
支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 274人
- 募集終了日
- 2020年7月19日
【保護猫物語】浪江町の「にゃんた」&葛尾村の「アンバー」
かつらお動物見守り隊T隊員です。
千葉県千葉市在住、フリーランスで英語のニュースライターをしています。
もともと地元でも保護活動をしていましたが、2011年の東日本大震災直後から福島に通い始め、被災地の犬猫への給餌、T.N.R(不妊手術して放す)をしてきました。2020年、コロナによる自粛が始まるまで、少なくとも月1回、多い時は数回、千葉から福島へ往復していました。
地元での保護活動も継続しているので、これまでに里親さんに送り出した猫は、たぶん300匹以上、福島だけでも100匹は越えているのではないかと思います。 一頭、一頭、思い出深いですが… 特に印象が強く残っている猫もいます。
福島は飼い猫でも避妊去勢していない猫が多いため、保護して、手術済みだったりすると、結構驚きだったりします。特に、一見「ザ・野良猫」という感じの猫だとすると、「えっー、飼い猫だったんだー!」と、複雑な驚きがあります。
「この子をちゃんと手術して飼っていた飼い主さんはどうしたんだろう?」
「この子のことを忘れてしまったんだろうか? それとも…」
浪江町だけでも、震災による死亡者は2百名近くいます。
震災、そして原発事故が一瞬にして人の生活も一緒に暮らしていた動物の生活もがらりと変えてしまいました。
そんな思いがけず手術済みだった保護猫の中に、「ぜったい捕まらない君」改め「にゃんた」改め「福ちゃん」がいます。


▲センサーカメラに映っていた、「にゃんた」。
上はT川さん宅横の廃屋下(RVボックスの中にフードを入れていた)、下は町営住宅の階段踊り場。この2ケ所はすぐ近くだったので、このあたりの給餌ポイントを回ってごはんを食べて命を繋いだ猫は多いと思われる。現在は給餌ポイントを町営住宅の公園1ケ所に集約。
「にゃんた」は、私たちが仕掛けた監視カメラにも度々写っていたり、給餌する私たちの様子を遠くから眺めていたり、震災後数年間、浪江町で私たちが運ぶフードを頼りに気ままに生きていました。
浪江町で保護活動をしている赤間さんが捕獲器を仕掛けても、絶対に入らないため、動物保護ボランティアの間では「ぜったいに捕まらない君」と呼ばれていました。
ところが2016年春、私たちが給餌していると、わりと近くに寄ってきたのです。
「にゃー?」と呼びかけると、「にゃっ、にゃっ」と返事をしてくれる・・・ 焼きかつおを片手にじりじりと距離を縮め、2時間近くかけて、ケージに入れることに成功!
その後、「にゃんた」をお預けした赤間さんから、去勢済みだったことや意外と人なれしていることを伺った時には、「だったら、なんでもっと早く捕まってくれなかったのー?」と思いました。猫とは不思議なものです。
その後、里親探しのため千葉のわが家に引き取ると、徐々に心を開いてくれ、こんなラブリーな表情をしてくれるようになりました。わが家では「にゃんた」と呼んでいました。

▲我が家にいたときの「にゃんた」。
浪江町を放浪していた頃とは別猫のような表情です。
そして、私たち「かつらお動物見守り隊」で定期的に開催している譲渡会に連れて行ってみると、東京にお住いのご夫婦が「にゃんた」に運命の糸を感じてくださったのです。

▲「にゃんた」改め「福ちゃん」(左)と「琥珀ちゃん」
(飼い主さんのインスタグラムより)
にゃんたは「福ちゃん」となり、その後、同じくわが家から迎え入れてくださった「琥珀ちゃん」と一緒に、毎日里親様ご一家に溺愛されて、幸せに暮らしています。
しかも、インスタのフォロワーが2,500人!
目指せ、猫界のスーパースター!!
もしも、もしも、元飼い主さんの目に留まったら…、きっと喜んでくれるでしょう。
福ちゃんと同じように、保護した後、不妊手術済みだとわかったのが「アンバー」(メス)。

▲保護直後、緊張した表情の「アンバー」
2018年11月、浪江の給餌ポイントを回り、葛尾村に向かう途中、ちょうど浪江町津島地区と葛尾村の境界あたりで、茶トラの長毛猫を見かけたのです。
すぐに逃げてしまったため、人なれしていない野良猫かと思ったのですが、
そこは放射線量が高い帰還困難区域で誰も住んでいません。食べ物などあるはずもなく、どうやって生きているのか不思議です。赤間さんに捕獲器を仕掛けてくださるようお願いしました。
赤間さんが保護してみると避妊手術済みだったことが判明しました。震災後の生まれと思われるため、手術をして飼っていたが、何らかの理由で捨てられたのか… 赤間さんの話では、だいぶ前から津島地区では目撃されていたようです。
里親募集のため、千葉のわが家に引き取りましたが、シャーシャー威嚇して触れない、人間がいると食べない、フリーにすると、とにかく隠れまくる。
やっと触れるようになるまで、1年近くかかりました。

▲葛尾村から保護した「シルキー」(左)と一緒の「アンバー」
でも、一度、心を許してくれると、自分からブラッシングをねだるほどの甘えん坊に変身。 そろそろ里親募集開始できるかなと思っていると、少し前に子猫の里親になってくださったご夫婦からうれしいお申し出がありました。
静岡のご実家で大人猫を探しているとのことで、「アンバー」の写真を送るとすぐに気に入ってくださり、しかもご夫妻で帰省がてらお届けしてくださるとのこと。
最初は固まることはよくお伝えしてあったので、アンバーが心を開いてくれるまで、気長に待ってくださっています。
というわけで、「にゃんた」も「アンバー」も、福島から遠く離れた場所で、幸せな第二の猫生をつかみました!!
福島にはまだまだ第二の福ちゃん、アンバーが残されています。皆さまから寄せられた善意のご寄付は、その子たちが幸せをつかめるよう使わせていただきます。 応援ありがとうございます。
リターン
1,000円
サンクスメール
ランチ1食分くらいならいいか、と思ってくださる方、よろしくお願いします。
サンクスメールをお送りします。
- 申込数
- 49
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年10月
3,000円
サンクスメール
サンクスメールを送ります。リターンをお求めでない方、気軽に応援したいという方、よろしくお願いします。
- 申込数
- 67
- 在庫数
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