えのすいスタッフからのご挨拶　#4

＃4　M・K（展示飼育部 展示飼育チーム）

人と人がアクリル越しにコミュニケーションを取るのって未だ慣れないですね。

でもアクリル窓だらけの水族館では、ずっと昔から魚やイルカたち、物言わぬ生き物とアクリル越しにコミュニケーションを取ってきました。相模湾大水槽の前で水槽のアクリルの厚さ(41㎝)をお話するとみなさん驚かれます。最近、私たちが見慣れてしまったソーシャルディスタンシングも水族館ではつい忘れさせてくれます。

えのすいトリーターは臨時休館中も感染の危険を分散するために最低人員で出勤し、飼育業務を行いました。また、広報チームとともに展示生物の動画配信を行ない、無観客でのショーも実施しました。正直、まさか休業がこんなに長く続くとは想像もしませんでしたが、この時にいただいた多くのコメントが本当に励みになりました。

臨時休業中にも人工授精によるイルカの赤ちゃん誕生や小田急片瀬江ノ島駅構内のクラゲ水槽準備など大きな出来事がたくさんあり、その都度、万全の感染対策を講じ、安全第一で取り組んできました。

「ふれあい体験」など、未だ再開が難しいイベントもありますが、ウイズコロナの時代を乗り越える“えのすい”の成長を見守っていただければ幸いです。