ある日、保育の業界で超話題の、ツイッターのフォロワーが40万人もいる男性保育士「てぃ先生」という方がいるらしい・・!と聞き、すぐにメールをしてみた私。

 

「はじめまして!!今度イベントやるんです!出てもらいたいです!!会いたいです!!」という突然のメールに、丁寧に答えてくれて、本当にあってくださった優しいてぃ先生。(しかもイケメン)

 

お話を伺って、もっともっと、いやもう絶対出て欲しい!!!と思ってしまった。今日はてぃ先生のおはなし。素敵なお話がたくさんきけました。

 

さやか:先生は何で保育士になったんですか?

てぃ先生:ユニフォームを着る仕事がしたかったんです。野球選手、サッカー選手、お医者さん、パイロット、とか、かっこいいじゃないですか!一方、僕の父もそうだったんですが、毎日スーツを着てネクタイを締めて会社に行くいわゆるサラリーマンという人たちが、小学生の僕にはあまり楽しそうに見えなかったんですね。だから、普遍的な仕事じゃないことがしたいなあ、って漠然とですが、思っていました。でも、あまり勉強が好きじゃなかったんです。だから自分にもできる専門職って何かな?って考えてみたら「子どもが好き!」にたどり着いた。それで、子ども関係の仕事に就こうって決めました。子ども関係って言っても色々ありますよね、子どもの写真とるスタジオとか、赤ちゃん用品のお店とか、その中で、子どもと直接肌と肌を触れ合わせて関われるのは、「保育士だ!」って思って、決めました。

 

さやか:実際保育士になってみて、なんかイメージと違ったところとか、ありますか?

てぃ先生:保育士って、「ただ、遊んでるだけ」って思われがちですよね。実際僕も、「子どもとたくさん遊べて楽しそう!」と思ってこの世界に入ったんですが、保育士として現場に入るようになって、保育士はただ遊んでるだけじゃないんだ、と痛感したんです。

例えば、かけっこひとつとったって、脚力を鍛えるためだったり、競争力を高めるためだったり。保育士はちゃんと、目的を持って子どもと遊んでる。「保育士、奥深いなあ・・!!」と余計興味がわいたんです。いい意味でのギャップを感じました。

 

 

さやか:以前、てぃ先生のツイッターで「ママたちが電車の中でスマートフォンを見ることの何が悪いのか。子どもにスマートフォンを渡して何が悪いのか。」というのを読んで、すごい感動したんです。てぃ先生って、ママたちにとって心強い応援団なんだなあ、って思いました。

てぃ先生:普段、ママたちが言えないことを言っただけです。だって、かわいそうじゃないですか、移動中くらい、休憩させてあげたいものです。電車の中で子どもが騒がないように、とか、他にも理由は色々あると思うんです。他人の勝手な決めつけで、子育てを窮屈なものにしてはいけないと思っています。その家族をよく知りもしないで、他人の子育てに口を出してしまうケースがとても多いですが、その家族にはその家族の事情や状況があるのです。それを完全に理解しないで口を出すのは、僕は違うと思っています。それは親族であっても、です。これは、核家族化が進んでしまった原因の一つでもあるんじゃないかなと思います。

 

さやか:子どもに接するときに気をつけている、大切にしていることは何ですか?

てぃ先生:子どもの主体性を重んじることです。指示を出さない。例えば、おままごとを子どもにさせたい、とします。ある保育士は、「じゃあ、今日はおままごとをしましょうね」と言って、子どもの意思に関わらずおままごとセットを出してきて子どもにやらせるかもしれない。でも、上手な保育士は、綺麗な保育室の中で、あえておままごとコーナーだけ、まるで今まで誰かが遊んでいたかのように無造作に置いておく。フライパンの上にお肉をのせてコンロにかけておいたりとか、ダイニングテーブルの上にお皿やフォークのセットを並べておく、とか。そうすると、子どもたちはその楽しそうな空間に寄って行って遊ぶんです。こちらから指示を出さなくても自然に遊び始める。これが上手な保育士のやり方です。こうすることで、大人の狙いがそこにあったにしろ、子どもたちは自分で「あそこで遊びたい」という主体性をもって行動していることになる。これがとても大事だと思っています。

 

さやか:子どものために、お母さんお父さんにしてほしいことってなんですか?

てぃ先生:自分が思っている3倍スキンシップをしてあげてほしい。なんでもいいです。膝の上で絵本を読んであげる、手をつないでお歌を歌ってあげる、時間の量ではなく、質を上げてほしい。愛情形成が子どもを育てる上で何よりも大切なことですし、それは、お父さんお母さんにしかできないことです。保育士はあくまで代わり。子どもは、お父さんお母さんにいっぱいいっぱい愛されて、初めて外に出られるようになるんです。いつまで抱っこしてあげればいいですか?とよく聞かれるけど、求められる限りずっとしてあげればいいと思います。

 

さやか:しつけは必要だと思いますか?

てぃ先生:自分で学ぶこと半分、親に教えられること半分です。ただ、「教えてもらう」と言っても、お父さんお母さんがやっていることを子どもが見て勝手に学ぶことがほとんどです。例えば、帰ってきたら手洗いうがいをする、という習慣を子どもにつけさせたいなら、お父さんお母さんが帰ってきたら当たり前のように手洗いうがいをすればいいだけ。しつけをしたいなら、まずは親がやってみせる。それだけです。

 

さやか:これから保育士になろうとしている人にエールを!

てぃ先生:保育士って、大変だと言われるけど、結局どんな仕事だって大変なんですよね。でも保育士さんって「子どもが好き」っていう最も素晴らしい気持ちを持ってる。天職意識を持って働いている人ばかり。何がすごいって、保育士になる人って、高校生の時点で進路を決めて、将来これになる!って決めてるわけでしょ?それが何よりすごいことです。そして、「子どもを育てる」ということはつまり「社会を育てる」ことだとも言えます。だってその子達が社会を担っていくわけですからね。未来の社会を育てている、そんな仕事他にありますか?そう考えると、とてもやりがいのある、責任のある仕事ですよね。もっと言うと、これからロボットに職業をどんどん奪われていく時代が来ます。でも、人を育てる仕事はロボットにはできません。だから保育士という仕事は無くならない。唯一生き残る仕事と言っても過言ではないです。保育士になりたいと思ったその気持ちを大事にして頑張って欲しいと思います。

 

さやか:お母さんにエールを!

てぃ先生:いい意味で、「うちはうち!外は外!」という意識でやってほしいなって思います。子育てに正解なんてないし、結果はあったとしても、失敗もないと思います。それは一人ひとり違うから。周りにとやかく言われたって、結局お子さんを一番よく知っているのはお父さんお母さんなんですから。ご自身の考えを大切にしながら、楽しんで子育てしてほしいなって思います。あとは、ご自身の人生も楽しんでほしいですね。

 

 

てぃ先生 『アニメ公開中!』
Twitter  https://twitter.com/_happyboy
アメブロ  http://ameblo.jp/tsenseidayo/
『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(著書:KKベストセラーズ)
『てぃ先生』(コミック:KADOKAWA)
『ハンバーガグー!』(著書:KKベストセラーズ)

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