現地パートナー団体「子どもの家」アジーザさんからのメッセージ

 

皆さま、こんにちは。パレスチナ子どものキャンペーンの田浦です。

 

開始から7日。多くの方にご支援・応援いただき、本当にありがとうございます。

1人でも多くの子どもたちに食料を届けるため、最後まで頑張りますので、引き続き応援をお願いいたします。

 

本日は、私たちパレスチナ子どものキャンペーンが団体設立当初からレバノンで一緒に支援活動を行っている現地NGO「子どもの家」のセンター長のアジーザ・シャハダさんからのメッセージを紹介させていただきます。

 

アジーザさんは、山間部のワーベル難民キャンプにある「子どもの家」のセンターで、ソーシャルワーカーとして長年子どもたちや家族の支援を続けています。

 

私も先月初旬におよそ3年ぶりに現地を訪問し、アジーザさんにお会いしたのですが、その際には2019年以降の経済危機以降、レバノン全体で失業率の増加や物価の高騰などが続いていること、中でもレバノンの山間部に多くが暮らすシリアから避難してきたパレスチナ難民の生活状況がかなり深刻であると話してくださりました。

 

【アジーザさんからのメッセージ（1分7秒）】

 

シリアとの国境に近いレバノンの山間部には、都市部で家賃の支払いができずに借家を追い出され、山間部に移り、テントやバラックといった簡素な造りの家で生活をする家族が増えています。また、その家賃を支払いすることも難しく、食事を制限したり、子どもたちの教育をあきらめてしまう家族や、危険を承知でボートで違法な渡航をする家族やシリアへ帰還する家族が増えています。

 

こうした状況の打開策は見えないまま、難民の人々の生活は日々苦しくなるばかりですが、子どもたちが少しでも栄養のある食事をとり、一晩でも多くお腹いっぱいで眠りにつくことができるよう、そして厳しい冬を越えることができるよう、温かいご支援をいただけますと幸いです。

応援、どうぞよろしくお願いいたします。