【活動報告】大地の運動会ツアー・子どもたちの1日目の様子｜子どもたちに人生に残る"体験"を

こんにちは！

子どもの体験格差解消プロジェクト事務局です。

 

9月7日・8日に、NPO法人越後妻有里山協働機構にお声がけいただき、

新潟県十日町市で開催された「大地の運動会」に、

言語や文化の違い等から体験機会を得られにくい状況にある、

外国にルーツを持つ子ども達15名を引率してきました。

 

「大地の運動会」とは日本特有の行事「運動会」をテーマに、

国籍や地域、世代、ジャンルを超えて国内や海外から約500人が参加し、

多様な競技を楽しみあう、大地の芸術祭第9回展の目玉イベントでした。

◆1日目：大地の運動会

初日は上野駅から新幹線・バスを使って十日町まで移動しました。

事前に支援団体の方々から「なかなか自分の気持ちを話すことが少ない、周囲の人たちと関わるのが苦手な子も多い」と伺っていたのですが、

皆とても心待ちにしていたようで元気いっぱいで現地に向かいました。

 

運動会では紅白に分かれて巨大なおにぎりを転がすユニークな競技や、

運動会ならではの徒競走、玉入れ、パン食い競争など8種目を争いました。

 

 

最初は大勢のはじめましての人たちとチームになったこともあり、

少し大人しくなっていた時間もありましたが、

いざ競技が始まると「全種目出たい！！！」「絶対に玉入れがいい！！！」と、

どの参加者達よりも前のめりに参加していました。

 

お昼ご飯は、十日町で取れた食材を使ったおにぎりやお漬物・唐揚げ。

さすがに育ち盛りの子どもたち、余った分をたくさんおかわりしていました。

 

ずっと待ち切れずにいたはずなのに、

先にスタッフへおにぎりを渡してくれた時は、

子どもたちの優しさに胸を打たれました。

 

またイベントとして行われた有志のパン食い競争にも参加。

応援コメントをいただいた木村屋總本店さんが提供くださったあんぱんに向かって全力疾走

 

 

子どもたちは気づけばどんどん周りの人たちと仲良くなっていき、

運動会の輪の中心にいました。

 

 

「たくさん友達が増えた！」

「運動会で優勝できて嬉しかった！」

「負けちゃったけど、それよりも皆と一緒に努力出来てとにかく楽しかった！」

 

そんな声が聞けて嬉しかったです。

 

そのあとは皆で温泉。

初めて銭湯に入る子ども達、

スタッフと一緒にお風呂のマナーを教えてもらいながら時間いっぱいお風呂を満喫しました。

 

なかには風呂上りにコーヒー牛乳を飲むといった嗜みを覚えた子もいました。

 

夜はみんなで食事をして自由時間。

男の子たちは時間を忘れて体育館でひたすらバスケに夢中になっていました。

 

気づけば、他の宿泊客の方々とも仲良くなり、

最後はみんなで様々なスポーツを楽しんで時間を過ごしました。

 

 

朝からずっと身体を動かしっぱなしの子ども達だったので、

就寝時間にはあっという間に疲れ果てて眠ってしまいました。

（中にはベッドを抜け出そうとしていた子もいましたが。。。。）

 

子どもたちが周りを気にせずに思いっきり自分を開放して楽しんでくれているのを感じた1日目でした。

 

めいいっぱい体を動かした初日、

2日目は大地の芸術祭の作品見学です。（続く）