
支援総額
目標金額 430,000円
- 支援者
- 107人
- 募集終了日
- 2021年2月1日
GINO-Tからはじまる「健やかな多文化社会化」の話
クラウドファンディングの概要でも触れているのですが、GINO-Tは実習現場のコミュニケーション支援であると同時に、その先にある「健やかな多文化社会」を目指した一歩目でもあります。
Tシャツをつくって、実習現場で着てもらって、コミュニケーションが生まれたね、良かったね、で、終わりではありません。もちろんそれがGINO-Tの目的でありゴールなのですが、その先にもまだまだやることがあると思っています。
それらが実現できるかどうかは分かりませんし、今から書くことはそのときになってアプローチを変える必要もあるかもしれません。しかし、こうして多くの気持ちとお金をいただいた方々には、GINO-Tの次についても話しておく責任が私にはあるなと感じました。思い描く未来の話をさせてください。
■海外経験者インタビューメディア『SalmonS』のこと
昨年4月に私は、『SalmonS(サーモンズ)』というインタビューメディアを立ち上げました。海外経験者を対象に、その経緯や、現在の活動、経験がどのように活きているか、などについて聞くものです。これまで30人以上の方に取材し、今はGINO-Tを優先して10月26日で更新をお休みしています。


もともとこのSalmonSとGINO-Tのアイデアはほぼ同時期に考えていたもので、「海外経験の価値を伝える」と「実習現場のコミュニケーションを支える」というアプローチは違えど、目的はまったく同じ。それが「健やかな多文化社会を支えること」です。
■世界が向かう多文化社会化の「摩擦」を減らしたい
私がベトナムに暮らした2011年から2019年の間で、ホーチミンという街に、日本人ふくめ、外国人生活者が増え、雨後の筍のようにグローバル企業やいろんな国の料理店が増えていく様子を目の当たりにしました。
日系コンビニがひとつもない街に、ファミリーマートやミニストップ、セブンイレブンといったコンビニが誕生。デパートも、イオンに髙島屋がオープン。飲食店も、すき家やココイチ…これらがたった8年の間にやってきたのです。スタバやマクドナルドなど、それは日系チェーンに限らないでしょう。
一方で日本にも帰国するたび、外国人生活者が増えていく様を実感しました。その背景には、ビザの条件緩和、LCCの台頭による移動コストの低下、インターネットによる加速する情報共有、さまざまなものがあると思います。そんなベトナムと日本の変化を眺めていて、国際社会に参加している限り、「日本に限らず、世界で人の往来の加速は必然なんだ」と思うようになりました。
そんなことを意識しはじめる時期に、実習生問題が報道されるようになりました。ベトナムという私自身思い入れの深いところから関心を持ちましたが、今になって思えばそれは、世界の多文化社会化という大きな流れにおける、日本における最初の「摩擦」だったのかもしれないなと(以前からあったとは思いますが、ここ数年の大きな流れという意味では)。
そこで今、目立って形として表れているものが「ベトナム人」「実習生」というだけで、これからも別の形で必ず起こると思っています。私自身は多文化社会化を望んでいる訳でも、望んでない訳でもありません。素晴らしい発見も、厄介な問題もあると思います。ただ、どのみちそうなっていくのなら、少しでも摩擦を減らして、少しでも不幸を生まない社会にしたいと思っています。
■いずれは「Tシャツ」ではなく「人」が間に入ってほしい
ここでようやく「GINO-Tのあとの行動」の話になります。
まず、GINO-Tにできることがあると同時に、GINO-Tにできないこともたくさんあることは間違いないです。たとえば、身に付けることでコミュニケーションが生まれやすくとも、ベトナム語が1000語載った本と情報量は異なります。
しかし、クラウドファンディングという手段をとったお陰で、本当にたくさんの実習現場を支える方々とつながることができました。それぞれできることは違うので、連携してこの問題に取り組んでいけたらなと思っています。言ってみれば手段を問わず、日本人と外国人が働く現場を支えていきたい。
そのひとつとして私が抜根的に必要だと考えているのは、Tシャツではなく、人がいること。その外国に住んでいた日本人や、日本に住んでいる外国人など、言語的であること以上に、文化的バイリンガルが橋渡しになることが、コミュニケーションにおける最大の解決策だと考えています。
それが「海外経験者」であり、『SalmonS(サーモンズ)』というメディアで価値を広めたいという訳です。ちなみに名前の由来は、生まれた川から海に出て再び戻る習性を持つ鮭(サーモン)から取っています。これは海外経験者の多くが直面する問題解決も兼ねますが、さらに長くなるので省きます。
話を戻すと、日本全国が多文化社会になるのなら、日本全国に多文化を肌で知る海外経験者がいればいいではないかと。それが私の思い描く未来です。ただ、兆しこそ見えていますが、それが求められる時代はもうちょっと先だと思っています。このコロナ禍でさらに延びたことでしょう。
と、ずいぶん長くなってしまいましたが、すごーくギュッとまとめると、
GINO-Tを実習現場に広めて、同じ問題に取り組む人々と連携して解決を図り、最終的には実習に限らず多文化社会にまつわる摩擦全体を、Tシャツではなく人(海外経験者)に間に入ってもらうことで根本的解決を図りたい。
というところです。
これはクラウドファンディングが終わっても、GINO-Tがいったんの形になっても、続けるつもりです。最大のモチベーションは共感と応援です。みなさまからのコメントは、本当に励みになります。
クラウドファンディングも、残り10日少しとなりました。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!
ネルソン水嶋
リターン
1,500円

感謝!『GINO-T』サンキューレター
『GINO-T』オリジナルサンキューレターをお贈り(郵送)します。
- 申込数
- 21
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円

網羅!『GINO-T』100通りの実習用語&イラストポスター
『GINO-T』サンキューレターとともに、100通りの実習用語とイラストを印刷したポスターをお贈りします(A2サイズ予定)。実習現場での掲示や学習教材などにお使いください。
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
1,500円

感謝!『GINO-T』サンキューレター
『GINO-T』オリジナルサンキューレターをお贈り(郵送)します。
- 申込数
- 21
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
5,000円

網羅!『GINO-T』100通りの実習用語&イラストポスター
『GINO-T』サンキューレターとともに、100通りの実習用語とイラストを印刷したポスターをお贈りします(A2サイズ予定)。実習現場での掲示や学習教材などにお使いください。
- 申込数
- 11
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月

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