プロジェクト概要

 

もっと知ってほしい!まだまだ知られていないクラシックの作品や作曲家!

生誕150年・スペインの作曲家・グラナドスのオペラを見ていただきたい。

 

はじめまして!久保田郁子です。私の活動するミクロコスモスでは、指揮者・久保田洋とともに、なかなか演奏される機会のない素晴らしいクラシック作品を送り出せるよう、さまざまな活動を展開しています。小宇宙の名のとおり、小さいけれども宇宙の一部として、チャレンジを続けています。

 

今年はスペインの作曲家・グラナドスの生誕150年です。オペラ「ゴイェスカス」を演奏会形式にて、所沢市民文化センターミューズ大ホールで10月28日(土)に公演を行いたいと考えています。

 

しかし、この公演には楽譜借用料やハープ、打楽器などの借用料が必要になり、この一部が足りていません。ぜひ今回の公演をきかっけに多くの方に、このグラナドスの作品を知っていただく機会となればと思います。暖かいご支援、よろしくお願い致します。

 

この公演を通して、生誕150年を迎えるグラナドスを知って頂ければと思います。

 

 

この作品を上演するために訪れたアメリカからの帰り道、彼は戦火に巻き込まれてしまいました。それによって、なかなか作品は光を当てられてきませんでした。

 

グラナドスは、スペインの作曲家で、1911年にピアノ組曲「ゴイェスカス」として発表した作品をモティーフにオペラを作り上げました。第一次世界大戦の勃発で予定されていたパリでの初演を諦めていたグラナドスに、アメリカのメトロポリタン歌劇場から初演の申し出があり、夫人と渡米します。

 

そして、1916年1月、ニューヨークにて初演されたオペラ「ゴイェスカス」は大成功を収めました。成功を胸に帰路についたグラナドス夫妻ですが、乗船した船が英仏海峡を渡航中にドイツ軍の魚雷攻撃を受けることになります。グラナドスはいったん救命ボートに救い上げられたのですが、妻が海上にいるのを見つけ身を投じ、二人は海の中に消えたと言われています。グラナドス48歳のことでした。

 

このような経緯があったからでしょうか、オペラ「ゴイェスカス」はスペインをはじめ、ヨーロッパで演奏されることは稀のようです。しかも、この版権をアメリカの出版社が持っていることもあり、オーケストラ譜借用に関しては安くはないレンタル料が必要となります。

 

このようなことからなかなか光が当てられてこなかったこの作品を、生誕150周年の記念に、日本での公演を行いたいと思い、今回のプロジェクトを立ち上げました。

 

エンリケ・グラナドスは、スペインの近代音楽の作曲家です。

 

公演詳細

 

■公演日:10/28(土)

■会場名:所沢市民文化センターミューズ大ホール

■会場住所:埼玉県所沢市並木1-9-1

■アクセス:西武新宿線「航空公園」駅下車 徒歩10分

■開場・開演時間:開場・13:00 開演・13:30 15:30終演(予定)

■上演作品:グラナドス・「ゴイェスカス」

■出演者:指揮 久保田洋
    ソプラノ:赤池優
    メゾ・ソプラノ:田辺いづみ
    テノール:下村雅人
    バリトン:古澤利人

 

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こちらが、ミューズ大ホール。クラシック公演に最適なコンサートホールです。

 

 

オペラ「ゴイェスカス」(演奏会形式での上演)

 

スペインの宮廷画家ゴヤの絵画の印象をモチーフに創作されたと言われている作品。

 

■登場人物

上流階級の令嬢、ロザーリオ(ソプラノ)

上流階級の士官、フェルナンド(テノール)
下層階級である闘牛士のマホ、パキーロ(バリトン)
下町の娘でパキーロの恋人、ペーパ(メゾ・ソプラノ)

 

そして、忘れてはいけないのが、彼らを鼓舞するマドリードの人々であるマホやマハであり、合唱団が歌います。マホ(majos)とはいい奴といった若い男性をあらわし、それに対してマハ(majas)は若い女性を指します。

