Fermentators week が行われる秋田県湯沢市周辺には、自らの豊かな感性と知恵を地域のものごとと軽やかに掛け合わせ、おもしろく、しなやかに暮らす Fermentators(個性を醸す人)がいます。
 

Fermentatorsの言葉から見えてくる、この土地の美しさ、厳しさ、無限の奥行き。育まれた食文化の圧倒的な豊かさ、美味しさ。地域への想いと葛藤。
 

こんなFermentatorsがいるまちってどんなところなんだろうと気になり始めたあなたは、もう発酵の虜!



Fermentators vol.7 ​​奥山和宣さん / 奥山農園
 
東鳥海山のふもとに広がる、三関扇状地。
質の良い伏流水がこんこんと湧き出るこの肥沃な大地で、自然の恵みを余すことなく活かしたセリを栽培するFermentatorにお話を伺いました。
秋田のソウルフード・きりたんぽ鍋に欠かせないセリは、Fermentators week 1日目の晩餐会を彩る食材となる予定です!

 


奥山農園 奥山和宣(おくやま・かずのり)さん
1985年、湯沢市三関生まれ。地元の農業高校・短大を卒業後、奥山農園の3代目として家族と農業を営む。三関地区の特産であるセリやサクランボなどを生産し、東京の飲食店にも出荷。「儲かる農業」を目指し、​セリを中心とした地域ブランドを発信する​会社「(株)CRAS」を立ち上げようと、設立準備に奮闘中。秋田県青年農業士。 


ーきりたんぽ鍋の具材や七草がゆのイメージが強いセリですが、どんなふうに食べることができる食材なのでしょう?
 
奥山:
パクチーの代わりに使われることもあるくらい香り豊かな野菜で、​根っこごと食べるのが特徴です。気温が低くなると根を長く太く伸ばす特性があって、そうやって成長した根にはアミノ酸がたっぷり含まれ、うまみが凝縮されます。
きりたんぽ鍋のお供というイメージが強いですが、実は天ぷらやしゃぶしゃぶ、ナムルなどいろんな食べ方ができる、食卓の主役にもなれる​​食材なんですよ。
 
元は野草だったとか、京都から伝わったとか、いろんな説があるんですけど、300年以上前から三関で作られています。​ここの気候風土に合ったものだから、特産品として現代まで栽培が続いているんだと思いますし、これからも守っていきたい三関の伝統野菜です。
 

 
ー農家という職業は、地域と切っても切り離せないお仕事だと思うのですが、奥山さんはどんなふうに地域と関わっていますか?
 
奥山:
三関地域は、住民運動会やママさんバレー、豊作祈願の大綱引きなど地域行事が多く、住民同士のつながりが強いところです。農業は一人ではできないので、こうした行事をはじめ、地域の人とのつながりはこれからも大切にしていきたいですね。
 
実は今、三関の青年部に在籍する30名くらいの農家のうち、セリを栽培している20~30代の若手はたった5名と少ないんです。
そこで、地域の基盤産業である農業の所得をちゃんと安定させ、若い農業者の暮らしを守り、就農者を増やすために、​三関セリを中心とした地域ブランドを発信する会社「(株)CRAS」​​を設立準備中です(クラウド・ファンディング挑戦中!→​https://readyfor.jp/projects/okuyama​)。


ラテン語で「明日」という意味もある「CRAS」で、仲間と協力しながら、地域の農業を明日へつないでいけるよう取り組んでいきます。

 

 
ー奥山さんには、Fermentators Dinner (発酵人晩餐会)のうち初日の11月3日にセリを提供していただきます。参加される方、興味を持ってくださっている方にメッセージをお願いします!
 
奥山:​​
地域住民と地域外の人が交流して新しいものを生み出すなど、​人と人が関わることで地域を発酵できたらいいなと思っています。
 
そして、参加される方には、ぜひ地域を見て、聞いて、食べて、五感をフルに使って楽しんでほしいです!
 
湯沢にある自然の景色や食べ物は、全国どこの田舎にもありそうだと思うかもしれませんが、三関のセリを他の地域に持って行って栽培してもうまくいかないことが多いんです。
三関でおいしいセリが採れるのは、豊富で質の良い、セリ栽培に適した「水」があるからなんですよ。そしてその水は、河川が長い時間をかけてつくり上げた扇状地に湧いてくるわけです。
 
なぜこういう作物が採れるのかの理由を、他にはないこの地域の良さを、実際に感じてもらえたら​​嬉しいです。
 


 
写真・​Otan/Photography​ 文・平元美沙緒 〈Fermentators week 広報担当〉
 
*奥山和宣さんのセリが食べられるイベント詳細はこちら


Fermentators Dinner 発酵人晩餐会(発酵×日本酒×セリ)
「発酵×セリ」をテーマに、新納平太氏がブッフェ形式の多彩なフィンガーフードをご用意させていただきます。また、当日お飲みいただける日本酒とのペアリングもお楽しみに!
 
( 開 催 ) 2018年11月3日(土)
( 時 間 ) 14:00-20:00
( 会 場 ) 湯沢酒造会館
( 協 力 ) 湯沢市内各酒蔵・奥山農園 etc…
( チケット ) Ready for限定(クラウドファンディング)



*Fermentators Weekの参加チケットは、クラウドファンディング〈Ready for〉へのご支援のリターンとして進呈させていただいております。


【11/3-9に参加希望の方へ】Fermentators Dinner 1day チケット
¥15,000​​のリターン

■11/3-9 Fermentators Dinner(発酵人晩餐会)1day チケット1枚
*11/3-9で1日お選びいただけます
※11/3-4のチケットをご購入の方はWorld Fermentators' Summitへご参加いただけます
※11/5-9のチケットご購入の方には各地域に根ざした観光資源を体験できるコンテンツをご用意しております
■記録物にお名前掲載(希望者のみ)
■お礼のメール


 

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