PDAを完治したワンちゃんが加入できる共済を作りたい！

弱い者に手を差し伸べられる社会を！

________________________________________

初めまして！Frich（フリッチ）株式会社の代表、富永源太郎です。当社ではSNSと共済を組み合わせた「共済SNSコミュニティサービス」を提供しています。

 

このサービスは、特定のグループに参加して交流ができたり、これまで保険加入できなかった方でも、補償やサポートを受けられる仕組みです。

 

 

困ったことがあったら、昔は近所のおじさんが助けてくれたり、友達同士で協力し合ったりした時代がありましたが、今は隣に住んでいる人も分からなかったり、リアルな交流による支え合いが減ってしまっています。

 

一人暮らしでペットを飼われている方の中には、困った時は動物病院の先生しか頼れないという方もおられます。今こそつながりのある支え合いが求められているのです。

一人ひとりが継続的に支え合うことのできる助け合いの仕組みはないのか模索し、このサービスにたどり着きました。「IT」と「支え合い」を掛け合わせた、誰でも簡単に無理なく継続的に支え合える新しい仕組みです。

 

 

このサービスは、人と人との『支え合い』によって成り立っています。保険とは違い、みんながサポートし合うことで、苦労や悩みを分かち合って気持ちが軽くなったり、一緒に乗り越えたりすることができる仕組みです。そして、もしもの時には金銭給付が大きな助けにつながります。

 

たとえば、ペットを飼われている方でしたら、同じペット仲間同士で飼育に関する相談などができます。

 

また毎月掛け金を支払うことで、ペットが失踪してしまったときに捜すサービスを受けられたり、ペットがケガや病気をした場合には、お見舞金を受け取ることもできます。

 

ワンちゃんの命につながる共済を作る！

________________________________________

この仕組みで、多くの方の助けにつながるのがペットに関する支え合いです。コロナ禍の影響もあって、ペットを飼われる方が増えました。たくさんのペットが愛情を受けるなか、未だ動物愛護団体には多くのワンちゃんが寂しい思いをしています。

 

とりわけ病気のワンちゃんは、譲渡されにくい傾向にあります。せっかくワンちゃんの命を助けたいと思っている方がいても、こうした病気が原因で里親を断念される方もおられます。

 

ワンちゃんを迎え入れることはたくさんの愛情を注ぐことと、その命に責任を持つことです。治療費や病院へいく頻度などから経済的な負担もあります。

 

最も難しい課題は、病気のワンちゃんが入れる保険が少ないということです。特にPDA（動脈管開存症）は、保護犬にもよく見られる病気で、保険加入が難しかったり、一部の病気が対象とならない場合があります。

 

備えることはもしもの時の強い味方になりますが、保険の多くは収支のバランス上健康なワンちゃんが加入するのが前提のものがほとんどです。

 

Frichの共済は、今まさに困っている人に手を差し伸べられる仕組みで、現代の社会に必要なものだと考えています。

 

PDAのワンちゃんと安心して暮らしたい！
________________________________________

 

PDA（動脈管開存症）は、よくある先天性の病気で、治療できれば完治する病気です。しかし、完治していてもワンちゃんの保険加入が難しかったり、免責や厳しい条件などがあり、保険加入できないケースがあります。動物愛護団体ではPDAや心臓疾患のあるワンちゃんがいることもあるため、命を救いたいという想いがあっても、経済的な負担から譲渡をためらう方もおられます。

出典：クロス動物医療センター 動脈管開存症（PDA）

出典：ぬのかわ犬猫病院 犬の動脈管開存症(PDA)

 

 

私たちFrichは、PDAを完治したワンちゃんでも加入できる共済を作ることで、経済的な負担の緩和と譲渡時の懸念を払拭し、多くの保護犬やペットが優しさに触れられるきっかけを作り、たくさんの命を救いたいと考えております。

 

PDAってどんな病気なの？
________________________________________

PDA：Patent Ductus Arteriosus（動脈管開存症）とは、大動脈と肺動脈をつなぐ動脈管が出生後に残ってしまうワンちゃんの先天性疾患です。動脈管は出生後、自然に閉じるのですが、出生後も残っていると左心系に流れる血流量が増えてしまって徐々に左心系に負荷が生じます。

 

治療しないと左心不全により、肺水腫と呼ばれる危険な状態になる場合があります。また症状が右心不全へ進行して、アイゼンメンジャー症候群と呼ばれる合併症を引き起こすこともあります。

 

出典：クロス動物医療センター 動脈管開存症（PDA）

出典：ぬのかわ犬猫病院 犬の動脈管開存症(PDA)

 

保護団体にも飼育頭数の制限がある
________________________________________

改正動物愛護管理法によってペットショップやブリーダーのみならず、保護団体にも管理頭数が厳しく制限され、3年後には従業員1人あたり20頭までに制限されてしまいます。

 

 

保護団体の受け入れられるワンちゃんが大幅に減ってしまうため、ブリーダーやペットショップから溢れてしまったワンちゃんの受け皿がなくなってしまいます。この規制の影響で、約13万頭ものワンちゃんの保護が課題になると言われていて、今後多くのワンちゃんや猫ちゃんが殺処分されてしまうことが危惧されています。

 

出典：環境省 第３次答申（動物愛護管理法の飼養管理基準に関する省令）の概要

出典：テレ朝news 改正動物愛護法6月施行の“頭数制限”で揺れるペット業界

 

この改正によって、多くの保護団体が助けたい想いと、助けられない現実に直面しています。私たちの取り組みは、里親がワンちゃんを受け入れやすい共済を作ることで、里親の受け入れが促進され、目の前に差し迫ったワンちゃんたちの危機を減らすことにつながると考えています。

セーフティネットから漏れている人を助けたい
________________________________________

ペットに関するサポートはまだまだ未知なところが多く、特に金銭給付はこのサービスに加入される方の数や、病院に通うワンちゃんがたくさんいれば、大きな費用が必要になるケースも考えられます。支出が増えて当社の自己負担分ではカバーできない部分が出てくるため、今回クラウドファンディングに参加しました。

 

まずは1年間、このPDAを完治したワンちゃんが加入できる共済をテストして、安定的に引き受けられるようにしたいと考えています。

 

たくさんのワンちゃんの命と、飼い主さんの安心のために、皆様のあたたかいご支援をいただけましたら幸いです。