Hair Max開発モデリング/生産工場を探していた時の実話です。これはモノを生産する人間にとても大切な事です。

 

 

クラウドファンディングの打ち合わせで1000個のリターンを決めたので、

 

 

まずメールでモデリング会社300社をリストアップ。

 

企画書PDF、設計図、などメールをします。

 

工場が決まらなければクラウドファンディングはスタートできない。

 

返信があった会社は40社。

 

会いに行きましょー!!!

 

全国津々浦々、行動あるのみです。

 

考えてはいけません、動くんです。

 

 

お金かかります。

 

経費を節約しながら数多くの工場を回ります。

 

 

悲劇のヒロイン的な感じで「門前払いでしたよー、でもこうなった!」

 

みたいなblogウケ?

 

インスタうけ?

 

そーなんだ、頑張って!みたいな。

 

同情から皆さんの興味を引くストーリーを書きたいですが、

 

それって何かをダシに自分をよく見せる演出でしょ?

 

そーゆーの宮内は一番嫌いです。

 

工場の方たちは誠実ですよ。

 

工場の方たち、技術者、PRODUCTデザイナーと実際にあってない人はそう脚本書けてSNSで拡散「いいね!」を得て得するでしょうね。

 

僕はできない。

 

正直、門前払いも2時間説教もありましたよ。

 

「こんなもん出来るわけないだろっ!」って。

 

でもその言葉にモノづくりの愛情と責任があるですよ。

 

僕は門前払いを受けてもなんとか粘って会議室まで入り込みます。

 

 

門前払い、からの~です!

 

「うちじゃちょっとキツイなか、、、いいアイデアとは思うけど、、、うちは金型専門だし、樹脂生成の精密機械がないしね。出来ないことはいけど、成果物(Hair Max試作品)にPL(製造物責任法)や生産ライン全般責任とれないしね」

 

これで「そうですかぁ」と引き下がっては何も得ない。

 

どこ行っても同じ。

 

深い話をします。するっていうより、

 

聞きます。

 

教えてもらいます。

 

二時間は。

 

そうすると自分の悪いところがわかってきます。

 
「あのね、おたくSUGARはメーカーでしょ、受注するうちらは完品の図面があってそれに従って試作品をつくるんだわ。わかるかい?開発ってメーカーがやる事ですよ。おたく間違ったはなし持ってきてる」
 
この段階では「下町ロケット」みたいな美談はないわけで現実です。
 
「すいません、浅はかの馬鹿者でした。おっしゃる通りです」
 
でも試作/開発をメーカーがすべてやっているわけではないのは日本工業界の事実です。
 
ぜったい先がある、もっと話を聞いてみます。
 
モノつくりの情熱だったり、リスクだったり、
 
時には工場の経営に関わる話まで聞けます。
 
みんな綱渡り、工場という大きな船とその船員の為に、
 
嵐という時代の中、あやうい船を高速で走らせているんです。
 
傷だらけでモノづくりの理想というはるか遠い島に向かって。
 
ワンピースみたいです。
 
ほんとに陰に隠れたことに真の努力と苦労があるんです。
 
人間くさくて、汗と熱が感じられて、、、
 
僕はウイッグを出して、見てくださいとHair Maxのヘアスタイリングデモを会議室でやります。
 
その場で。
 
場違いですよ。
 
緊張しますよー!半端ない!
 
手の震えを抑えて、汗かこうが鼻水でようが関係ない!
 
そうするとアウェーだった空気は一変します。
 
同じ職人だったんです。
 
「おぉーーーー!」
 
そしてHairMaxの必要性と発案/開発に至る自分の思いをここで初めて話します。
 
泣いてくれる人もいました。
 
門前払いからほんとうの話が2時間後に出来るんです。
 
「宮内くん可愛いおねぇちゃんの髪さわって金もらってんだ?」
 
「アハハ、こっちも色々あるんですよ、部長」
 
へアイメイクと業界の厳しさを話します。
 
「へー、じゃ、キャバクラのおねぇちゃんに金払って夢いだいてる方がいいってことだな(笑)何者なのかやっとわかったよー」
 
そして、、、
 
「うちじゃ宮内君の案件、もう会社稟議おりないけどさぁ、私の友人にフリーでPRODUCT設計やってる有名な人がいるから聞いてみるか?」
 
とまさか部長、その場で携帯とりだしてリアル電話もしてくれます。
 
ゲラ携に可愛いピンクの熊のストラップ、、、
 
「お子さんお嬢さんですか?」
 
「あ、うん、そーそー、あー、アレだ、なんだか髪セットするってヘアピンだかなんだか部屋散らかしてさぁ、いつも怒ってんさ」
 
「じゃHair Max 出来たら一番で送りますね」
 
「なんだよぉ、おまえ、、、」
 
それから是非、工場を見て行ってよ!とも言ってもらえます。
 
固い握手で!
 
工場はどこも最先端、それぞれ金型、樹脂成型、3D臓器形成、世界でも数台しかない数十億の機械が目白押しです。
 
どこもラボを設立しているのに驚きました。
 
発展途上国の生産を受注していたり、
 
カンボジアなど現地の技術者がその工場に出向していて、
 
異国の人がJAPAN技術の習得でまさに働いていました。
 
「社会貢献なんだわ。試作会社も試作だけじゃさ、どっかの煙突アルミでそんなに作ってもさ、ほんとは宮内君の案件みたいの作るのが試作会社なんだけどね。ごめんね、受けられなくてさ。情けないよ。今日は焼酎一瓶あけるよ」
 
そのお言葉だけで今の宮内は十分です。
 
「じゃ、部長の会社条件にあうまで大きくなって、シャケのようにここに帰ってきますね!」
 
ハグしますよ。
 
部長の作業服から汗と油のタバコの匂い、人間臭くていい。
 
ネットじゃ伝わらない現実と尊い価値。
 
飛行機代なんて安いもんです。
 
そうして数十社の工場でお話を聞いてくださって、真剣にかかわってくれた方たちの為にも、Hair Maxはよに出さなくてはいけないんです。
 

締め切りまであと44日、みなさまのご支援と応援よろしくお願いいたします。

 

【SUGAR Hair Max Project】
ホームURL:  http://sugar-makeup.com/portfolios/sugar-hair-max/

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