 

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ゴヤの作品「エル・ペレレ」。当時のマホやマハの流行の遊びの楽しさがオペラにも描かれています。

 

◇◆◇ストーリー◇◆◇

<第1幕>

舞台はマドリッドの下町の広場にて、お天気のよいある日、マホとマハたちが集っています。その中には口説き上手な闘牛士パキーロがいて、やがて恋人のペーパも登場し、ふたりは愛の言葉を歌います。

 

しかし、そこに登場したのは令嬢であるロザーリオを乗せた立派な馬車でした。恋人のフェルナンドを探すロザーリオを見て、パキーロは彼女にときめき、近づくと「一緒に踊りにいきましょう」と誘います。遠くから恋人を見つけて現れたフェルナンドはそれを聞いて嫉妬し、ペーパも恋人であるパキーロが、ロザーリオを踊りに誘ったので、気を悪くします。そんなことはお構いなしにマホやマハはマドリッドの広場で楽しく愛を賛美し歌います。そして恋人たちはそれぞれに踊りに出かけます。

 

<第2幕>

場面は場末のダンスホール。松明が照らしています。マホとマハ達が集まり、踊っていると、それぞれの恋人達が登場します。ペーパは令嬢のロザーリオがこんなダンスホールに来たことをあてこすり、ロザーリオは怖がって早く帰りたいとフェルナンドに訴えます。パキーロは「ロザーリオをここに誘ったけれども、お前を誘った覚えはない」とフェルナンドを怒らせます。彼らのただならぬ雰囲気を感じてマホとマハ達はどうなることかと見守ります。

 

フェルナンドの怒りは収まらず、決着をつけようと言い放ち、今夜10時にロザーリオの家の裏の森で会おうということにするのです。それを聞いてロザーリオは気を失い、ペーパはいい気味よとほくそ笑みます。


<第3幕>

意識を取り戻し、自宅に戻ったロザーリオは月夜の中庭でナイチンゲールの鳴き声を聴きながらベンチに腰掛けています。そこにやってきたフェルナンドは、嫉妬してロザーリオの愛を疑いますが、ロザーリオは絶対に心を動かしたことはないと告げ、二人は愛を確かめ合うのです。そこに10時の鐘が響きました。

 

決闘に出て行こうとするフェルナンドをロザーリオは必死で止めますが、彼は彼女を振り払って出て行きます。ロザーリオは彼を追いかけ、中庭は月の光が照らす静けさに包まれます。剣を抜く音が響くと2人の悲鳴が響きました。現れたのは傷を負ったフェルナンドと彼を抱えたロザーリオでした。

 

言葉を発してと瀕死のフェルナンドに訴えるロザーリオですが、彼は別れを告げ、息絶えます。ロザーリオは死にゆく恋人を前に嘆き悲しみ、幕となります。

 

 

エリック・サティ【ジュヌヴィエーヴ・ド・ブラバン】上演の様子。(2016年)

 

 

まだまだ知られていないクラシックの作曲家や作品を知っていただく、今回の公演がそんなきっかけに。

 

「ゴイェスカス」の初演成功後、自国の土を踏むことなく亡くなってしまったグラナドス夫妻の思いに応える、そのような気持ちで、オペラ「ゴイェスカス」を上演し、皆さんにお伝えできればと思います。

 

そして、作曲家グラナドスのファンの方にも、馴染みのない方にも、この機会にグラナドスの世界を覗いてみていただきたいのです。演奏を聴きにきてくださった方々、演奏に参加する方々、皆様でグラナドスの音楽の世界を共有するひとときになればと思います。

 

クラシック音楽は苦手という方も気軽に楽しんでいただき、まだまだ知られていないクラシックの作品を聴いていただけるきっかけとなれば嬉しいです。

 

クラシックのまだ知らない世界をぜひ知って頂くきっかけに。

 


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