くの

人の命を救うという意味では賢明なものだと思います。

だからこそ、地域でのコミュニティーを「マイノリティー」の内部で
築くことで、どんな状況でも自分たちの大切な「家族＝愛鳥」を守る
準備をしておく必要があると思うのです。

今回の震災では、我々バードシッターズの取り組みが

必要不可欠であること、そして早急に組織作りに着手

する必要があるということを改めて認識するきっかけ

となりました。

いよいよ５月５日より、団体の立ち上げ、
そして「仮登録」による試運用がスタートします。
震災大国である日本で、全土を網羅したネットワークと、
地域ごとのコミュニティ形成にぜひみなさまもご協力ください。

試運用スタートまで、あと１週間です！