応援メッセージいただきました！本多瑞枝さん

 

 

 

チェンジザドリーム・シンポジウムを体験して

 

 

「現代社会の夢を変える」：南米アマゾン流域に暮らす先住民からの、このような呼びかけに応える形で開発されたという、ユニークなプログラムです。アマゾンの森の映像から始まる心に触れる映像、活動家や多種多様な人々へのインタビュー、科学的データの一つひとつが私の視野を広げてくれました。自分の立ち位置、来し方行く末を立ち止まって見通すための材料が豊かに提供されています。はっとするような言葉や事実もありました。間違った思い込みが自分の中にこんなにあった～その大元をたどっていくと、“私とは誰なのか？”という問いにたどりつきました。自己と他者を“体の存在”として捉えると、皮膚の色、国籍、宗教、文化的背景の違いなどによって、対立が生じます。「どのくじを引いてもはずれがない(皮膚の色)」世界ではありません。乗っている車の色や形、性能によって、運転手（魂）の価値が決められるような世界です。運転手が意識を失って、車が自動運転をしているのですから、事故（衝突）が多いのも当然です。

 

一番印象に残ったのは、“悪が勝つなんてことはありえない！”と確信するデズモンド ツツの満面の笑顔でした：「アパルトヘイトが終わったらね」という彼の言葉に「あなたが生きているうちは無理よ」と誰もが思うような状況でした。でも、間もなくそれが本当に実現したのです！“変えられない状況などありません。希望のない人間などいないのです。”

 

 

世界の情報、人々の声が一瞬にして世界中に届く時代、夢を変え世界を支えたいと思う人々の数は想像以上に多いことも知りました。そして、「今の社会の問題は“思い込み”によってつくられたのだから、人間がもともと問題を作り出すような存在なのではなく、蜃気楼の夢から覚めれば状況を改善できる」という希望です。今こそ、世界中の人たちがこのプログラムを体験し、力を合わせる時だと思います。

 

 

 

【本多瑞枝（“ぬふびじゅ”）プロフィール】
医師。千葉大学循環器内科に勤務中、自身のむち打ち症の治療で東洋医学に触れる。1985年シンガポール日本人会診療所に赴任。心の姿勢が心身の健康のカギと気づき、気功、針治療などを学び、ラージャヨガに出会う。現在NPO法人ブラーマ・クマリス東京センターで “夢を変える＝自己を変える、世界を変える活動”を行っている。

 

[認定NPO法人ブラーマ・クマリス（BK）]
BKは古代インドの叡智ラージャヨガを学ぶ世界130か国、100万人のスピリチュアル・ネットワーク。私たちが自己の本質を見失ったことが、現代社会の様々な問題の根底にあることを提唱。ラージャヨガ瞑想の実践によって、本来人間に備わった内なる豊かさを取り戻し、その力を使い“未来の夢”を創造する生き方を実践しながら、より良い世界をつくることを目標にしている。国際部は国連の経済社会理事会（ECOSOC）の総合諮問資格をもつNGO（非営利団体）。