キャスト紹介（女優：松葉祥子）

　女優として、テレビ・CM・舞台で活躍する松葉祥子さん。

 「母親役」を演じてくれるキャスト探しをしている最中、劇団を主宰している知人から松葉さんをご紹介いただき、ちょうど6月に、松葉さんが出演している舞台があったので、私と渡辺監督と2人で見に行きました。

　松葉さんの舞台は、「ふく話」という題の一人芝居。方言と演出道具を自在に操りながら、2つの役を演じる松葉さんの演技に、私も監督も引き込まれました。

（松葉さん手作りの「ふく話」シナリオ。）

　1つ1つ手作りで丁寧に綴じられたシナリオに、松葉さんの人柄が表れているようでした。監督はシナリオを買って、「ふく話」を何度も何度も読んでいました。

　もともと、「父は父である」に登場するファム・ファタル（運命の女）は、「時を超えて存在し、父子を受入れる」という特別なキャラクターのため、遠くから女性を撮影する（役者を用意しない）という予定でおりました。

　しかし、松葉さんの舞台を見た後、監督が「シナリオを変更したい」と言い出しました。松葉さんの存在感と美しさは、「母親」とは異なる特別なものだと感じたと言います。監督の、「松葉さんに、母親役ではなくファム・ファタル役で出演してほしい」という強い希望で、配役を変更させていただきました。

　こちらから、松葉さんの出演シーンを一部ご覧いただけます！

（7/13撮影、休憩中の松葉さん。）

　松葉さんの登場する他のシーンは、私もまだ編集した映像を見ていません。松葉さんの魅力が画面で最大限されるよう、監督の編集手腕に期待したいものです！