プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

 

50年続けてきた養殖場が西日本豪雨で変わり果てた姿に。

 

初めまして。丸太山魚の佐藤 治平と申します。

愛媛県西予市宇和町で、アマゴの養殖販売をしております。

 

父親の代から、もともと所有していた山奥の農家で田んぼだったところを生簀にして、養殖業を始めました。創業してもう50年になります。

 

アマゴの養殖は、2年周期で育てており、完全養殖にこだわって育てています。

 

 

西日本豪雨災害により、土砂崩れが発生し、もうすぐ出荷予定だったアマゴの生簀が埋まってしまったり、備品を保管している倉庫がそのまま流されてしまい、かなりの被害を受けました。

 

現状、壊れた生簀も復旧できていないため、養殖できる数も限られており、加えて倉庫もまだない状態です。アマゴを配送するタンクを保管できる場所がないため、毎回山を降りて自宅まで取りに帰っています。

 

今回の災害での被害総額は、約500万円以上です。みなさまからご支援いただいた支援金をもとに、土石流の撤去に充てさせていただき、生き残ったアマゴたちの新たな生簀を作るスペースを確保し、また同じ形で養殖を続けていきたいと思っています。

 

どうかご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

山の中で養殖をしております

 

 
目の前で倉庫が土砂崩れによって流されてしまう。

 

7月7日6時頃、自宅にいた時に、目の前にある川が氾濫し、まずはじめに山の中にある養殖場の被害が気になり、嫁さんと飛び出して養殖場を見に行きました。途中の山道では、土石流が流れていて車で通るのも困難で、想像していた以上に悲惨な状況でした。

 

 

 

元々大きな岩などあまりなかったのですが、いたるところに岩が転がっており、倉庫が半分埋まっている状態になっておりました。山の水を取り入れていた水路が土砂で見えなくなっていたり、同じ養殖場とは思えませんでした。

 

また、生簀が壊れ、水がたまらない状態になっていため、まだ残っているアマゴの生簀のために、水道パイプが詰まらないように土砂をどかしたり、何とか荒れている現場を復旧しようと雨の中作業をしていましたが、備品を保管していた倉庫が目の前で流されている光景を見て、身の危険を感じ、嫁さんと相談し、養殖場を後にしました。

 

私一人であれば、無理をして養殖場に留まり、復旧作業を続けていたかもしれませんが、嫁さんもいたので土石流で崩れた山道を降り、家に戻りました。

 

今考えると、とても危険な状況でした。そのまま残らず、命を優先して家に帰る選択をしてよかったと思っています。そのままいればどうなっていたかと思うとゾッとします。家族を無事に家に連れて帰れたのがなによりでした。

 

周りの仲間と、生き残ってくれたアマゴたちのためにもう一度養殖を。

 

水が引いた翌日、養殖場を見に行きました。4面ある生簀の水面いっぱいに浮かんだ魚たちを見て、全滅を覚悟し、落胆しました。

 

途方に暮れながらも、荒れ果てた養殖場を片付けていましたが、数日経って亡くなった魚をかき分けて見たところ、生き残った魚たちがいて、本当に救われた気持ちになりました。

 

前方に浮かんでいるのが魚たちです

 

「アマゴが全滅していれば、養殖業はもう辞めようと思います。」

 

被害状況を確認する前にそんなふうに考えていたところ、「絶対にやめるな」「魚の種は学校にあるから続けてくれ」と励まされ、心の支えになりました。応援してくれている人たちのためにも、アマゴ養殖を続けていきたいと決心しました。

 

ボランティアさんの力を借りて再建へ一歩ずつ。

 

復旧するにあたり、まずは流れてしまった倉庫の整理、荒れた地面の整地が必要でした。あたり一面には大きな岩がゴロゴロとあったため、まずは足場を作るところから始めました。

 

人力で運べる岩ではなかったので、まずショベルカーで流れてきた土砂を取り除きました。ありがたいことに、ボランティアの方が、土石流を出してくれたり、消防団の中に土木作業の方たちがいて、用具など持ってきてもらって作業していただけました。

 

自分達だけでは、どこから手をつけていいのかわからない状況で、仕事ができるようになるまで、復旧のお手伝いをしていただけて本当に感謝しております。

 

 

現在の状況としては、大きな石や岩など一時的にどかしていますが、全て撤去することがまだできておりません。流された倉庫の残骸などまだ放置している部分も多くあります。

 

多くの方にお手伝いいただき、養殖業を再開できていますが、まだ以前のように運営することができておりません。

 

加えて一緒に働いている父と母はもう若くないため、足場が不安定なことは、とても心配です。

 

一刻も早く岩を撤去して、まずは整地したいと考えています。たくさんある岩を撤去するには、いくらあっても資金が足りません。

 

そこで今回のクラウドファンディングでは、皆様にご支援いただいた資金をもとに、土石流撤去するための費用に充て、2019年5月31日までに工事完了いたします。

 

 

 

これからも地元宇和町のために。

 

私の養殖場だけでなく、宇和町周辺では土砂崩れが多く発生し、外への通路が遮断され孤立状態となっていました。

 

多くの家が水没被害にあい、家が流されたりしました。今も仮設住宅で住まれている方もおられます。

 

学校のグラウンドに建てられた仮設住宅

 

お手伝いされるばかりではなく、私もなにか宇和町のためにできないかと消防団の活動をしました。

 

嫁さんも母も現場を見て、しばらく落ち込んでいましたが、動いていないと落ち込むばかりなので、炊き出しを手伝ったたり、とにかく地元のために家族で動くようにしておりました。

 

電気が止まっていたので、色々と不便はありましたが、地元の人みんながみんなで助け合い、支え合っていました。今回の災害を通じて、改めて地元の人、仕事に関わりのある人のあたたかさを感じました。

 

今回、廃業も考えましたが、支えてもらった人たちのためにもより一層頑張っていきたい。50年この地で続けてきた養殖業をまだまだ続けていきたい。

 

みなさまご支援、応援のほどよろしくお願いいたします。

 

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■プロジェクトの終了要項

 
2019年5月31日西日本豪雨による土石流撤去完了を以って、本プロジェクトの終了とする。

*土石流撤去について 
 工事状況:未着手(着手予定日:2019/4/1) 
 工事場所:決定済み(住所:愛媛県西予市宇和町明間3466-1) 
 工事者:委託先未定(決定予定日:2019/2/28)

 


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