自然の営みと樹木の保護と・・

「四百年も生きた杉の大木がこんなに弱っているのに気づきもせず面目ないです、、、」と樹木医の宇治田さんに告げたところ、、、

宇治田さん「木が腐食したり倒れたりするのも自然の営みなんですよ。腐食した場所に住む虫や生き物がいるわけですし。倒れたとしてもそれが生き物たちの新たな住みかや食料にもなるので、悪いことではないんです。

ただ、人の暮らしや安全を考えると、人が知恵を絞って木と共に生きていく方法を考えないとダメなんです。今回は本堂に直撃する可能性もあるし、お参りの方の安全も確保しないといけない。

そのために人の力が必要なんです。

これが人のいない森の中のことなら、自然に任せるのも一つの選択肢なんですよ。」と。

目からうろこでした！

古い木が倒れる＝悪いこと　と単純に結びつけていましたが、それも自然の営みの一つ。

寺林とお寺と人と、、、どのように共生してきたのか、これからどうしていくのか、考えなければなりませんね。