コロナ禍で入院中の子ども達へオンラインでのアクティビティを

私どもが試行的にオンライン・プログラムを行っている、神奈川県立こども医療センターのスタッフの方がプログラム実施の際の子ども達の反応などについて、前回に引き続きレポートしてくださいましたので、以下にお知らせします。

 

新型コロナウィルス感染症の対応により、病棟でたくさん行われていたイベントが開催できなくなり、入院しているこどもたちは面会や外泊の制限もある中でストレスが増しておりました。

 

そんな中、先日オンラインアクティビティとして、英語番組でおなじみのエリックさんに協力いただき、オンライン通話サービスのZOOMを使い「エリックさんと歌おう」「エリックさんと遊ぼう」や絵本の読み聞かせなどを行いました。

 

 

こどもたちは、「エリックさん知ってる！」とはしゃいぎ、エッグシェイカーを使って歌い、大きいスクリーンに映るエリックさんと接し、一緒に歌を歌ったりして、とても楽しい時間を過ごしておりました。

 

 

看護師からは「大きな声で歌っていて楽しそうだった。歌を歌う機会がなかった。」と感想を。保育士も、「話しかけてもらい、それに返事していた。入院していても誰かと繋がっていていいと思った。」と感想をくださいました。

 

オンラインでのイベントは、感染対策の面で安全や安心感が高いイベントです。参加するこどもたちも年齢によって、イベントの内容や方法を変える事で楽しみ方が増えていく事を感じます。

 

プレイルームで一緒に楽しむ企画もできますが、個々での企画も行なっています。

 

病院のベッドにいながら、タブレットでファシリティードッグの訓練犬・ハンドラーの方とゆっくり話をしていた中学生の方は、「たのしかった。またやりたい。」と嬉しそうに話していました。

 

入院していてもいろいろな人と繋がることや、楽しい時間を過ごすことは大切です。今回のような感染対策により、療養生活にさらに制限がかかった中でも必要です。それは、こどもたちの表情からも読み取れます。シャイン・オン・キッズのこの企画は、こどもたちに笑顔を増やしています。

 

病院のスタッフの方からのお話から、オンラインでも心の通ったコミュニケーションは子ども達の笑顔が増え、治療にすこしでも前向きになれることが伺い知れると思います。

 

どうか皆様、このプロジェクトへの応援を引き続きよろしくお願いします。