高齢者一人ひとりの生き甲斐を見つける❕

高齢者を一括りで捉えることはできません。

年齢も様々な東川町高齢者事業団では、個性も当然様々です。

その一人ひとりが、人生経験を活かして、現役時代とは全く違う世界に身を挺して日々の作業に当たっています。事務局はそのお手伝いをするのが役目と云っていいと思います。

したがって、事務局の屋台骨が崩れてしまったら、どうでしょう。

残念ながら、資金力に乏しい現状があるのは、高齢者事業団が収益を上げることを第一に活動する組織ではないからです。

高齢者福祉という観点から始まった事業団は、全国に存在していますが、おそらく経営面からはどちらの事業団もご苦労されていると推察します。

それでも日々の活動とまじめに取り組んでいます。依頼者の笑顔と出会い、ありがとうという言葉を聴くためにその日がある。それは、生き甲斐という形のない心の糧を求めてやまないのが人間だから、なのだと思います。

これは、高齢者に限らず、若い人だってそうなんだと考えています。高齢者もちょっと前までは、若人だったんですよ。気持ちは今でもそのころと少しも変わらない。ただ、ちょっと臆病になってきているかもしれません。もしかしたら、あのドナルド・トランプだって本当はそうなんではないでしょうか。

気持ちは若き時と変わらない。でも体が思うように動かなくなってきた不安と焦燥があんな発言を生むのかも。

ですから、私たちは、もっと素直に、もっと謙虚に生きていきたいと考えています。ただそのためには応援が必要になってきています。皆様の応援、支援が必要です。衰えつつある力は、これまで頑張ってきた証拠。互いに力を出し合い助け合い、それぞれの生き甲斐作りに協力し合う。慰め合うのではなく、励まし合うんです。

最初は４本足、それから２本になって、おしまいは３本足になる生き物は何でしょうか。むかし、そんななぞなぞがありました。もうずっと思い出すこともなかったその問いかけが、また甦るようになりました。

高齢化社会は、みんなの問題です。年を取らない人間なんていませんから。

高齢者が病気にも寝たきりにもならず、元気に寿命を全うするようになることが、この問題を大きく改善させるはずです。

北海道の真ん中の、とても小さな高齢者事業団にどうぞあなたのお力を貸してください。