枝光さんからの応援メッセージ

私は、１９８３年より大阪母子医療センターに勤務し、

昨年定年退職しました。

私とクリニクラウンさんの出会いは、日本クリニクラウン協会１０周年記念事業の韓国訪問でした。

それまで、病院訪問をしてくれているクリニクラウンさんの存在は知っていましたが、積極的に関わることはありませんでした。
２０１５年、縁あって通訳(片言ですが。。。)として韓国の病院訪問に同行することになり、３日間を一緒に過ごしました。

訪問した韓国の小児病棟は、家族の付き添いが必須で遠くからソウルの病院に来ている患者さんが多く、長期の入院生活のためか少し重苦しい雰囲気でした。

病棟に到着したクリニクラウンさんも言葉が通じないけど大丈夫かな、韓国のこどもたちが受け入れてくれるのかなと緊張感にあふれていました。

 

そして、いよいよ病室訪問です。最初は不思議そうにしていた子供たちでしたが、しばらくすると瞳を輝かせキャッキャッと笑い声が聞こえてきました。

 

言葉なんていらない。

 

こどもとその家族に明るい時間を届けたいというクリニクラウンさんの気持ちが国境を越えて通じた瞬間でした。

 

そばで見ていた私は鳥肌が立つくらい感動したのを今でも覚えています。

 

今、このコロナ渦で病院訪問ができなくなっています。

web訪問の取り組みも始まっていますが、病院のWi-Fi環境はまだまだ遅れています。

 

どうすれば活動を継続できるのか。クリニクラウンさんの試行錯誤の日々が続いています。

入院生活を送るこども達に少しだけ非日常の時間を届けられるよう影ながら応援しています。

 

枝光尚美