暮らしの中に、個人の心に、根付くための表現に挑みたい

　こんにちは、推進チームの吉田です。今回の映像の制作者としてお話したいと思います。

 

　社会的なメッセージを映像化したコンテンツには「現場を伝えるドキュメント」「データに基づいた恐怖訴求」という手法が多く見られます。それらは心を打つインパクトのあるものなのですが、なかなか個人の生活に重ねることができず、更に実際のアクションに結びつきません。更にテーマの重さや専門性から、どうしても説教的な表現になりがちです。

 

　私たち制作チームもどんな表現を選ぶことが、一方的な情報の押し付けにならず、きちんと考えてもらうきっかけになるのか、とことん考えました。 そんな想いからチームで考えついた表現が、意志のない買い物に対して問いを投げかける「Earthmall」という 買い場での買い物賛歌アニメーションでした。

 

　持続可能な生産と消費を阻んでいる、意志のない買い物の様子を 否定するのではなく「あ！わかる！ついついやってしまいがちだな…」という共感や気づきの入り口を作りたいと考えました。

 

　イラストレーターの平井さくらさんや、映像ディレクターの吉野耕平さんを中心とした、魅力的なクリエイター達の協力のもと、魅力的なキャラクターや、ついつい口ずさんでしまうような音楽を採用し、エンターテインメントにして、人に伝えたくなるものになることも強く意識しています。

 

 

　この映像を、共感してくださる皆さんと一緒に形にし広めていきたい！という想いを込めて、Earthmallerのネームカードや、ムービーの楽曲コーラスに参加できるリターンもご用意しました。

 

 

　持続可能な生産と消費という大きなテーマに、生活者の買い物という場を優しく易しくつなげたい。その先に、買い物で未来を変えられるというワクワクを知ってほしい。

　心から願っています。