支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 175人
- 募集終了日
- 2020年1月31日
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- 138人
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- 総計
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- 現在
- 5,755,000円
- 支援者
- 297人
- 残り
- 30日
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- 現在
- 1,070,000円
- 支援者
- 50人
- 残り
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- 820,000円
- 支援者
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- 残り
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- 現在
- 8,647,000円
- 支援者
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- 残り
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- 現在
- 8,385,000円
- 支援者
- 305人
- 残り
- 86日
プロジェクト本文
終了報告を読む
被災地としての福島ではなく、
美しく、当たり前にあった日常を想い、
そして知ってほしい。
写真集『浜通り 2000-2003 福島』
震災前の当たり前にあった風景の記録。
福島県浜通り地方の写真集で伝えたい。
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はじめまして、写真家の須賀武継です。プロジェクトにご興味をもっていただき、ありがとうございます。私は福島県内を中心に、東日本大震災後、数年を経た現在の姿を撮影する活動を進めています。
山岳写真からはじまり、長らく風景を中心に活動しておりましたが、現在では祭りなどの歳時記や星景写真、鉄道写真など、その地域を表現するために必要であるさまざまな要素を撮影し、表現の幅を広げています。
これまでの作品といたしましては、2013年5月に1作目の写真集『奥会津』を出版しました。日本図書館協会様の選定図書に選んでいただいたこともあり、北は青森から南は長崎まで全国30の都府県、200ヶ所の図書館に収蔵、来館者の皆さまにご覧いただいております。
写真集『奥会津』出版の際には、地元会津、福島県以上に、首都圏や他の地域で大きな反響をいただき、「雪に覆われた夜の風景は神秘的に感じられる」「日本にもまだこのような地域が残っていたんだ」「写真を見ていると心が澄み渡ってくる」「写真集の風景の場所に実際に行ってみたいと感じた」などのコメントもいただきました。
地元・会津を始めとして、函館〜東京と写真展を展開し、東京ジュンク堂池袋本店や西新宿のリコーイメージングスクエア新宿で開催することができました。また、写真専門誌「日本カメラ」誌上でも、特集として作品を紹介していただきました。
福島に生まれ育った者として、
ふるさと福島・浜通り地方の記録と記憶をどうしても残したい。
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前作の『奥会津』を選定図書に選んでいただいたことをきっかけに、北は青森から九州北部まで全国の中央図書館をめぐり、収蔵のお願いをしてまわった時のこと。
現場の担当の方々から、震災後の悲惨な写真は多く発表されているが、震災前の姿を見たいという声が多いと聞き、自分が以前に浜通り地方を撮影していたことを思いだしました。
そこで、撮りためていた作品で、見本の写真集制作を始めました。自主制作した写真集を被災者の方や図書館の方にご覧いただくと、「出版して世の中に出してほしい」とたくさんの後押しをいただき、このたびクラウドファンディングに挑戦することを決めました。
震災後は沿岸部が北から南まで津波にのまれ、風景は大きく変わってしまいました。以前は低い堤防を隔てて民家が海岸そばまで建てられ、浜通り沿岸部の人たちにとって、海は身近な存在だったと思います。現在は高い堤防が築かれ、人々と海は隔てられてしまった印象を受けます。
また、福島第一原子力発電所近くの地域では、原発事故によって現在も立入りが制限され、容易に入ることができないエリアが存在します。管理ができなくなり、荒れ果てた土地が広がる風景は、今回の事故の特殊性と悲惨さを物語っていると言えます。
一方で、原発事故の影響が少ない南北の地域は、復興も進んで元の生活を取り戻しつつあります。地元の方々の努力でお祭りが復興され、祭りの風景に懐かしさと希望が感じられました。
