プロジェクト概要

 

女性に対する暴力という、大切だけれど少し難しい問題。

若い世代が中心となって、理解を深めてもらうために活動しています。

 

はじめまして。NPO法人アジア女性資料センターの濱田すみれと申します。アジア女性資料センターは、情報発信、セミナー・ワークショップの開催、アドボカシー・キャンペーンを通して、女性の人権・ジェンダー平等のために活動するNGOです。私はこのアジア女性資料センターの事務局スタッフで、10~20代が中心となって勉強会やイベント等を開催するアジア女性資料センター・ユースグループのコーディネーターもしています。


アジア女性資料センターはこれまで、女性に対する暴力の問題を解決するために様々な取り組みを行ってきました。3年前にユースグループが立ち上がり、若い世代が中心となって社会問題をどのように訴えていけばいいのか、特に女性に対する暴力の問題解決ために私たちができることを、みんなで話し合ってきました。

 

ユースグループでは、女性への暴力に反対する人たちのメッセージを集めてfacebookで紹介するキャンペーンや沖縄の女性が直面している問題を学ぶ勉強会を開催したり、毎年11月25日から12月10日の期間に世界中で取り組まれるグローバルキャンペーンの「ジェンダー暴力に反対する16 日間キャンペーン」にも参加しています。2か月に1回、身近なジェンダーの問題をお茶を飲みながら若い世代で話し合う「ジェンダーカフェ」という企画も開催中です。

 

(勉強会はユースグループの活動に関わっていなくても

参加できるようにオープンなものにしています。)

 

(ジェンダーカフェでは、日頃モヤモヤしているジェンダーに

関わる問題について、ぶっちゃけトークをしています。)

 

女性に対する暴力ってどんなもの? ~身近にある暴力~


たとえば、恋人同士など親密な関係のなかで起こる、殴る・蹴るなどの暴力のほか、貸したお金を返さない、携帯の履歴を消すなど、これらの行為もDVにあたります。しかし、そのような認識が広まっておらず、「被害者にも落ち度があった」、「それが愛の証だ」といった見方がまだまだ優勢な状況があるために、ひとりで悩んだり苦しんだりする女性が多いのが現状です。実際、10~20代のときにデートDVにあったことがある人は女性で約13%、男性で約4%いるという調査もあります。女性に対する暴力に関して、若いうちから学ぶことが必要です。しかし、こうしたことについて正面から向き合う機会はなかなかありません。

 

ファッションという身近で親しみやすいテーマを通して、
気持ち良く他者と関係を築くにはどうしたらよいかを考えるきっかけを作りたい。

 

私たちは活動を続ける中で、ファッションを通して社会問題を訴えるアクションが海外のNGOで行われていることを知りました。そのようなアクションなら、日本でも若い人たちに参加してもらいやすく、また幅広い世代にも理解してもらえるのではないかと考え、 2011年から女性への暴力の問題を啓発するファッションショーをスタートしました。

 

ファッションショーの「身近な暴力」というセクションでは、表向きは楽しそうに歩いているカップルが、ランウェイを通り過ぎます。しかし、その2人の服の背中には真っ赤な血やあざをイメージさせるペイントや刺繍がされており、親密な関係の中にある暴力が周りからは気づかれにくいことを表現しました。

 

白いお面をかぶり黒いドレスを着たモデルは被害者の悲しみを表現し、口を布で覆われた女性は被害を言いだせない状況を表現しました。また痴漢被害を女性の服装や態度による落ち度と考えて、 女性に注意を呼び掛けることのおかしさに気がついてもらうため、モデルにそうしたポスターを破いてもらうパフォーマンスも行いました。

 

このように着る服やパフォーマンス、さまざまな形で起こる暴力やその被害、社会のあり方を表現するのが、このファッションショーです。最後にはモデルやメンバーが好きな服を好きなように着て、それぞれの思いをメッセージボードに書いて登場します。悲しい思いはしたくないし、ありのままの自分でいたい。被害にあっても一人じゃない、というメッセージを伝えます。

