みんなちがって　それでいい

私が今、普段の業務以外に取り組んでいることは主に以下の３つ

①辰己選手のパラリンピック出場をサポートすること

②倶知安ミニバス少年団のコーチ

③Boardman Bikes　熊坂マネージャーとの自転車社会貢献

 

今日は③について紹介します。

 

Boardman Bikes（ボードマンバイクス）はイギリスの自転車メーカー

日本での輸入代理店代表の熊坂和也マネージャーは自転車競技者としてインターハイ出場、国体北海道代表、フランスでの4シーズンのレース経験、2015ツールド北海道市民レース総合優勝、北海道のＦＭ　ＡＩＲ-Ｇの「ＡＩＲ-Ｇ自転車部」にも出演されたという輝かしい功績をお持ちです。

 

そんな熊坂マネージャーと私は

「自転車競技者が最大のパフォーマンスができるように、そのきっかけになりたい」を理念として昨年の11月から２人で活動を始めました。

熊坂マネージャーはスゴイ経験の中で作り上げたフィッティング・セッティングを活かし、多くの選手のフォーム改善を行ってきています。

 

今後、札幌市の「ロードキッズ」というショップで３回に渡りセミナーを行う予定で、４月以降は私もそれに同行して、理学療法の視点から、サイクリストの為の調査を継続していく方向になっています。

 

私の競技者調査の中で、自転車競技者は「足アーチ（土踏まず）」が明らかに高いことが判明しています。また、中には偏平足改善症例がいることもわかっており、今シーズンはそれの解明を行いたいと考えています。

 

さて

 

そんな熊坂マネージャーとディスカッションを行う中で、こんな名言を頂きました。

 

詩人　金子みすずさんの言葉です。

小学校の時に習っているハズです。

 

「私が両手を広げても　お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥は私のように　地べたを速くは走れない

 

私が身体をゆすっても　綺麗な音は出ないけれど

あの鳴る鈴は私のように　たくさんな唄は知らないよ

 

鈴と　小鳥と　それから私

みんなちがって　それでいい」

 

私達はこの社会の中で、他人と比較をし、他人を責め、自分を責め、ないものねだりをしては欲しがる。何かを手に入れても、まだ足りないと不満を述べては、自分の権利のみを主張し、もらうものだけもらう人が多いと感じる。

誰かと一緒のものを持っていなければいけないでしょうか？

本当に大事なものを失っている　そう感じるのはなぜでしょうか。

 

人と違って　それでいい。

みんなちがって　それでいい。

 

私は今の日本は「依存社会」なのではないかと感じています。

もちろん　この国が好きだけれど

周囲には全て他人のせいにして、自分で責任を持たない人が多くいるとも感じています。手厚い社会保障制度の中で、それでも「国が悪い」と不平不満を漏らす人達がいます。

 

大事なのは自分

自分が「自立・自律」をしたうえで

「支え合う」ではなく、「依存」するのでもなく

「頼り合う→相互依存」

 

理学療法士は「自立支援」の一助を担う仕事

 

いつか　日本が「相互依存」の国になってくれたら。

 

私は最近　そう思うのです。