あと3日! で約80%! どうなのか? まだまだだと信じて、ラストスパートのラストスパートに入ります!

 

 どうしても体感していただきたいのは、ホント、見れば見るほど面白い屏風だからです。

 しかも、桃山時代の空気を肌で感じられる不思議な屏風なのです。

 

 実際に花見などで花を愛でるときに、ただ花を下から見上げる以外に、もっと色々と体で春を感じているのではないでしょうか。

 もちろんお弁当に旬の素材が入っていたら、舌でも春を感じることができます。筍は出始めた頃でしょうか。菜の花は終わりに近い? そんな季節の移り変わりを、花見ではいろんな感覚から繊細に感じています。

 

 肌も春を感じています。

 吹き渡る風にどこか華やかな香りがひそんでいたり、それこそ桜の花びらを散らす風は、主役に近い名わき役です。

 

 そんな表現が、「花下遊楽図」に実は隠されているんです。

 二次元画面にどうやって? ぱっと見、踊りなどの激しい動きの表現に目が行って、その秘密にはたどりにくいのですが、ご覧ください。これは描かれた人物の顔をトレースしたものですが、ほつれた髪の毛がそよいでいます。

 

 考えてみれば山間の醍醐寺です、やさしいそよ風というよりも、思ったより強い風かもしれませんね。

 風の面からいっても、今の花見とは違っているようです。

 背景を白く明るくすることによって、この髪のなびきもはっきりするはずです。風がより力強く感じられ、当時の風景がよりリアルに感じられるかもしれません。

 

 山を渡る強い風の中に咲き誇る真っ白な八重桜。しかし、花吹雪の表現はありません。散る花の美しさは表現されていません。

 では、この風光明媚にどんな想いを重ねていたのか。まさに「The answer is blowin' in the wind」です。鑑賞会では、私の感想もお話しできたらと思います。どうぞ、ご参加ください。

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