台風21号は前日に関東を通り抜け、晴天となった10月24日(火)、蓄音機コンサート「第11回ロームクラシックスペシャル蓄音機で聴くヤッシャ・ハイフェッツ~二人の直弟子が語る「ヴァイオリニストの王」」を開催しました。

 

これまでのコンサートでは、クリストファ・N・野澤氏が愛用していた1930年頃のクレデンザ(写真右)を使用していましたが、このコンサートから、皆様からのご支援で購入した、1925年製のピカピカつやつや、素晴らしいコンディションのクレデンザ(写真左)を使用します。


解説の清水髙師教授とピエール・アモイヤル招聘教授は蓄音機コンサート初出演。とても興味深いお話を次々と聞かせてくださいます。ハイフェッツはピアノが上手で、レッスンでサンサーンスの曲のピアノパートを弾いてくださった話を清水先生がなさると、「私のときはベートーヴェンでした」とアモイヤル先生、そしてものすごく羨ましがる澤先生、といった具合です。

特に長年にわたりハイフェッツに師事されたアモイヤル先生からは、ハイフェッツとラヴェルのエピソード、チャイコフスキーとハイフェッツの師、アウアーのエピソードなどが語られ、中でもサン・サーンスの「ハバネラ」のレコーディングが決まったアモイヤル先生が、納得のいく演奏ができずに、助言を求めてヨーロッパからロスアンゼルスまでハイフェッツを訪ねた時の話は、思わず涙ぐんでしまうほどでした。

 

今回の会場には、附属高校の生徒さんたちや、ヴァイオリン専攻の学生さんたちなど、若い方たちも多く、ハイフェッツの演奏と先生方のお話に真剣に聴き入っている姿を見て、「コレクションは若い音楽家のために役立ててほしい」という野澤氏の遺志に沿えることができたと、観客席を眺めながら感じていました。コンサート終了後に「すごく良かったです」とキラキラ笑顔で伝えてくれた高校生もいました。ハイフェッツの演奏、素晴らしい音の蓄音機、先生のお話、そして観客の皆さんの反応と、すべてが充実した良いコンサートでした。

 

第11回 ロームクラシックスペシャル
蓄音機で聴くヤッシャハイフェッツ~二人の直弟子が語る「ヴァイオリニストの王」」

日時:2017年10月24日(火)18:30-20:30
会場:音楽学部 第6ホール
解 説:澤和樹学長・清水髙師教授
特別ゲスト:ピエール・アモイヤル招聘教授
観客数:130名

 

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