支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 274人
- 募集終了日
- 2020年7月19日
震災直後の福島の様子と「かつらお動物見守り隊」発足のきっかけ
こんにちわ。 「かつらお動物見守り隊」の荒木優子です。
「ぽこ」のハンドルネームで活動しています。
私は福島県中通り、天栄村在住です。
もともとは東京生まれ東京育ち。自然のない環境だった反動からか山の近くに憧れ大学は信州、結婚してからは栃木県那須高原に住んでいましたが、アウトドアな趣味が高じて、2005年から夫と一緒に縁もゆかりもない福島に移り住みました。
子供のころから旅が好きで、学生時代から国内、海外あちこちを旅し、20代後半からは旅を生業として、旅のガイドブックやアウトドア、バイク関連雑誌などに寄稿するフリーライターになりました。そのため長期間留守にすることも多く、動物は好きでしたが自分では飼うことはできませんでした。
そんな私が動物保護活動に係わったきっかけは、東日本大震災です。
▲原発事故のニュースに不安がる、出入り猫の「トラさん」
震度6強の地震で自宅は大規模半壊。その後の原発事故。
直線距離70キロの我が家が安全なのか危険なのかわかりません。
浜通りからどんどん避難してくるし、中通りの人も県外へ避難しているし、スーパーも被災、物流が途絶え、食料も買えないし、ガソリンもなくなり、新聞も、郵便も、宅配便も届かなくなりました。水道もしばらく使えず、給水車が回ってきました。放射能の危険もあり、誰もが不要不急の外出を控え、まるで戒厳令のような日々が続きました。
県外の友人からは、「福島は封鎖される。出られなくなる前に逃げろ」と電話もあり、一時は本気で福島から逃げよう! と車にいろいろ荷物を運び、いつでも出発できるように準備していました。
どうせ縁もゆかりもないし、友達もいないし、仕事相手は東京の会社だから私が福島に留まる理由は何もなかったのです。
それでも、自宅で福島の被害をニュースで見聞きしているうちに、今度は「福島に留まって、福島がどうなっていくのか見届けてみよう」と思うようになりました。それまでは、長期滞在しているだけの旅人感覚だったのが、ようやく福島県民としての自分を意識するようになったのです。
震災から1カ月近く経つとガソリンも流通しはじめ、だんだんと以前の生活に戻っていきました。気持ちに余裕ができてくると、動物たちのことが気になりはじめました。
原発事故で避難した地区の、ペットの犬猫たちはどうなっているんだろう?
ネットで検索してみると、県外の動物愛護団体が果敢にも原発近くまで入ってレスキューしているのがわかりました。福島県民が放射能を恐れてどんどん県外へ避難していく一方で、福島からはるか遠く離れた場所から被爆を恐れずに動物を助けるために頑張ってくれる人たちがいる! 本当にありがたいと思いました。 私も動物たちのために何かしなくては!
先述のように、私は震災前までは旅ができなくなることからペットは飼っていなかったし、保護活動にも意識的に距離を置いていました。
でも、ここで福島の動物たちの惨状を見なかったふり、知らなかったことにして何も行動しなかったら、私は絶対に後悔する。何もしなかった自分を嫌いになる。そして、そのことを、一生負い目に感じて暮らしていくことになると思ったのです。
この頃のことは、「いぬのきもちねこのきもち」WEBサイトで書かせていただいているので、お時間がある方は、ぜひ読んでみてください。
●「いぬのきもちねこのきもち」東日本大震災から3年を迎えた福島の保護活動のいま
https://dog.benesse.ne.jp/lovedog/content/?id=44429
▲2011年4月21日。原発20キロ圏内が警戒区域に指定される前日、区域内に残されている犬猫をレスキューするために駆けつけたボランティア。
そうして福島県内に保護シェルターを持つ団体でボランティアを続け、保護犬猫の世話や無人になった原発被災地への給餌レスキューなどに係わってきました。ときには、無人の20㎞圏内にゲリラ侵入し、取り残された犬猫へ給餌したり、こっそり連れ帰ったりすることもありました。あの頃は、本当に必死でした。
▲2011年7月、警戒区域にゲリラ侵入。大熊町から柴犬親子をレスキューするたけさん
▲2011年7月。林道経由で楢葉町に潜入。無人ゲートを突破する我々。
そのうち、さらに強固なゲートになって侵入不能になってしまった。
2013年夏、諸事情からその団体を離れましたが、一緒に離れた何名かのボランティアと連携し、被災地での動物保護活動は継続していました。
▲給餌活動@葛尾村。イノシシにやられないよう、牛舎の上に給餌。(右)浪江町の町営住宅に給餌。
「かつらお動物見守り隊」は、そのころに発足させました。全国的に知名度のある飯舘村とまったく同じ状況の被災地にも関わらず、福島県民にもあまり知られていない「葛尾(かつらお)村」をもっと知ってもらいたいという思いからでした。
