こんにちは。

 

本日は、ある1本の川について書きたいと思います。

 

 

現在の学校があるスジャータ村と新設の学校のあるデゥムリ村の間には、実は大きな川が流れています。

 

かつては、この川の向こうの地域(デゥムリ村側)が不可触民の人々の為の土地であったと言われています。

つまり、地形を利用し、彼らを一般の人々から隔離したのです。

 

現代になり、川には大きな橋がかけられました。

法律上、カースト制度が廃止された為です。

しかし、数年前の大雨で流されてしまったといいます。

 

その後、何度となくデゥムリ村の人々が橋の再建を希望しましたが、対岸の人々がそれを望まなかった為に、未だに橋は修復されないままです。

不可触民出身で、インド独立後の初代法務大臣であったアンベード・カル博士の「法律は変えられても、人々の心までは変える事ができなかった」という言葉が胸に刺さります。

 

 

橋がなければ、流量が少なくなる乾期を除いては川を渡る事ができません。

そうなると、物を売りに行く人々は、片道で半日もかかる山側の迂回路を使うしかありません。

 

 

この話からも分かるように、宗教やカーストによる差別が不可触民や異教徒、低カーストの人々の経済的自立と貧困状態からの脱却を阻んでいるのです。

 

今回、みなさまに支援して頂き、これまで学び舎のなかったこの地域に学校をオープンできる事を大変嬉しく思います。

お力添え、ありがとうございます。

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