劇団朋友30周年｜時代と共に今を生き抜く人間讃歌の舞台をこれからも

劇団朋友のみなさん、応援してます！

デジタルな世の中が加速するなか、利便性と引き換えに、私達はいま大事なものを失いつつあるように思えて仕方ないのです。目の前にいるからこそ感じる雰囲気、育まれてきた感受性。デジタルの世界や技術では拾えない音、周波数もあります。

しかし劇場にはそれが全部あります。 俳優たちの汗や体温、稽古を積んだ熱量、動くことによって生じる風…劇場には確かにソニックウェーブがさざ波のように起こるのです。

それを感じることができるのは客席のお客様だけ。共有することができるのもお客様だけ。 だからこそ心が動かされるし、心に残る台詞も生まれるのです。

本当に大切なものは、いつでも手に入りにくいもの。人間らしくいるためにも演劇文化の灯りを消さないように切に願います。 この演劇文化を全身で表現してくれている劇団朋友のみなさん、改めて応援してます！

芦田 昌太郎（俳優）