こんにちは。本日は山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局長の高橋卓也さんから頂戴したメッセージを紹介いたします。
 
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変な言い方だが、原村監督とは縁がある、と思う。原村さんが自ら東北農業と呼ぶ作品がある。「命耕す人々」は山形県高畠町の有機農業の20年余りに取り組みを追った作品。私は初の県内公開の映写と担当した。

 

そして、中心メンバーの星寛治さんたちには以前からお世話になっていた。その製作と人脈がきっかけとなり、原村監督は、3.11東日本大震災と原発事故の影響を乗り越えようとする福島県天栄村の農家の人たちの飽くなき闘いを映画「天に栄える村」として結晶させる。

 

原村監督と知己を得ていた私は、この作品を2013年3月に東日本大震災特集上映の作品の1本として山形で上映されていただいた。その後、原村監督とともに市民よる製作委員会を立ち上げ、高畠の隣り上山市牧野に住む農民詩人 木村迪夫さんの生き方と詩の世界を通して戦後の農業 と社会を見つめる映画を製作・完成させることになる。


原村さんとは、足掛け8年ぐらいの付き合いになるだろうか。一本気で正義感が強い一方、人情家というか、「俺は結局、浪花節派なんだよなあ」と笑う原村さんを私は好きである。

 

今、農業の営みの歴史や農民という生き方を見つめてこそ、浮かび上がってくる大事なものがあることは、誰もが心のどこかで予感し、リアルに感じて居る人も多いと思う。しかし、今の日本の社会が、その身体性も伴った正常な感覚とは真逆の方向に向かおうとしているのはどうしたことだろう。

 

でも、一方で、武蔵野という地でその大事なものと感覚を守り継承しようと取り組んでいる人たちが紛れもなく居る、しかも生き生きと居ることを、この映画「武蔵野」は伝えてくれる。それは、日本中のどこかで、同じような感性と行動で人生を生き抜こうとする人々の共感をえるだろうし、何も行動できずにいながらもある種の本能のような感覚を持ち合わせる人たちを驚かせ、そして確かなヒントを感じさせるように思う。


ぜひ、この映画はいい形で完成させることはもちろん、いろんな地域に運ばれ、より多くの人に出会うべき作品だと考えます。

 

認定NPO法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭 事務局長 高橋卓也

 
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高橋卓也さんメッセージをありがとうございます。

 

プロジェクトの実施に向けて引き続き情報発信等々に邁進してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!