しかし、地域の人からは、多くの人々が離れてしまったために、コミュニティーや祭りを存続させるのは難しいと聞き、寂しさと無力感に苛まれます。こうした状況は、地域によって違いがあり、一概には言えませんが、一つ共通して言えることは、町や村から人々が離れてしまうと脈々と受け継がれてきた文化も失われてしまう、ということだと考えられます。
震災前のふるさとの姿。
浜通りの写真をご紹介。
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富岡町夜ノ森地区の桜並木は、浜通りを代表する名所の一つ。頭上を覆い被さる見事な桜並木が長さ2km以上に渡って連なり、開花時期は地元のみならず、遠方からも花見客が訪れていました。現在は一部伐採され、頭上を覆っていた桜も少し貧相になってしまいましたが、立入りの制限が解除され、見事な桜並木を拝むことができるようになりました。花の時期には通りでよさこいが披露されるなど、復興に向けて動き始めています。
安波祭は、浪江町請戸地区に有った苕野神社(くさのじんじゃ)に江戸時代から伝わる祭りで、大漁と海上の安全を祈願するお祭りです。私が本格的に浜通りの撮影に取組み始めたのはこの祭りの撮影からで、内陸部との違いや、地域に伝わるお祭りが大事にされていることに新しい発見をした思いでした。写真の田植え踊りは、震災後も避難先で守り続けられ、2018年からは、神社のあった請戸地区で祭りが復興され、地域の人々の心の拠り所となっています。
北泉海水浴場は、南相馬市の中心部「原町区」北東に位置する北泉海浜総合公園の一部で、サーフスポットとしても有名な海水浴場や、オートキャンプ場、それにたくさんの遊具が併設されたわんぱく城などの施設が整えられ、大人から子どもまで、年間を通して親しまれていました。南北に海岸線が連なる浜通り地方は、夏になると北から南まで、写真のような風景が当たり前に見られていましたが、震災の大津波によって多くの施設が破壊〜流出し、休場を余儀なくされてしまいました。北泉海浜総合公園は、高台の遊具エリアが4年前に、海水浴場も今年の7月、9年振りに再開と、かつての賑わいを取り戻しつつあります。
『浜通り 2000-2003 福島』を出版。
知っていただくために写真展も開催。
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皆さまからご支援いただいた資金で、震災前の浜通り地方を記録した写真集『浜通り 2000-2003 福島』を2020年11月中に出版します。
クラウドファンディング挑戦期間中、震災前の写真を使った写真展を郡山市と南相馬市の2か所で開催し、より多くの方々に知っていただけるよう、プロジェクトを進めます。加えて幅広く知っていただけるよう、マスコミなどにも働きかけ、盛り上げていきたいと考えています。
< 写真集について >
タイトル:浜通り 2000-2003 福島
福島県の東部、太平洋側の「浜通り地方」。なだらかなで四季折々に彩りを変える阿武隈高地と鮭が遡上する海沿いの町。温暖で過ごしやすく、地域毎に豊かな芸能文化が残るこの地域が、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故で失われる10年程前の、美しく平和だった頃の四季と歳時記の記録。
撮影地の具体的な場所:浜通り地方13市町村全域。
版型:A4横ハードカバー(297×210) 約130P カラー
出版元:雷鳥社 出版部数:1000部予定
< 写真展について>
▪️郡山展
期間 2019年12月7日(土)〜2020年1月5日(日)
場所 JR郡山駅 S-PAL郡山1F かぼちゃんギャラリー
時間 10:00〜20:00 (最終日は17:00まで)
住所 〒963-8003 福島県郡山市字燧田195
▪️南相馬展
期間 2020年01月11日(土)〜2020年01月19日(日)
場所 JR原ノ町駅西 南相馬市立中央図書館
時間 10:00〜20:00 (初日は13:00より〜、最終日は14:30まで)
住所 〒975-0004 福島県南相馬市原町区旭町2-7-1(駐車場80台有り)
普段SNSなどを使っておられない方々が、プロジェクトにご参加いただけるよう、会場でパンフを配布する予定です。クラウドファンディングが成立した場合、2020年のGW明けから出版に向けた準備作業に取り掛かり、半年の期間を経て11月下旬に完成〜出版の予定です。皆さまへのお届けは翌月12月を予定しています。また、福島県内や首都圏、ご要望があれば全国各地で写真展の開催も考案中です。
かつての風景を記録しておくために、
思い出すために、知ってもらうために。
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私が写真集出版を通して、達成したい目的は三つあります。
