このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています

孤独な夜を照らす光を―家にいたくない若者の居場所をみんなで作りたい

孤独な夜を照らす光を―家にいたくない若者の居場所をみんなで作りたい
このプロジェクトでは無期限で寄付を募集しています。「毎月」のコースで支援した場合、すでに完了した決済をキャンセルすることはできませんが、将来の決済を解約することができます。

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プロジェクト本文

 

「まだ帰りたくない」と願う

ひきこもりの若者たち

 

私たちはニート・ひきこもり等と呼ばれる 《社会から孤立した若者》を応援するNPO育て上げネットです。さまざまな生きづらさを抱える若を支えるプログラムを展開しています。

 

プログラムに参加している若者には、その日の活動が終わっても限界まで居残りたいという方がいます。

 

支援現場のリーダーの阿部は彼らの言動をこう捉えます。

 

「最初は緊張していて早く帰ろうします。でも、関係性が芽生えていくと家に帰りたくないというようになる。家よりもここのほうが居心地がいいんです。

 

" 家に帰ると親からアレコレいわれるから "

" 1人になると余計なことを考えて不安になってしまうから "

 

若者にとって、支援機関にいられる方が心理的な安全性を確保されるようになるのです。

 

よく勘違いされますが、ひきこもりたい方はほとんどいません。

できることなら、誰かとつながっていたい、自分を受け入れてくれる場を離れたくないと願っているのです。

 

 

ー夜はCLOSEDー

日中支援の弱点を克服する新規企画

 

若者は居場所を求めていて、それが自立に向けても意味があることだと理解しています。

しかし現実的な課題として「開所時間」は決まっています。

 

もっとここに居られて、他愛のない会話をすることが大切だとわかっていながら、" 帰りたくない " という彼らを帰路につかせなければならないのです。

 

「夜まで残れるスタッフがいれば要望に応えて部屋を開けてました。でも、私たちの働き方としてそれは良くないし、彼らも大人ですから無理させてるってわかるんです。そうすると気負いしちゃうんですよ。」  

 

阿部は若者の声を誰よりも聞いてきたひとりですが、同時に自分たち支援者を守る立場でもあります。そのジレンマに悩んでいたのをたまたま耳にしました。

 

若者にとっても支援活動にとっても、もっと長くいられる場所を作ったほうが良いことは明白。

それならば「夜に支援するためのプログラムを立ち上げよう」と思い立ちました。

 

開所時間の制限がある既存の支援から独立させ、今までクローズしていた毎週土曜日の18時から21時まで自由に利用できるオープンスペース「夜のユースセンター」を2022年にスタートしました。

 

 

新たな社会課題と向き合うきっかけ

 

夜のユースセンターは、東京・立川で運営しているオープンスペースです。

ひとりでスマホゲームをやって過ごしてもよし、

みんなでおしゃべりしたりゲームをやってもよし、

地域の飲食店に協力してもらって夕食も提供しています。

 

この活動には毎週20~30名の若者が集まっています。

居場所支援は従来から行われていますが、毎週これだけの若者が集まる支援は珍しい方です。

 

若者たちは本当に「居場所」を求めています。

それを証明するように、今までつながりのないタイプの若者が目に付くようになりました。

 

それは「ひきこもり」とは対極の位置にあると思っていた「繁華街でふらつく若者」です。

コロナ禍にあって「トー横」「グリ下」と呼ばれる場所が生まれました。

飲食店や商業施設が時短・自粛を求められ、行き場も働く先も失った若者が繁華街のたまり場に集うのです。

 

若者が集まって夜遊びをしているだけならともかく、そこに悪意ある大人が目を付けました。高額の報酬を餌にした売春行為や詐欺の幇助、そして違法薬物への勧誘が後を絶ちません。

 

そんなハイリスクな場所に通っていた若者が夜のユースセンターに顔を出すようになったのです。

 

ある若者は夜のユースセンターを知ってトー横(新宿)に行かなくなりました。

どうして?と尋ねると「危ないところだから、行かなくていいなら行かない」とまっとうな返答が、

 

彼らは何も考えず危険なことをしているのではありません。家にいたくない、かといって頼れる友人もいない、社会が彼らを許容できないために、唯一彼らの受け皿となったのが危ない場所だったのです。

 

夜のユースセンターは私たちの想定している以上に、若者の安全と安心につながる居場所になる。一層の価値を感じてきたときに、もうひとつの若者のニーズを発見しました。

 

 

 

働き始めた若者の継続支援

 

若者支援では「働く」を実現するのと同じくらい「働き続ける」をサポートすることも重要です。社会に参加していられるように、たまに会って話をする機会を設けています。

 

ただ、日中に支援を受けていた若者も働き始めると調整が大変です。平日は仕事があって来られないですし、コミュニケーションが得意でないからと夜間帯の仕事を選んだ若者は昼間に寝ています。

 

そうした方々にとっても、夜のユースセンターはうまく機能しています。日中でなく、平日でもない。夜の時間帯であるからこそ継続支援が実現できるのです。

 

私たちが日中しか活動していないことで、出会えなかった若者とつながり、また、継続支援をすることができる。若者支援において「夜間帯の支援」は可能性の宝庫なのです。

 

 

みんなで若者を支える

継続支援のお願い

 

この活動は継続型のクラウドファンディングです。

最初に設定した寄付額を毎月引き落としさせていただきます。

 

