幸福度NO1デンマーク、世界トップの福祉を日本へ持ち帰りたい

 

はじめまして、八ヶ岳観光福祉デザイン室アートディレクターの篠鉄平と申します。

 

私は現在、八ヶ岳南麓の山梨県北杜市で、デザイナーとして観光業や一次産業、地域活動にまつわるブランドコミュニケーションのお手伝いをしています。

 

「OTAGAISAMAプロジェクト」では、できるだけいままで「福祉」や「介護」に縁のなかった人にプロジェクトに関心を持ってもらうこと、またこの分野に関しての偏見や思い込みを取り除くことを、デザインという手法を通じて行いたいと思っています。

 

「お互い様=ノーマリゼーション」

「お互い様」

この言葉、みなさん一度は、聞いたり使ったりしたことがあると思います。

 

「困ったときはお互い様だね」

「ケンカの原因はお互い様だよ」

 

普段何気なく使われている言葉ですが、改めて意味を説明するならば、「両者は対等ですよ。」ということ。

 

「Normaization（ノーマリゼーション）」

 

この言葉、一般の人には馴染みがないと思いますが、介護・医療の教科書では必ず出てくる用語のようです。

1959年にデンマークで提唱された理念で、世界の社会福祉の基本原理として広まっています。

どういう意味かと言うと、「障害のある人が障害のない人と同等に生活し、ともにいきいきと活動できる社会を目指す（厚生労働省）」と、定義づけられています。

 

同等の生活というと、バリアフリーのように環境を整えたり、リハビリのように障がいを取り除くことだと捉えるかもしれませんが、この理念では、「障がいを持つ人が、障害を持たない人の社会に合わせるのではなく、障害を持たない人が障害を持つ人のサポート・支援を行うことで、同等に社会生活を送る」ということ。

 

つまり、これはまさに「困った時はお互い様」な関係じゃないかと思うのです。

 

日本にノーマリゼーションの理念が入ってくるずっと前から、

日本の文化の中に馴染んでいたんだ！と考えたら、少しワクワクしてきませんか？

 

「障がいを持つ人に出会った。どうしよう？」と迷うことがあったら、

「お互い様」という言葉を思い出すだけでも、ほんの少し行動が変わるかもしれない。

 

そして障がいを持つ人に限らず、お年寄り、外国人、何かしら困っているすべての人に対して、

「お互い様」の気配りが出来たら、人生が少し変わるかもしれない。

 

さらに、いまや世界共通語となった「もったいない」のように、世界中の人がこの精神を持つことが出来たら、世の中が変わるかもしれない。

私にとってはそれくらい壮大なプロジェクトになる可能性を秘めていると感じます。

 

「OTAGAISAMA」を合言葉に、みんなで世界を変えていきませんか？

 

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ご支援どうぞよろしくお願い致します！