支援総額
目標金額 830,000円
- 支援者
- 108人
- 募集終了日
- 2016年1月24日
御城米(ごじょうまい)
御城米(ごじょうまい)とは、
江戸幕府直轄地(いわゆる天領)からの年貢米のことです。
この地方(河北町)が天領になったのが寛永四年(1627年)であり、
それと同時くらいに谷地船場が指定・設置されたようです。
寛文11年(1671年)、
河村瑞賢が出羽国の幕領米の江戸廻米を命ぜられました。
瑞賢は、同年開いたばかりの東廻海運ではなく、
距離は倍以上になりますが、安全な西廻りを採ることとしました。
つまり、元禄(1688~1704年)頃から
永昌寺の大旦那であった和田兵左衛門が
米相場師として活躍するための土台が
既に出来ていたことになります。
これらの御米は、古くは酒田で売却されるか、
大阪へ送られる場合が多かったのですが、
江戸が発達し、江戸に人口が益々集中するようになると、
江戸に廻送するようになりました。
送る方法は、紅花と同じような順路で、
御米を小鵜飼船に積んで最上川を下り、
酒田港で北前船に積み替えられます。
日本海側を通って敦賀港か小浜市で陸上げ。
陸路で琵琶湖に至り、湖上を船で大津へ送られ、
そこから陸路、大阪や桑名・四日市に輸送されました。
または、淀川を下して大阪に着け、
そこから再び海路を使って江戸に廻送されました。
しかしこのルートは、
川・海・陸・湖の併用となるので、
積み替えの手数が甚だわずらわしく、費用もかさんだため、
後に酒田から海路のみで江戸に輸送することになりました。
御城米の船には、
御用船であることを示す「日の丸」の旗が掲げられ、
入出港における優先権と入港税の免除などの優遇策が取られ、
沿線の諸侯にも御城米船の保護が命じられました。
また、最上川は元来、
日本三急流の一つとして有名で、
急流というよりはむしろ舟道に ”難所” が多い川でした。
大石田から酒田川口までは、大小四十三箇所の難所があり、
これらの難所のために ”破船” の憂き目にあうことも多かったそうです。
さらに御城米の場合、
皆濡米はもちろんのこと、
半濡米でも年貢米としては刎米(はねごめ)となり、
改めて上納なければならなかったそうです。
また、破船の中には、
曳き船を生業とする者たちと打合せて計画的に破船し、
流米を拾わせて安価に払い下げたりする不埒な船頭もいたそうです。
紅花も御米も、
川や海での運行には破船などの苦労も多かったようですが、
この地域(河北町)の発展に大いに貢献してくれました。
”御米がこの地に京都の文化をもたらしてくれた”
”御米がこの地に仏像を招いてくれた”
といっても過言ではありません。
【リターン】
そこで江戸時代以来、
この地で現在作られている御米を ”御城米” とみなし、
リターンを選択いただいた皆様にお届け致します。
品種としては「つや姫」で量は3kgで、
「迦諾迦跋釐堕闍(かなかばりだじゃ)尊者」を
デザインしたオリジナルパッケージです。
このクラウドファンディングが成功しますよう、
引き続き応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
永昌寺・副住職 布川浩久
リターン
3,000円
■ 奉加証明書
■ 十六羅漢ポストカード
- 申込数
- 36
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年6月
10,000円
■ 奉加証明書
■ 十六羅漢ポストカード
■ 十六羅漢オリジナル手ぬぐい
■ 修復報告書
■ 支援者様のお名前が書いた木札を仏像台座内に納入
- 申込数
- 57
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年6月
3,000円
■ 奉加証明書
■ 十六羅漢ポストカード
- 申込数
- 36
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年6月
10,000円
■ 奉加証明書
■ 十六羅漢ポストカード
■ 十六羅漢オリジナル手ぬぐい
■ 修復報告書
■ 支援者様のお名前が書いた木札を仏像台座内に納入
- 申込数
- 57
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年6月
もやいの「葬送」プロジェクト|身寄りのない方の「お見送り」を考える
- 現在
- 2,166,000円
- 寄付者
- 209人
- 残り
- 24日
戸次道雪・立花宗茂の眠る福嚴寺 聖観音を後世に。復活にご支援を
- 現在
- 5,975,000円
- 支援者
- 121人
- 残り
- 9日
希望のまちを諦めない、抱樸をひとりにしない|緊急プロジェクト
#まちづくり
- 現在
- 41,027,000円
- 支援者
- 2,013人
- 残り
- 26日
小さなお寺の大切なたからものを一緒に守り、伝えていただけませんか
- 総計
- 116人
大谷美術館|貴重な文化財を守り活かすためにご寄付を。
- 現在
- 1,197,000円
- 寄付者
- 41人
- 残り
- 44日
50年の伝統を未来へ。フランス風郷土料理『﨔』復活プロジェクト
- 現在
- 1,110,000円
- 支援者
- 52人
- 残り
- 22日
岡山発信!NZと日本の伝統文化交流を一般参加者に共有したい!
- 現在
- 128,000円
- 支援者
- 18人
- 残り
- 14日