これから社会とつながる若者に安全な居場所を

 

危険な場所に行かなくても受け入れられる機会を

 

社会のなかで自立し続けるための支えを

 

本活動は私たちが多様な生きづらさを抱える若者と出会い、支援を始めるため大切な活動です。

毎週オープンし続けることが重要であり、継続的な支援こそが、この活動を支える最大の原動力です。

ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

いただいた寄付の使い道

 

いただいたご寄付は主に以下の用途で使用します。

具体的な支出は若者の参加状況や実施回数によって異なりますので、一定の金額を月次支出をするのではなく、状況に応じて適切に活用します。

 

<想定される活用方法>

■活動費(食事代、場所代)

■担当スタッフ人件費

 

<1回あたりの想定金額>

■食事代:500円×30食=15,000円

■場所代:10,000円

■人件費:40,000円

 

<想定される対象者>

■社会的な孤立状態にある若者

■同様の課題を持つ学齢期の子ども

 

<税額控除について>

育て上げネットは東京都から認定を受けたNPO法人です。毎年1月末から2月上旬を目途に前年(1月から12月)に着金した金額分の「寄付金受領証明書」を発行しています。同書類を用いて確定申告を行っていただくことで控除を受けることができます。 

 

個人の場合は所得税などから控除を受けることができます。法人の場合は特別損金として算入することができます。控除できる割合は収入の状況や資本金・売上によって異なりますので、ご不安な方はご相談ください。

 

<寄付活動のイメージ>

 

※上記例の場合、寄付金受領証は12,000円を発行します。

※事務費には、クラウドファンディングページの運営や寄付いただいたみなさまの情報管理、調査・研究をはじめとするバックオフィス業務にかかる人件費を主なものとして、本活動に関係する広報活動の費用に充てさせていただきます。本活動を通じて若者の抱える生きづらさを広く知っていただくため、ご理解いただけましたら幸いです。

 

 

理事長工藤よりメッセージ

 

「夜」は不思議な時間帯です。ひとりであることの孤独感や、将来に対する焦燥感が、若者自身を追い詰めます。他方で、ふとした瞬間に本音が吐露され、誰にも言えずに抑え込んできた気持ちに言葉が宿ります。

 

自宅に居場所がない、一人暮らしで孤独であり、そんな若者たちが安心して扉を開けられる場所が、私たちの社会にはありません。だからこそ、私たちは「夜のユースセンター」を通じて、若者に、社会に居場所を開きます。

 

夜のユースセンターは、若者のためだけの場所ではなく、一緒に場を作るすべてのひとたちの居場所でもあります。私たちも、若者たちも、みなさまと場をともにすることを待っています。作りましょう、私たちの「夜のユースセンター」を。

 

若者支援は社会投資です

 

私たちは自分たちの活動を「社会投資」という言葉で捉えています。ひとりでも多くの若者が元気になって、社会のなかで活躍できることは、その方にとっての幸せを実現しただけではありません。

 

 

「社会参加」や「経済的な自立」が実現されればその方は納税者となり、社会を支える側の存在になります。個々人が望んだ人生を歩むことができるようになり、さらに社会がよりよい方向へ進んでいくことができます。(図:貧困・格差、低所得者対策 ・格差、低所得者対策に関する資料、厚生労働省より作成)

 

活動団体概要・お問い合わせ先

 

 

 

若者支援を「社会投資」ととらえ、無業の状態にある若者の就労基礎訓練プログラム「ジョブトレ」や、その保護者の支援、学校やコミュニティ向けの教育支援プログラムを実施しています。また当事者だけでなく、地域社会・行政・企業と連携した支援者の育成など、多岐に渡る活動を展開し社会全体で若者を支援する土壌を創っています。
ホームページURL:https://www.sodateage.net/

 

本件に関するお問い合わせ

育て上げネットFR担当

メールアドレス:fr@sodateage.net

(月~金曜日 10:00~17:00※祝祭日除く)

 

寄付金受領証証明書について

「寄付金受領証明書」の発行に関しては、下記をご確認ください

・証明書名義:READYFORアカウントにご登録の氏名を宛名として作成します
・証明書発行先:READYFORアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先ご住所」にお送りします

・寄付の受領日(照明日):READYFORからの実行者(育て上げネット)への入金を確認できた日となります

・証明書の発行日:基本的に1月末から2月上旬に前年分をまとめてお送りします。

 

<留意事項>

・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。(リンク

・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来兼ねますのでご了承ください。

・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。(リンク

・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。(リンク

・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。(リンク

・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

寄付金が充てられる事業活動の責任者:
工藤 啓(認定特定非営利活動法人育て上げネット)
団体の活動開始年月日:
2022年5月14日
団体の法人設立年月日:
2001年5月1日
団体の役職員数:
100人以上

活動実績の概要

ニート・ひきこもり状態など社会的な孤立を経験する若者を対象に、就労支援事業を展開、関連して学齢期世代の学習・教育支援や保護者の支援も行っています。首都圏および関西エリアに拠点を持ち、年間2,000名ほどの若者への支援プログラムを提供してきました。直近ではオンライン上での相談環境を整え、国内外を問わず支援を提供しています。日本マイクロソフト、リクルート、新生銀行グループなどの企業協働実績多数、理事長の工藤啓は「一億総活躍国民会議」の委員等を歴任しています。

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