支援総額
目標金額 1,800,000円
- 支援者
- 136人
- 募集終了日
- 2020年8月31日
ハチドリのひとしずく
おはようございます。カンボジア自転車プロジェクトの安田です。
昨日、達成率が50%に到達し折り返すことができました!ご支援いただきました皆さん、ありがとうございます!!引き続き応援よろしくお願いいたします。
今日は「ハチドリのひとしずく」という本をご紹介しながら、このカンボジア自転車プロジェクトに込めた思いをお伝えできればと考えています。
左の赤い本が「ハチドリのひとしずく」。後ろに見えているのは「あなたのたいせつなものはなんですか?・・・カンボジアより」(小学館)です。写真の女の子の両足は義足。地雷を踏んでしまいました。この本が出版されたのは2005年。当時、2歳ぐらいでしょうか。私がこの本を買ったときは2015年。12歳ぐらい。中学生かな?さらに5年後の今年は17歳ぐらい。高校生でしょうか。元気に学校いってるのかな?と、名前も住んでる場所も知らない女の子にときどき思いを馳せています。
ハチドリのひとしずく
「ハチドリのひとしずく」はアンデスに伝わる古い物語。
森が燃えています。
森の生き物たちはいっせいに逃げ出しました。
でもハチドリのクリキンディはいったりきたり。
小さなクチバシで1滴ずつ水を運んでは火にかけています。
他の動物たちは「そんなことをして何になるんだ?」と笑っています。
クリキンディは答えます。
「私は私にできることをしているだけ。」
色々な声
「そんなことをして何になるんだ?」
「自転車だって?食料とかの方がいいんじゃないの?」
「お金持ちの大企業や、カンボジアで儲けている中国にお願いしたら?」
「他に困っている人はたくさんいるじゃないか?」
「まずは日本国内からでしょ」
「あなたの活動じゃ、カンボジアは変わらない」
そんな声がときどき聞こえてきます。打たれ弱い安田はそのつどションボリします。でも少しションボリしたら応援してくれるたくさんの協力者・仲間たちのことやこのハチドリのクリキンディのことを思い出して少し元気になって奮い立ちます。
「私は私にできることをしているだけ。」
そう。私は自分にできることをしているだけ。もう少し付け加えると、「やりたいからやっているだけ。」という思いもあります。でもさっきのような言葉を無視して聞いていない振りをしているわけではありません。せっかくなので、安田なりの考えを書きたいと思います。
「そんなことをして何になるんだ?」
⇒単純な答えは、「それで学校に通い続けられる子供たちが増えます。」です。将来の妄想は、それで卒業出来て、いい職場に就けて、収入が増えて、家族を支えて、幸せに生きることができます。そんな子供たちが自転車の台数分増えていくのです。
「自転車だって?食料とかの方がいいんじゃないの?」
⇒もちろん生きるために必要なものの優先度は食料の方が高いです。食糧支援をしている団体もたくさんあります。どこの国の話だったか忘れていしまいましたが、ある支援団体が孤児院にニワトリを数羽寄付しました。そして、「このニワトリを食べてしまったらそれでおしまい。でも飼育してタマゴを生ませて増やせば、それは生きる術につながる。」と言いました。私も「生きる術」を提供できればと考えました。
「お金持ちの大企業や、カンボジアで儲けている中国にお願いしたら?」
大きな企業はたとえばイオンさんなんかはカンボジアに学校を作る支援をしています。中国も学校を作ったりしています。中国といえばレンタサイクル事業が失敗に終わってあふれた中古自転車をたくさんカンボジアに寄付したという話もありました。日本のODA活動と同じく橋などのインフラ整備にも貢献しています。大企業に頼むと自転車はいっきに1000台、1万台となるのかもしれません。でもそれは私が先頭になってやるよりもそうした企業が自身で進めていくでしょう。もし1万台となったら、1台1台の協力者の顔がもしかしたら見えなくなってしまうかもしれません。子ども達にとっては顔が見えるかどうかより自転車が1台でも多い方がいいかもしれません。でも、私は「あなたに自転車をプレゼントしてくれたのはこの人です。この人があなたを応援しているのです。がんばってください!」と明確に言える今の形にこだわっていきたいのです。その形を維持しながら大規模化していくには運営主体がまだまだ弱すぎます。すみません。
「他に困っている人はたくさんいるじゃないか?」
新型コロナウイルスもそうだし、豪雨洪水の災害もそう。私は仕事でたくさんの創業者や経営者と出会います。そうした方々の会社やお店の経営が大変なことになっています。だからハチドリのクリキンディ。自分にできることをやろうと、そうしたお店のクラウドファンディングにはReadyforさんやそうでないところにも参加したり、商工会議所や商工会さんがReadyforで立ち上げているみらい飯プロジェクトに参加したりしています。できることをがんばりたいです。
「まずは日本国内からでしょ」
まずは家族、まずは住んでる街、まずは大阪(安田の居住地)、まずは日本、まずはアジア。もちろん、家族は自分の力で絶対守り通します。でもそこまで。街や大阪や日本といっても私の器には入りきらない。日本国内のすべての問題を解決してからでないと海外に目を向けてはいけないのでしょうか。
とても間接的ではありますが、1人の事業主としてたくさんのお客様に喜んでもらい、得られた利益から納税もしっかりしています。それは日本が豊かになるため、あるいは諸問題を解決するために1ミクロンの1万分の1ぐらいかもしれないけれど前に進める力になっていると思っています。目を向けていないわけでは決してありません。
「あなたの活動じゃ、カンボジアは変わらない」
国って何でしょうか?私は国民の集まりと思っています。決して政府のことを意味していない。「変わる」って何でしょうか。劇的な変化もあれば、100年経たないと気付かない変化もあります。そういう意味では、カンボジアは毎日変わり続けているし日本だってそう。私なんかいなくたってカンボジアは変わり続けます。
私はカンボジアを変えたいと思って活動しているのではありません。目の前にいる子供たちに幸せになってほしいだけです。たまたま奨学金支援を始めて、初めて訪れた国がカンボジアだったわけで、そこにどっぷりつかってしまったんです。
子どもたちの置かれた環境を見たり聞いたりして「なんでこんなことになってるねん!!」と思うことは多々あります。それを改善する力は私にはありません。母が亡くなり父親は出稼ぎ。子ども達(しかも女の子ばかり)だけで暮らしている家を訪問しました。明かりも無ければ家には鍵もない。人さらいに襲われる危険もある。そんな子供たちを見て、「だれか、大人が一緒に住んであげればいいのに・・・」ということを決して口にしてはいけないということを
私はこのプロジェクトを通して学びました。「じゃあ、あなたが一緒に住んでくれる?」と子ども達にせがまれたらどうしますか?「いや、私は無理なんだけど・・・誰か・・・」と答えれば子供たちは絶望するわけです。無責任な言葉が人を傷つける。
結局、「自転車でがんばって学校に通って、自分の人生を自分で切り開いてください」としか言えません。でも教育は本当に大事。それはチャンスをつかむための準備だと私は思っています。この子たちが何かのチャンスに巡り合ったとき、教育が無ければつかめないかもしれないし、チャンスが目の前にあることに気が付かないかもしれない。