一つ目は、写真集そのものを貴重な記録として後世に残すことです。震災後、10年近く経っても、浜通りの震災以前をまとめた作品は発表されていません。悲惨な風景や震災の恐ろしさを伝えるような写真や映像がはあっても、ただ美しく、そこに在った風景に触れられる機会がほとんどありませんでした。この出版を通して、見ること・知ることのなかった震災以前の美しい浜通りの様子を知っていただきたいです。
二つ目は、故郷への想いが強い方々にとっての癒しとなるような写真集を出版することです。先述したように、自主制作した写真集に対して、被災者の方々は特に、強く出版を希望してくださいました。自分たちが大切にしていた日常の風景は、何よりも癒しになると考えています。また、そういった風景を地域の若者にも伝えることで、故郷の伝承と誇りにもつながるのではと考えます。
三つ目は、被災地としてのイメージ払拭です。震災以降、被害にあった地域の写真や報道が溢れ、今も3月11日が近づくと、当時の様子が多く見られます。そのため、被災した様子のイメージが強く、浜通り地方に悲惨な印象をもっている方も少なくないと感じています。地域にあったもともとの風景や生活を伝えることで、浜通り地方のあたたかな雰囲気が伝わり、イメージをくつがえす一助になりたいと思っています。
これらの写真をご覧になる前と後では、被災地への印象は、かなり違った物になると確信しています。
写真集は、避難されている方のいる地域、浜通り地方の各市町村の中央図書館に寄贈したいと思っております。それぞれに事情を抱え、地元に戻れない・戻らない方にも、浜通り地方の本来の美しさを想いだしていただけたら嬉しいです。
当たり前の毎日のありがたさを痛感。
地域の魅力を発信し、復興に役立ちたい。
- - - - - - -
私は、昨日まで当たり前にあった風景や人々がなくなってしまうことは、東日本大震災が起こるまで、特に意識すらしていませんでした。
毎日の慌ただしさの中で、流されて生きてしまいがちですが、震災を経て、何気ない日常を当たり前に送れることが本当にありがたいことであることを痛切に感じるとともに、これらの日々を大切に生きていかなければいけないと感じています。
また、写真を撮っていると、以前は地味と感じて力を入れて巡っていなかった地域でも、数多くの魅力がある場所なんだなと、新しい発見を重ねています。発見した魅力を内外に発信し、自分なりに地域の復興に役立つことができたら、写真家冥利に尽きます。
ご支援、応援のほどよろしくお願いいたします。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
福島県内の四季の風景を中心に撮影を進め、魅力を発信する媒体として、ポスター、カレンダー、パンフレット等に作品を使用して頂いています。2013年には日本有数の豪雪地帯「奥会津」の四季を捉えた写真集で作家活動を開始。光や、被写体の色や空気感〜質感を大切に、心に訴える作品作りを心掛けています。
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リターン
5,000円
【ラストスパート全力応援】写真集『浜通り2000-2003 福島』1冊
・お礼状
・写真集『浜通り2000-2003 福島』1冊
- 申込数
- 95
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
10,000円
【目標達成全力応援!記録と記憶をともに残す】写真集『浜通り2000-2003 福島』1冊+α
・お礼状
・ポストカード4枚セット
・写真集『浜通り2000-2003 福島』1冊
・写真集の巻末にお名前を掲載(ご希望者のみ)
*配送予定月は、写真集に合わせて設定。そのほかのものは順次お送りします。
- 申込数
- 62
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
5,000円
【ラストスパート全力応援】写真集『浜通り2000-2003 福島』1冊
・お礼状
・写真集『浜通り2000-2003 福島』1冊
- 申込数
- 95
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
10,000円
【目標達成全力応援!記録と記憶をともに残す】写真集『浜通り2000-2003 福島』1冊+α
・お礼状
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・写真集『浜通り2000-2003 福島』1冊
・写真集の巻末にお名前を掲載(ご希望者のみ)
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- 申込数
- 62
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年12月
プロフィール
福島県内の四季の風景を中心に撮影を進め、魅力を発信する媒体として、ポスター、カレンダー、パンフレット等に作品を使用して頂いています。2013年には日本有数の豪雪地帯「奥会津」の四季を捉えた写真集で作家活動を開始。光や、被写体の色や空気感〜質感を大切に、心に訴える作品作りを心掛けています。