「入院中の子どもたちを笑顔に」の先へ　心のケアでつなぐ家族と未来

本日は継続的にご支援くださっている方からのメッセージをご紹介します。

「ファシリティドック」という言葉を初めて聞いたのは、友人がシャイン・オン！キッズのボランティアを始めたときでした。

盲導犬、介護犬という言葉は聞いたことがあっても、ファシリティドックという聞きなれない名称はなかなか覚えられず、初代ファシリティドックの「ベイリー」をその代名詞のように使っていたことを思い出します。

自分が子育てをしているときは、日々の生活に追われ、世の中の大きな流れを感じることはできても、自分が知らない世界のことにあえて足を踏み入れる余裕はありませんでした。小さい子供たちが苦しい治療に耐えているということも、正直身近には感じていませんでした。

あるチャリティー企画に参加させていただいたとき、写真でしか見たことのなかったファシリティドックを見ました。堂々とした、大きな体。車椅子に乗って参加していた小さいお子様にそっと寄り添う暖かそうな、手入れの行き届いたきれいな毛並み。

途端に笑顔になるお子様と、その光景を見守るご家族の表情。そして、そこに集まる方々やシャイン・オン！キッズのスタッフの力強いやさしさに触れたとき、今までの生活では感じたことのない空間にいる気持ちになりました。

この活動は続けないといけない、このことを忘れてはいけないと強く思い、月々定額での寄付を始めました。少ない金額ですが、毎月メールでお知らせが来るので、自分がシャイン・オン！キッズの活動にかかわっていることを感じることができます。

また、クラウドファンディングという形で寄付ができることもとても素晴らしいと感じます。知らない大勢の方とチームになってシャイン・オン！キッズを応援しているような気持ちになります。All or Nothingで動いている場合は、特に「達成できるのかどうか」と毎回目が離せません。皆さんも同じだろうな、と思います。

コロナ禍でイベント等が開催されず、寄付金が集まらなければ活動を継続することができません。シャイン・オン！キッズは認定NPO法人の承認を受けているので、寄付した金額のうち、確定申告をすることで税額控除の対象になるものもあります。このことをアピールすることで、多くの方々に支援していただくようになればいいと思っています。

税理士　田中千寿