劇団朋友30周年｜時代と共に今を生き抜く人間讃歌の舞台をこれからも

「わがババわがママ奮斗記」という作品は、人を引き寄せ、出会せるものをもっている。25年前の初演では、演出の西川信廣さんとは初めての出会いで、劇団の危機を何度も救っていただきました。その後、劇団に20数作品の演出をされました。感謝です。このお芝居は老親介護の問題です。自身は、初演は老親を世話する息子役でしたが、今回は時を経て老親の役どころです。初演の時、福島の方言を取り入れようと、二十歳頃、自身の訛りを個人指導していただいた女優の大方緋紗子さんにお願いしました。先生とは30年振りの再会でした。あれから、また25年が経ち、この作品を再演する時に、先生はコマーシャルで老婆役でご健在でした。この作品が継続と未来に向けての起爆剤になればと思っている。