シンバの自信

てんかん発作が酷かった時は、１～２時間に１度は発作に襲われていたので、起きていてもボンヤリとしていることが多かったです。小さな体で発作を乗り越えていたので、疲れてうつろになっていても当たり前だったかと思います。

そんな日々の中でも、シンバは諦めませんでした。彼の小さな体は、必死に戦っていました。

抗てんかん薬の効果が出てきた頃から、少しずつ彼の目に光が戻り、仔猫らしい無邪気さや好奇心が顔を出すようになりました。その瞬間は、私たちにとって希望の光でした。

通院日には、獣医師さんが必ず反応チェックをしてくださいます。

一般的な健康チェックの後、目の動き、動くものに対してのシンバの反応に異常がないかなど…確認して頂いています。例えば、シンバを床に下ろし、音への反応が正常か、転がすボールに対してどう動くかなどのチェックです。

病院では、家でのヤンチャぶりが控え目になりますが、最近までは病院の床を転がるボールを見ても少ししか追いかけず、獣医師さんの近くまでは躊躇していました。

しかし、その姿にも確かな成長の跡が見えます。病院の床に下ろすと、興味あるものに行こうとするようになりました。

少しずつですが、シンバは自信を持ち始め、一歩ずつ前に進んでいます。

家でもそうです。これまでは怖くてアテネについて行きたいけれども、それが出来なかったところへついて行ったり、日々新しい挑戦をしています。

体の成長だけではなく、心も成長し自信がついてきている様子を見ると、本当に嬉しくなります。

てんかん発作のせいでボンヤリしていたシンバが、本当にしっかりしてきました。シンバの成長はまさに奇跡のようで、この小さな命が持つ力を信じながら、私たちもまた希望へ向かって歩んでいます。

そして、私たちがこうして前進できるのは、皆さまの心のこもったご支援と温かい応援のおかげです。心から感謝いたします。ありがとうございます。