だから、「なんでこんなことになってるねん!!」と思うことは本当に多いけど、「大変だけど自分で何とかしてね!」と自転車をプレゼントし続けるのです。
そして、冒頭の地雷を踏んでしまった女の子。自転車をもらった子供たちが自らの人生を切り開き、カンボジアが豊かになるなかで、この女の子がいつも笑っていられる世の中になってくれるといいなぁと思うのです。
昨日の学び
この新着情報記事のなかでときどき出てくる大阪府中小企業家同友会。その研修が昨日ありました。この同友会が何のために活動しているかを簡潔に説明している言葉に出会いました。私たちは「すべての人が、その素晴らしさを発揮できる社会」を目指しています。一人の父親として、一人の経営者として、そして自転車プロジェクトの主催者として、その前に一人の人間として、この言葉を胸に、今日もがんばりたいと思います。
今日は安田の少々偏ってる感もある考えを皆さんに聞いてもらいました。
ハチドリのクリキンディみたいになれるようにがんばります!!
リターン
14,420円
【出版記念!自転車1台分】自転車1台と修理セットを子どもたちに届けます!
・書籍「カンボジア自転車プロジェクト」1冊
・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子どもたちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(1台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ10個
※書籍のみ9月末頃の発刊次第お届け致します。
- 支援者
- 7人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
12,000円
【自転車サポーター1台分】自転車1台と修理セットを子どもたちに届けします
・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子どもたちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(1台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ10個
- 支援者
- 72人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
24,000円
【自転車サポーター2台分】自転車2台と修理セットを子どもたちに届けします
・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子どもたちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(2台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
36,000円
【自転車サポーター3台分】自転車3台と修理セットを子どもたちに届けします
・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・支援した子どもと自転車の写真
※「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかる写真です。子どもたちには自転車に修理セットも付けてプレゼントします。
・自転車に取り付けるお名前(企業名、匿名可)メッセージの入ったプレート(3台分)
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個
・カンボジアの伝統的な巻物「クロマー」
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
5,000円
現地の様子をお写真でお伝えします!
・お礼のお手紙
・支援した子どもと自転車の写真
(2名様のご支援で自転車1台を子どもたちに届けます。「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかるように、ギフト写真を用意いたします。)
・現地の様子を写した写真
- 支援者
- 14人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
6,000円
カンボジアのおいしいコーヒーのドリップバッグをお届けします!
・お礼のお手紙
・支援した子どもと自転車の写真
(2名様のご支援で自転車1台を子どもたちに届けます。「あなたの支援した自転車をこの子が乗っている」とわかるように、ギフト写真を用意いたします。)
・現地の様子を写した写真
・カンボジア産コーヒードリップバッグ5個
- 支援者
- 29人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
60,000円
【自転車クラブサポーター】自転車クラブ1か所の設立or既存クラブ1箇所の継続支援をします
・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・自転車クラブにお名前(企業名、匿名可)の入ったプレートの取り付け(自転車クラブ1箇所の新設、もしくは既存施設1箇所へのパーツ補給に充てさせていただきます。)
・子ども達からのありがとうメッセージ動画
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個
・カンボジアの伝統的な巻物「クロマー」
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
120,000円
【自転車クラブサポーター】 自転車クラブ2か所の設立or既存クラブ2箇所の継続支援をします
・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・自転車クラブにお名前(企業名、匿名可)の入ったプレートの取り付け(自転車クラブ2箇所の新設、もしくは既存施設2箇所へのパーツ補給に充てさせていただきます。)
・子ども達からのありがとうメッセージ動画
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個
・カンボジアの伝統的な巻物「クロマー」
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月
180,000円
【自転車クラブサポーター】自転車クラブ3か所の設立or既存クラブ3箇所の継続支援をします
・お礼のお手紙
・現地の様子を写した写真
・自転車クラブにお名前(企業名、匿名可)の入ったプレートの取り付け(自転車クラブ3箇所の新設、もしくは既存施設3箇所へのパーツ補給に充てさせていただきます。)
・子ども達からのありがとうメッセージ動画
・カンボジア産コーヒードリップバッグ20個
・カンボジアの伝統的な巻物「クロマー」
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年2月