 


(被害に遭った女性の悲しみを表現 2012年)
 



(目隠しをされた女性たち 2012年)


今年もファッションショーの開催を目指して準備していますが、資金が足りません。回を重ねるごとに学生をはじめとした若いボランティアが増えていますが、彼らの中には、経済的に大変で電車賃を使って活動を続けることが困難になる人も少なくありません。

 

ただ、毎回このファッションショーには様々な得意分野をもったボランティアが集まってくれるので、作業を分担し、一人ひとりの負担をなるべく減らすように工夫しています。過去に開催したファッションショーには30人以上のボランティアが関わってくれ、継続的に活動に参加する人が増えています。

 

ファッションという切り口で女性の人権の意識啓発を行うアクションは新しい取り組みなので、従来からこの問題に関心のあった層とは違った層へのアプローチが、できていることがとてもうれしいです。とくに昨年は、企画メンバーに男性の参加、モデルには中学生の参加があり、活動に広がりが見えました。

 


(小道具で使う沖縄のマップも手作りです!)

 


(衣装に花を縫い付けています。)

 

暴力とは何かを理解し、暴力の苦しみを知ることで、

悲しい思いをする人が一人でも少ない社会になることを目指します。

 

暴力とは何かを知らないがゆえに、恋人を傷つけたり、傷つけられてしまう若い人たちがいます。また、性暴力についての知識がないために、被害にあった場合の対処が出来ない状況があります。このプロジェクトを通して、女性に対する暴力が社会には見えにくいけれど、私たちの生活にとても密接なものであることに気がつき、解決へのアクションを起こすきっかけとなれば嬉しいです。


READYFOR?でのご支援は、衣装製作費、会場費、当日学生ボランティアの交通費補助、女性に対する暴力についての事前勉強会開催のための費用に充てさせていただきます。

 

みなさまのご支援、どうぞよろしくお願いします。

 (2012年開催時のモデル、ユースグループのメンバー、ボランティアの集合写真)

 


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【引換券詳細】


■3,000円
・サンクスレター

ユースグループのメンバーが手書きで書いたカードをお送りします。

 

■10,000円
・サンクスレター

・ファッションショー招待券(1組2名)
12月1日に中野で行われるファッションショー当日の招待券をお送りします。

・オリジナル・ワークショップ教材「半径1メートルからのジェンダーワーク集」

オリジナル・ワークショップ教材「半径1メートルからのジェンダーワーク集」は、アジア女性資料センター・ユースグループが、昨年1年間かけて作成し、今年8月からアジア女性資料センターで販売しているワークショップ教材です。(詳細:http://ajwrc.org/jp/modules/myalbum/photo.php?lid=191&cid=3)女性に対する暴力にはジェンダー問題が深くかかわっており、そうした問題をわかりやすく理解してもらうために開発しました。中学生から使っていただけるこの教材には、女性に対する暴力の章もあるので、 ファッションショーの直接のテーマとも深く関係しています。



(オリジナル・ワークショップ教材「半径1メートルからのジェンダーワーク集」)

 

■30,000円
・サンクスレター
・ファッションショー招待券(1組2名)
・オリジナル・ワークショップ教材「半径1メートルからのジェンダーワーク集」

・オリジナル・Tシャツ
ボランティアメンバーがファッションショーの当日に着用できるようにオリジナル・Tシャツを作りますので、そちらをお送りします。※デザインは現在作成中です。完成したら写真をページにアップします。

 

■50,000円
・サンクスレター
・ファッションショー招待券(1組2名)

・オリジナル・ワークショップ教材「半径1メートルからのジェンダーワーク集」
・ファッションショーで使った衣装
当日、登場する衣装の中から1点をお送りします。どの衣装が届くかは、届いてからのお楽しみです。※衣装のみ発送は12月1日以降となります。
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アジア女性資料センター http://www.ajwrc.org
 


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