岡本太郎美術館の「太郎でおはなしをつくろう」で、こんなおはなしができました。河童像というオブジェから、浮かんだそうです。

 

「愛を知りたいあなたへ」 贈ります。

 

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「愛」   

                        鈴木ひなた(9才)

 


あるところに、「かっぱぞう」という、ぞうがありました。


かっぱぞうは、ただ、みるだけならいいけれど、

「目があうと、のろわれる」という、うわさがありました。

 

「かっぱぞうが、見たい」という人がいました。
りおちゃんという女の子でした。


かっぱぞうは、家から近かったのですが、一ども見たことがありません。
お母さんに言っても、つれていってもらえません。
なので、一人でいきました。

 

「なんで、お母さんは、つれていってくれないんだろう?」
りおちゃんは、思いました。


考えても、考えても、わかりません。

 

それもそのはず、

りおちゃんはうわさを知らなくて、

お母さんが言っていたのは、うわさのことだったのです。

 

なにも知らずに、かっぱぞうのあるところに、つきました。

 

りおちゃんは、なでたり、洗ってあげたり、やさしくしてあげました。
でも、そのあいだに、目をあわせていました。

が、

かっぱぞうは、

りおちゃんのことが好きになってしまったので、

のろいをかけませんでした。

 

りおちゃんも、

かっぱぞうのことを、好きになっていたので、

キスをして、帰りました。


                           おわり

 


河童像(岡本太郎 作)の絵は、小島大洋(小学一年)です。

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