「できる人ができることを、できるときに、できる範囲でやる」というのがモットーで、リーダーもいなければ規則などもなく、隊員の範囲も特に決まっていません。保護犬猫をたくさん世話している人もいれば、そういう人のお手伝いに通う人もいるし、イベントを企画したり、譲渡会を仕切ってくれたり、チャリティグッズを作ったり、いろいろな人がいろいろな形で関わってくれています。
「福島原発被災地の動物レスキュー」を軸に、緩く繋がっているという感じでしょうか。
▲イベントで展示した、保護犬猫のパネル ▲首都圏(主に千葉県内)で定期的に譲渡会も開催
▲首都圏(主に千葉県内)で定期的に譲渡会も開催
私自身は福島県内に住んでいて、1BOX車を持っているし、少々の悪路や凍結路の運転もできるし、長距離もOK、東京都内も問題ありません。仕事もフリーなので時間の融通もある程度は利きます。保護犬猫を譲渡まで繋げる長期間のお世話はできないけれど、給餌や搬送、短期間の預かりくらいならできます。写真を撮るのも好きなので、ブログなどでの発信もできます。
私1人では無理な活動ですが、団体を離れてから7年間も続けられているのは、ひとえに連携してくれる仲間の存在です。動物愛護家の中には反目し合って協力できない人たちも多々いますが、連携・協力することで大きな力になるのに、もったいないことです。
私たちは、動物のことを第一に考え、お互いに協力しながら、これからもコツコツと活動を続けていきます。応援、よろしくお願いします。
かつらお動物見守り隊のブログ
リターン
1,000円
サンクスメール
ランチ1食分くらいならいいか、と思ってくださる方、よろしくお願いします。
サンクスメールをお送りします。
- 支援者
- 45人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
3,000円
サンクスメール
サンクスメールを送ります。リターンをお求めでない方、気軽に応援したいという方、よろしくお願いします。
- 支援者
- 67人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
5,000円
サンクスメール
サンクスメールを送ります。リターンをお求めでない方、よろしくお願いします。
- 支援者
- 52人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
10,000円
ブロマイド1枚、チャリティグッズ1つ
猫たちのブロマイド1枚&チャリティグッズ(ポーチなど)1つを送ります。猫は福島の子たちです。チャリティグッズは支援者の方の手作りです。柄などはお任せください。
- 支援者
- 21人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
10,000円
サンクスメール
サンクスメールを送ります。リターン不要という方はこちらをいお選びください。
- 支援者
- 72人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
30,000円
ブロマイド3枚&チャリティグッズ2つ
猫のブロマイド3枚&チャリティグッズ2つを送ります。猫は福島の子たちです。チャリティグッズは支援者の方の手作りです。柄などはお任せください。
- 支援者
- 2人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
30,000円
サンクスメール
サンクスメールを送ります。リターン不要という方はこちらをお選びください。
- 支援者
- 12人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
50,000円
ブロマイド5枚&チャリティグッズ3つ
猫のブロマイド5枚&チャリティグッズ3つを送ります。猫は福島の子たちです。チャリティグッズは支援者の方の手作りです。柄などはお任せください。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
50,000円
サンクスメール
サンクスメールを送ります。リターン不要という方はこちらをお選びください。
- 支援者
- 3人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
100,000円
ブロマイド10枚&チャリティグッズ4つ
猫のブロマイド10枚&チャリティグッズ4つを送ります。猫は福島の子たちです。チャリティグッズは支援者の方の手作りです。柄などはお任せください。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
100,000円
サンクスメール
サンクスメールを送ります。リターン不要という方はこちらをお選びください。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月