芸工大生が日本のデザインを一新する、「大芸工展」を開催！

みなさん、こんにちは！！大芸工展運営委員の濱田です！

 

本番まで2週間を切りましたが、

今回は、審査員の紹介です！！

 

審査員三人目は、、、太刀川英輔さんです！！！

 

太刀川　英輔(たちかわ　えいすけ)/NOSIGNER

 

デザインストラジスト

NOSIGNER代表／創業者

慶應義塾大学SDM　特別招聘准教授

NPO法人ミラツク　理事

（社）地域ブランディング協会　理事

ナオライ株式会社 社外取締役

47PLANNING 社外取締役

福岡地域戦略推進協議会（FDC）　シニアフェロー

 

 

太刀川英輔は、デザイン活動体「NOSIGNER（ノザイナー）」の代表。デザインストラテジスト。

 

形を通して関係性をつくること（デザインの社会実装）

＝デザインを新領域に適用し、自然で率直な美しい未来の形をつくる。

発想の仕組みを解明すること（デザインの知の構造化）

＝発想と創造の仕組みを解明し、社会の進化を生み出すような未来の天才を増やす。

 

この２つの目標を実現するために、デザイン発想を生物進化から学ぶ「進化思考」を提唱している。デザインの背景にある生態を解明し、未来にとって本当に価値のある発想が、なるべく早く実現される世界を目指している。

進化思考の提唱者として、デザイン発想と創造的な敎育を、会社、NPO、大学などの研究機関に提供している。   

デザイナーとしては、建築・グラフィック・プロダクト等の領域を越えて活動し、グッドデザイン賞金賞、アジアデザイン賞大賞（香港）、PENTAWARDSプラチナ賞（食品パッケージ世界最高位／ベルギー）、SDA 最優秀賞、DSA 空間デザイン優秀賞など国内外の主要なデザイン賞にて５０以上の受賞経験を持つ。

またグッドデザイン賞・DIA Award(中国设计智造大奖)・WAF（世界建築フォーラム）など、多くの国際デザイン賞の審査委員を歴任する。

現在は、社会変革を促すデザイン戦略を通して、次世代エネルギー・地域活性・世代継承・伝統産業・科学コミュニケーションなどの分野で様々な企業や組織との共創を続けている。

 

 

以下、太刀川さんへのインタビューをお送りします！

 

 

・学生時代どのような活動を行い、その中で現在の仕事でも活きていることはありますか？

大学一年生から、たくさんの建築家の講演に足を運んで、挙手して質問していました。ぜんぜん、建築のことなんてわからなかったのに。わからないからこそ質問してみる勇気が僕を育ててくれたところはありました。

大学三年生くらいのころに、「歴史上の偉大な建築家やデザイナー全員が僕の人生にとってのライバルなんだ」ということに気づいてしまって、目標と現在地点のあまりの距離に衝撃を受けたのを覚えています。途方にくれたし、焦りました。

大きすぎるものはわからない。ならば細かく分解すればいい。と考えて、それから優れた建築家やデザイナーのスキルや、デザインのコンテクストを因数分解して理解しようとするようになりました。その学習プロセスに気づけたのもは本当に良かった。いまだにその方法で勉強しつづけてますから。

4年の卒業設計は、新宿中央公園のリノベーションでした。自然から形を学んで、都市にリサイクルエネルギーのプラントを埋め込むという提案でした。今やっている社会的なデザインの先に、そういった未来を夢見ているのは、学生時代から変わりません。

大学院の頃、建築学会の学生団体の代表だったことがあって、そのころに身体性をテーマにしたワークショップを24時間ぶっ続けで行ったことをとても懐かしく覚えています。それがきっかけで、建築以外のデザインに足を踏み込むようになりました。

大学院の修士論文が、デザインと言語の類似性を理解して、天才的な発想の共通ルールを探るというものでした。いま准教授として教えている母校の大学院では、まさにその研究の延長を教えています。

ぼくのよつに学生時代に自分が興味を持ったものが、その後の人生を決めてしまうことがあるので、いま、自分の心の内側の声に耳を傾けてみてください。

MIKADO LEMON

 

・これからの芸工(芸術工学)に期待することはありますか？

まさに時代の先端にデザインとアートが置かれつつある時代です。でも社会をハックするには、芸術側だけではなく社会側への理解が必須になります。その垣根を超える人材がたくさん日本に生まれるといいですよね。そういう教育を発明したいな、と思いつつ「進化思考」の教育プログラムを作っています。

KINOWA

 

・大芸工展についてひとことメッセージをお願いします！

このイベントで、審査員とか誰かが話をすることよりも、君たちがいま横で団結したことが、これから先の未来をつくります。10年すれば、きみのとなりのやつが凄いことをやらかし始めます。そういった刺激と切磋琢磨から、時代を触発するクリエイティブが生まれます。
激変する時代には、あなたたちの時間と年代しかできないことがたくさんあるから。頑張ってね。

Ginza Graphic Gallery Exhibition (ggg)

"NOSIGNER REASON BEHIND FORMS"

 

太刀川さん、ありがとうございました！

「進化思考」の教育プログラムというものがとても気になりました。

 

大芸工展は、太刀川さんのような第一線で活躍するデザイナーを招待し、

芸工生の作品に対する講評を行っていただきます！ぜひご興味のある方はお越しください！

 

ではではクラウドファンディングも残り3日よろしくお願いいたします！